Racketの文法まとめ

Racket.md

• Racket のファイルは #lang racket から始める。
• 真偽値
  • #t, #f
• 関数定義
  • (define x expression)
    • e: Expression

    ; lambda を使った関数定義
    (define a (lambda (x) (+ 1 x))
    ; 引数と一緒に関数定義
    (define (f x y) (+ x y))

  • ローカル関数定義

    (define (f x)
        (define a? (lambda (x) (= x 1))
        (define b? (lambda (x) (= x 2))
        (if (a? x) #f (b? x)))

• 条件分岐
  • if

    (if (condition)
        e1
        e2)

  • cond

    (cond [(condition1) (expression1)]
          [(condition2) (expression2)]
          [#t           (expression3)])
    

• local bindings
  • let

    (let ([x1 expression1]
          [x2 expression2]
          ...
          [xn expressionn])
    expression)

    • x1, ..., xn を expression1, ..., expressionn にバインドして expression を評価する。

      (define (f a b)
          (let ([x (+ a b)]
                [y (- a b)])
           (+ x y))

  • let*
    • 前にバインドの記述をしたものを、後ろで使える。

    (let ([x 1]
          [y (+ 1 x)]) ; 一つ前の定義を使っている。
     expression)

  • letrec
    • 後にバインドの記述をしたものや、記述中のものを後ろで使える。

    (letrec ([x (+ 1 x)] ; x自身を使っている
             [y (lambda () (- 1 z))] ; 後の定義zを使っている
             [z 6])
     expression)
    

    • 式は上から評価されるので、次の定義はzを未定義の状態で使用することになりエラーが出る。

    (letrec ([x (+ 1 x)] ; x自身を使っている
             [y (- 1 z)] ; 後の定義zを使っている
             [z 6])
     expression)
    

• 代入
  • set! を使うと代入できる。

    (define x 3)
    (set! x 5)   ; xが5に変わる。

    • 値が変わることを防ぐには、 let を使って変更前の値をコピーする。

      (define (f x)
          (let ([a a]
                [b b])
           expression))

• list
  • cons, null, car, cdr, null?
  • mutable
    • mcons, mcar, mcdr, mpair?, set-mcar!, set-mcdr!