- Raspberry Pi ImagerによるRaspberry Pi OSの標準インストールにて、
pi
ユーザーでGUIに自動ログインになる状態を想定。 - Raspberry Pi OS(32bit/64bit) 2023-10-10 Released のGUIはLXDEなので、GUI起動後のアプリ起動はLXDEの作法となる点。
- LXDEの標準ディスプレイマネージャーLXDMのRaspberry Pi OSでの個人設定ファイルは、
~/.config/lxsession/LXDE-pi/autostart
xset s off
でスクリーンセーバーOFFxset s noblank
で黒画面OFFxset -dpms
でDPMSによるディスプレイ側の消灯機能を動かなくする
- GUI上での再生はVLCを使う。VLCはRaspberry Pi OSの標準インストールに含まれる。RaspberryPi Zeroだとパワー不足、Raspberry Pi Zero 2 Wだと再生可能(但しティアリングが発生する)。
VLC
のCLIバージョンのcvlc
を使う。- コンソールから
cvlc
でGUIに表示させる場合、オプションに--vout=mmal_xsplitter
を使う。ネット情報で--vout=drm_vout
と書かれているものもあったが、うまく動かなかった。 --loop
でループ再生。--fullscreen
で再生画面に合わせて全画面再生。--no-video-title-show
で再生開始のタイトルテロップを非表示。
- コンソールから
mkdir -p ~/.config/lxsession/LXDE-pi
cp /etc/xdg/lxsession/LXDE-pi/autostart ~/.config/lxsession/LXDE-pi/
echo "@xset s off
@xset s noblank
@cvlc --vout=mmal_xsplitter --loop --fullscreen --no-video-title-show Videos/sample.mp4" \
>> ~/.config/lxsession/LXDE-pi/autostart
この後、
sudo reboot
で再起動すると、次回起動時に自動的にpi
ユーザーのGUIが起動する際に、
- 画面消灯の防止
- VLCによる動画再生
- が動く。