この動画では、DX(デジタルトランスフォーメーション)の実践におけるよくある誤った事例、いわゆる「DXごっこ」について解説しています。
- DXごっことは?
- DXの共通定義の重要性
- 民間企業におけるDXの定義
- フレームワークを使ったDXの理解(5W1H)
- デジタルトランスフォーメーションにおける「デジタル」とは
- DXごっこの問題点と解決策
- 参考文献
- 図表一覧
- 単なるIT化やデジタル化をDXと捉え、表面的にDXを行っているように見せかけること [00:32](https://www.google.com/url?sa=E&source=gmail&q=https://youtu.be/8ornjqZ8HUE%26t=32).
- 原因:
- デジタル化、IT化とDXの違いが正しく認識されていない [00:46](https://www.google.com/url?sa=E&source=gmail&q=https://youtu.be/8ornjqZ8HUE%26t=46).
- ITベンダーが自社のソリューションをDX対応とブランディングすること [00:55](https://www.google.com/url?sa=E&source=gmail&q=https://youtu.be/8ornjqZ8HUE%26t=55).
- 事例:
- 部長がクラウド活用やAI活用を「我が社もDXを進めている」と報告する [00:05](https://www.google.com/url?sa=E&source=gmail&q=https://youtu.be/8ornjqZ8HUE%26t=5).
- 社長がDX事例として外部のイベントに登壇する [01:16](https://www.google.com/url?sa=E&source=gmail&q=https://youtu.be/8ornjqZ8HUE%26t=16).
- 組織内でDXの共通定義を持つことが重要 01:25.
- 世界で最初にDXを定義したのは、スウェーデのウメオ大学のエリック・ストルターマン教授(2004年)01:37.
- 定義: ITの浸透が人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させること 01:46.
株式会社デジタルトランスフォーメーション研究所による定義 02:18:
- デジタルテクノロジーの進展で劇的に変化する産業構造と新しい競争原理を予測する 02:37.
- 自社のコアコンピタンスを活用し、他社より早く到達可能なポジションと戦略を策定する(先着優位性)02:52.
- 戦略を実現するための新しい価値・サービスの創造、事業・組織の変革、意識・制度の改革を経営視点で遂行する 03:31.
- Why(なぜ): 第四次産業革命が進行中だから 04:32.
- Who(誰が): 企業、組織、社会、国、行政、個人など、この世に存在する全てのもの 05:27.
- Where(どこで): 自らの存在意義を見出せる場所 06:08.
- What(何を): 新しい環境に適合するための変革(戦略、マネジメント、ガバナンス、組織文化、スキルなど)07:26.
- How(どのように): 伝統、常識、前例にとらわれず 07:53.
- 第四次産業革命はデジタルテクノロジーの進展を契機としている 09:02.
- データやデジタル技術をうまく活用することが変革の成功に不可欠 09:14.
- デジタル化は目的ではなく、新しい価値や戦略を実現するための手段 09:49.
- 問題点
- 単なるIT化やデジタル化をDXと誤認している企業が多い。
- ITベンダーが自社のソリューションをDX対応とブランディングすることで、この誤解が助長されている。
- 結果として、実際にはDXではない事例がDXとして語られる事態が発生している。
- 解決策
- DXの共通定義を理解し、組織内で浸透させる。
- DX人材を育成し、組織内にDX推進体制を構築する。
- DXプロジェクトを成功させるためのPDCAサイクルを回す。
- DXの導入によって、企業価値向上を目指す。
- Eric Stolterman, Umeå University
1,2,4,6,7,12,14