#どうすれば小さなチームでも大きな成果を出せるのか 少人数のチーム、低コストで開発を続けていくためのプロセスを学ぶ
株式会社ソニックガーデン 代表取締役 倉貫 義人
対象:チームでソフトウェア開発をしているエンジニアやディレクター
###大企業との違い
- 無駄があるかないか
- 小さなチームなら無駄をなくせる
- 機敏
- 大企業とおなじルールで戦わない
###小さなチームのとる戦略 ####落とし穴
- いつまでも完成しない
- 完成しても使わない
- 直したくても改修まで手が回らない
作り方がマズイのが原因
####3つの要素
- スコープ:何を作るか
- 期限:いつまでに
- リソース(コスト):人
####小さなチームでは
- 期限は自然に決まる
- リソースは限られてしまう
####どうするか コストを固定してスコープを調整する
###ソフトウェアの価値
- 完成時点では価値はゼロ
- 売上を上げてから価値が生まれる
- 良い物をつくれば人が集まる。とは限らない
- ユーザーのフィードバック
###品質
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顧客によって品質が決まる。
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「誰が顧客なのかがわからなければ、何が品質なのかもわからない」(リーンスタートアップより)
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品質はマーケットに出てからわかる。
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Point of Useにする。
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常に使っている時点が最高品質。
####品質の指標
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継続性
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使い続けられること。
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保守性
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直しやすいこと。ソフトウェアはずっと動き続けるので。
##無駄のないチームを作るために ###単位を小さくする
- チームメンバーの役割をシンプルに。
- 多すぎると伝言ゲームが発生してしまう
###小さなチームのプロセス
- ユーザーストーリー:PIVOTAL TRACKER
- コミュニケーション:youRoom
- 会議:skype
- コード共有・レビュー:github
- 継続デプロイ:heroku
- リリース:AWS
1週間周期での継続リリース
###優先順位
- 優先順位の高いもの → もっとも売りたいもの
###パラダイムシフト
- バグを出さないようにする → 出てもすぐに直せるようにする
- サーバーは落ちないようにする → 落ちてもすぐに復旧できるようにする
- データの変更がないように設計する → データ変更しても対応できるようにする
- ビジネスのプランを重視する → ユーザーのフィードバックで製品を変える
柔軟・DRYにしておく
###なるべく作らない
- 何を作らないかを決める
- LP用意するだけでビジネスの検証ができるなら、わざわざ作る必要はない
##これから考えるべきこと
- 自己組織化
- ビジネスモデル
- カルチャー
- コードレビュー等の浸透
- 振り返り