このページは AdWords Scriptについてあなたが気をつけるべき様々な制限の概要について説明します。これらの制限は報告なしに変更することがありますので、スクリプトを柔軟に作成し、エラーハンドリングを行ってください。
広告主アカウントのための AdWords スクリプトの実行時間は 最長30分 です。それ以上時間がかかるとキャンセルされます。 スクリプトがキャンセルされるまでに行われたすべての変更は適用されます。
MCC スクリプトは通常 最長30分 でそれ以降はキャンセルされます。しかし、MCCスクリプトで executeInParallel メソッドを使って各アカウントの処理を並列処理していて、かつコールバックメソッドが定義されている場合、最長60分 までキャンセルされません。下図はその説明で、processAccount
が並列処理であり、allFinished
が executeInParallel で呼ばれるコールバックメソッドになります。
img
スクリプトがキャンセルされるまでに行われたすべての変更は適用されます。
- NOTE: レポートはエンティティの制限の対象にはなりません。
- 一つの iterator につき50,000件を超えるエンティティ(keywords, ads, ad groups, campaigns)を持つことはできません。
50,000件を超える場合、
iterator.hasNext()
はfalse
を返し、warning がロギングされます。 selector.withIds()
においては、一つの selector につき10,000IDが上限です。もし10,000かそれ以上のIDが存在する場合、selector.get()
がランタイムエラーを投げます。同様に、Id IN [LIST]
の条件が IDs > 10,000 のときもランタイムエラーになります。- 一つの script につき、すべての種類のエンティティの処理上限は250,000です。上限を超えると
iterator.hasNext()
がfalse
を返却し、warning がロギングされます。 - 一つの script につき、キーワードおよび広告の作成上限は250,000です。それ以上連続してエンティティを作成しようとすると失敗し、warning がロギングされます。
- ロギングは100kbに切り詰められます。warning は何かしら発生した時に記録されます。
- MCC スクリプトから処理されるどのアカウントも、上述の制限に従います。
executeInParallel
メソッドを使う場合、スクリプトは 50 アカウントまで処理できます。executeInParallel
から呼ばれるprocessAccount
メソッドは 10MB までのデータを返せます。
- アップロードファイルは50MBかつ100万行までを上限とし、上限を超える場合は拒否されます。
- アップロードジョブは二時間経過でタイムアウトし、アップロードされたファイルにデータが残っていても処理を中断します。
基本的に Google Apps Script サービスは、それぞれに対して日毎の上限とハードリミットを課しています。それらの上限を見たければこちらを御覧ください。
スクリプトを承認するにはに OAuth2 を利用してください。どのアカウントにも承認済みスクリプトを__250__まで持てます。その制限を超えると、以前承認されていたスクリプトから承認が外れていきます。これは一時的なもので、次の利用時にあいているなら再度承認されます。
AdWords Express と AdWords for videeo のアカウント
AdWords スクリプトではこれらの種類のキャンペーンに対応していません。CampaignSelector (AdWordsApp.campaigns().get()
のような) は自動的にこれらのキャンペーンを結果からフィルターします。AdWords Express から管理されているアカウントではAdWords スクリプト利用できますが、そこから作成されるキャンペーンは non-express なキャンペーンになります。
ビデオの統計はアカウントの統計に含まれ、account.getStatsFor または account performance report のどちらでも集計できます。