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@Umichang
Created November 11, 2022 05:23
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バーチャル避難訓練@Twitter

バーチャル避難訓練@Twitter

by うみちゃん(@Umic_Y_ANG / @[email protected] / @[email protected]

皆さん、今日もツイートしてますか?

金持ちツイ廃おじさんことイーロン・マスク氏による米Twitter社買収により激動の続くTwitterですが、ここに来て「資金ショートするかもしれん」との話も出てきました。もちろんこれは悲観的な予測ですが、そうでなくともあのクソツイ廃の機嫌ひとつで、Twitterの機能の一部が麻痺する現象はすでに起こっています。

一般ユーザーは「しょせんはSNSがひとつつぶれるだけだし、別の移住先探せばいいんじゃないの?」で済むかもしれませんが、さまざまな形でビジネスとして利用してる皆さんは、予告なくなくなってしまうとめちゃくちゃ困る——下手すると会社の存亡に関わる——かもしれません。この記事では、そうした事態を想定するとともに、必要な対応策を考えていきたいと思います。要するにTwitter滅亡時のBCP(事業継続計画)です。

情報発信

あなたがもしTwitterで広報を行っているような場合、Twitterが滅びると当然広報手段がひとつ消滅することになります。

これは会社の公式アカウントだけに限りません。イラストレーターや小説家などのクリエイターや、求職中のエンジニア、インディー活動をしている人たちにも等しく降りかかる事態です。

特にゲームアプリなどで省力化のため、ゲーム内以外ではTwitterのみで各種お知らせを行っているようなケースでは致命的となる可能性があります。

ユーザー層によってはInstagramやFacebookなどに広報場所を移すだけで済みますが、当然ユーザー層は異なりますので、十全な代替とならないでしょう。また、情報発信にMastodonを利用するのは得策ではありません(ここではMastodonなどの連合型ソーシャルメディアの特性は省略しますので自分で調べてください)。

不特定多数への広報についてはまず検索型広告を検討すべきでしょう。また、ニュースリリースによる投げ込みも検討すべきです。なお、例えばPR TIMESへニュースリリースを投げ込む場合は法人格が必要ですので、個人事業主の場合はその点も確認すべき事項です。

クリエイターは発表の場を自身のコンテンツが受け入れられそうな場へ重心を移すべきです。一般イラストであればpixiv、成人指定であればニジエなど、小説であればなろうやカクヨム、音楽であればYouTubeやSoundCloudでしょうか。とはいえ爆発的な拡散力はなくなりますので、ポストTwitterとなりうる場所を調べ続ける作業は必要となるでしょう。

求職中のエンジニアの方は、LinkedInやWantedlyなどを活用するしかありません……が、みなさん体感されている通り、あんま役に立たねーですよねアレ。そもそもTwitterで求職されてるような方はFacebookの民とは相容れないはずで、であればそもそも無理難題ではあります。とはいえ、頑張るしかないと思います。リアルの口コミにも頼りましょう。

情報収集

Twitterを通常の情報収集手段として仕事に活用されている方も要注意です。上記のような人たちからの情報供給が一気に途絶えます。

まず、オフィシャルなプレスリリースが一通り見えなくなりますので、各種ニュースサイトのRSSやPR TIMESのトピック別で購読するなどして、ニュースソースを確保することを心がけましょう。

特定の層のクリエイターを追っている場合は、当該クリエイターが活動しそうなジャンルのSNS(pixivなど)を重点的に情報収集場所とするべきです。もちろんタイムライン的に見づらいのは仕方がないところですが、検索クエリを工夫するなどして乗り切るしかないでしょう。

人材採用に関して言うと、口コミしかないでしょう。あなたがLinkedInやWantedlyを使わずTwitterを使っているのであれば、あなたが求める人材はそうした場所にはいないからです。

認証

ここからは結構致命的な話です。Twitter APIのOAuth認可でWebアプリやネイティブアプリの認証を代替しているアプリケーションを持っていませんか? それしか手段がない場合、ユーザーはいきなりあなたのサービスを利用できなくなります。早急に別のログイン手段を準備する必要があります。IDとパスワードが最も確実ですが、Signin with AppleやGoogleでサインインなどへ移行を促すのも良いでしょう(ネイティブアプリであれば確実にアカウントを持っているため)。LINEやFacebookでの認可へ移行する手もありますが、2回目の災害を受ける可能性がありますので個人的にはお勧めしません。

そもそもTwitter APIに依存した仕組みを使っているようなWebアプリを運用されている皆さん(ぷらいべったーやTogetterなど)は……お疲れ様でした。次のお仕事を探しましょう。

連絡手段

Twitterでしか繋がっていない相手とビジネスをしていて、DMを連絡手段としている方。現状は非常に危険です! 速やかにメールアドレスの交換を行いましょう。また、必要に応じてFacebook、LINE、iMessageなど連絡手段を移すことをお勧めします。

また、グループDMで連絡を取り合っている人がいる場合は、DiscordやSlackなどへいますぐ移行することをお勧めします。趣味系であればDiscord、ビジネスであればSlackでしょうか。

最後に

Twitterを使うと言っても、どのように使っているかは人それぞれです。そのため、ここに想定されていない致命的な事態が考えられるかもしれません。あなたのビジネスや趣味を存続させるためにも、自分自身の使い方を考えながらバーチャル避難訓練をしてみましょう。

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