SSHではGUIが使えない
GUIのリモート接続を実現するには、VNCやRDPを使う
※リモート接続でなく、ローカルでのCUI⇔GUIは、「runlevel変更.md」を参照のこと
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VNCとRDPは、少し違う。
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リモートデスクトップでは操作するパソコンの画面を横取りするイメージ
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VNCは操作するパソコンの画面をのぞきこむイメージ
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詳しくいうと、RDPは画面の書き換え要求メッセージを送信している
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VNCは、画面イメージを切り取って転送している
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つまり、RDPは画面表示に使う情報を送っているが、VNCは画面を送っている
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VNCが使うプロトコル
- 上記のように、VNCは画面をそのまま送っているが、やり取りに使うのがRFBプロトコル(Remote Freme Buffer)
- 画面データそのものをやり取りするので、サーバ側では常にスクリーンをキャプチャし続けてクライアントに送信
- 画面を複数の領域に分割し、書き換えが必要な部分だけやり取りしたり、データを圧縮したりしてこの膨大になりそうなデータのやり取りを実現している
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RDP
- これに対し、RDPは画面描写に必要なデータをやり取りして、クライアント側で描写するイメージ
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メリットデメリット
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VNC
- 基本的に便利
- VNCは画面を閉じても処理は継続されるので、時間がかかる処理ができる
- しかし上記のように画像データをやり取りしているので、重い
- なので、LAN内では使えるかもしれないが、離れてたり通信帯域が狭いとおっそい
- インストールしなければ使えない
- VNCは画面データをやりとりしている関係で、基本的にユーザは1人(同時多数接続に不向き)
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RDP
- インストール必要ないことが多い(Windonwsでプリインストールされていることが多い)
- 画面データに必要なデータをやり取りしているので、同時多数接続に向いている
- RDPでは使えないアプリ・ソフトがある
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