検証環境: macOS Monterey 12.5.1
$ wget https://github.com/devkitPro/pacman/releases/download/v1.0.2/devkitpro-pacman-installer.pkg
$ sudo installer -pkg devkitpro-pacman-installer.pkg -target /
$ sudo /opt/devkitpro/pacman/bin/pacman -Syu
以降、開発ツールはpacmanコマンドを使用することになる。
注意: /opt/devkitpro/pacman/bin をPATHに絶対通さないこと。コマンド名が長いと感じるときはaliasで設定する。
選択して下さい (デフォルト=all):
のところは何も入力しないでEnterを押す
$ sudo /opt/devkitpro/pacman/bin/pacman -S 3ds-dev
選択して下さい (デフォルト=all):
:: インストールを行いますか? [Y/n] Y
$
一部のソフトでは、外部ライブラリを使用している場合がある。その時はpacman -Ss パッケージ名
で探して pacman -S 完全なパッケージ名
でインストールできる。
なお、しばらく更新されていないソフトだと、リネーム前のパッケージ名をインストールするように書かれている場合がある。
リネーム前 | リネーム後 |
---|---|
3ds-libmpg123 | 3ds-mpg123 |
3ds-libopusfile | 3ds-opusfile |
ciaまで自動生成するように構成されているものは、makerom
とctrtool
がないとエラーで止まってしまうことがある。インストールすることで解決する。
どちらとも https://github.com/3DSGuy/Project_CTR/releases からApple Siliconに対応したバイナリをダウンロードできる。Z
ダウンロード後、バイナリを /usr/local/bin
に移動する。
その後 chmod +x /usr/local/bin/makerom /usr/local/bin/ctrtool
で権限を与え、一度実行する。このバイナリは署名されていないのでmacOSがブロックしてくるため、設定Appの「セキュリティーとプライバシー」からブロックを解除する。
これは buildtools がarm64に対応していないことが原因だが、スクリプトを改造することでarm64でもビルドできるようになる。
ソースディレクトリにあるbuildtools
の中にあるmake_base
を開き、165行目からのCPUアーキテクチャの検出部分を改造する。
HOST_ARCH := i686
の下の行に
else ifeq ($(UNAME_M),$(filter $(UNAME_M),arm64))
HOST_ARCH := arm64
を加える。