#9/14のFrontrend in Osaka に参加してきました。
第15回のリクリセミナーはサイバーエージェントさんの「Frontrend」の大阪版という事で参加して参りました。
##本記事で書く事
各セッションの細かなレビューは他の方がきっと素晴らしい文章でまとめてくれると思います。
本記事では、少し時間を空けた今、私の感じる感想をありのままを書き留めたいと思います。
##共通のキーワード 今回、発表された皆様が共通して冒頭に話された内容は、現状のWeb業界の現況とその課題についてでした。 その中で共通して出されたキーワードは
- デバイスの多様化
- Webの使われ方の進化
- フロントエンドの重要性の拡大
多少の過不足はあるかもしれませんし、表現は違えど概ねはこんなところだったと思います。
このテーマ(というかキーワード)は昨年頃から言われているものですし
特に目新しい事はありません。(少なくとも私にとっては)
今回の発表はこれらの現状を踏まえた上で、その課題について様々なアプローチで
解決へと繋げるヒントのご紹介だったのだと認識しております。
##各セッションについてと個人的な感想など
###Session01:「Webサイトのゴールを満たすためのチームとフロント」 川畑雄補さん
最初の川畑雄補さんのセッションでは、フロントエンドエンジニアがビジネスのレイヤーから
プロジェクトに関わっていく事の必要性と有用性を具体例でご紹介を頂けました。
フロントエンドエンジニアは最終工程の作業者という認識が根深く残っている事もあり
現状の新しいアプローチの中で(R○DとかR○DとかR○DとかR○DとかR○Dとか・・・・)
でもわりとそれが続いている悲しい現実があります。(もちろん理解を得て上手く良くケースもありますが)
極端に酷い例ですと何も言わなければデザインがFixするまで
アサインもされない事もなきにしもあらずでしょう。(あくまで極端に酷い場合ですが・・・)
なかなか上流の情報が共有されない状況に焦り
「情報が無いと製作時の作業ロスが・・・」
と訴えるだけでは、なかなか理解を得るのが難しいのが現状かと思います。
これ、別に上流の方が単に意地悪なだけとかって事じゃなくコミュニケーションの不足や
相互理解の問題も往々にしてあるのだと思います。
ビジネスにおける影響を理解し説明が出来ればこうした問題も無くなりますし
より良い製作物が生まれるようになると思います。
###Session02:「デザインニング・イン・ブラウザ ver.1.0 RC -変わり続ける環境に合わせたデザインワークフロー構築術-」 斉藤祐也さん 二番の斉藤さんの発表はアプローチとしてはデザイナがコードを書くべきか否かと言うお話しでしたが、デザイン作成ツールを使わないインブラウザ・デザインがベストっていう事では決して無くその時々でやり方を変える柔軟性とそれを判断する視野がこれからは必要になるのだと自己解釈しました。
またデザイナだとかフロントエンドエンジニアだとか立ち位置だけでもの事を区切る事の危険性も再認識出来ました。
同時に製作サイドの担当者(デザイナやフロントエンドエンジニアだとか)だけではなく ディレクタ(上流工程)なりプログラマ(サーバーサイド)なりを含めて、業種の区切りでもの事を見てしまう事の危機感 についても同様に再認識させて頂きました。
###Session03:「Thinking about CSS Architecture」 谷拓樹さん 三番手の谷拓樹さんの発表では、 CSSの設計というテーマでのお話でした。 フロントエンドが注目される中で我々(フロントエンドエンジニアやマークアップエンジニア)は誰の為のコード(HTML,CSS,JavaScript)を書くべきかを考えるべきだと改めて感じました。
CSS関連で言えばスタイルガイドやCSSプリプロセッサーのご紹介がありましたが ただ導入すれば良いと言う分けではなく、どう利用してどう運用するかを 踏まえた利用がなければ無意味になります。
HTMLに関しても同じで、コーディングにはこだわりを持つべきですが、
ユーザーや運用や更新を行う人への配慮も忘れてはいけません。
設計の重要性は常々色々なところで議論の対象になっていますが
噛み砕いてしまえばこれは「歩み寄り」や「思いやり」では無いかと感じています。
- 関わる人が多いプロジェクトでは作業者間の意思疎通のために
- 運用時に作業を行う人の知識や経験値を配慮のため
設計は上記のような事を配慮するために行うものであり、それスムーズに行う為に
プリプロセッサやスタイルガイドを使うべきだと改め感じました。
###Session04:「ハイパフォーマンスWebフロントエンド 2013秋」 佐藤歩さん
最後の佐藤歩さんはのハイパフォーマンスのお話も、これまでのフロント側の業務範囲以上の内容が
多く盛り込まれていましたが、ブラウザを理解すると言うの事がフロントエンジニアには求められると
言う解説には非常に賛同出来ました。
デバイスの多様化やWebリソースの活用の進化を感上げればパフォーマンスは
これまで以上に無視できない問題です。
フロントエンドで解決出来る問題はフロントで対処すべきであり、そのためには
サーバーに関連する知識も合わせて理解を深める必要があると再認識させて頂きました。
##まとめ
今回のフロントレンドでは冒頭に上げました現状のWeb業界の現状と課題へのの解決策のヒントを学べたように思います。
後はこれをただフムフム頷くだけでは無く、少しづつでも実務に生かしていこうと思います。
荒削りな内容ではございますがこれにてレビューを閉じさせていただきます。