式と文

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式と文

プログラミング言語には式と文があります。

Pythonの式と文

式

式はevalしたときになんらかの値を返す構文のことです。このなんらかの値はNone含みます。

式の例

• int(1) は1を返すので式です。
• 1 は1を返すので式です。
• "expression" は"expression"を返すので式です。
• (ii + 1 for ii in range(10)) はジェネレータオブジェクトを返すので式です。

式じゃない例

• a = 1は何も返さないので式ではなりません。

  >>> eval('a = 1')
  Traceback (most recent call last):
    File "<stdin>", line 1, in <module>
    File "<string>", line 1
      a = 1
        ^
  SyntaxError: invalid syntax
  

• for ii in range(10): pass は何も返さないので式ではありません。

print は？

Python2とPython3ではprintの扱いが違います。 Python2ではprintは文です。そのためevalできません。

>>> eval('print 1')
Traceback (most recent call last):
  File "<stdin>", line 1, in <module>
  File "<string>", line 1
    print 1
        ^
SyntaxError: invalid syntax
>>> quit()

Python3ではprintは式になりました。そのためevalできます。

>>> eval('print(1)')
1