expressの初期化時サンプル：メインScript説明コメント付き

app.js

/**
 * Module dependencies.
 */

var express = require('express')  // express の機能を使う
  , routes = require('./routes'); // ルーティングのあとの処理

// express.createServer()で作成したオブジェクトをエクスポートする
// エクスポートされたオブジェクトのメンバは、このファイルがrequireで
// 参照を受けた際に公開される。
// 同時に、同じオブジェクトをこのファイル内部ではappと呼ぶ。
// express.createServer()が返すObjectは、HTTPServer機能を提供する。
// これは、expressの作者が作ったネットワークミドルウェアであるconnectに
// 含まれているHttpServer機能を継承しつつexpressが機能を追加したもの。
// Connect -> http://www.senchalabs.org/connect/
var app = module.exports = express.createServer();

// Configuration

app.configure(function(){ // app内部で有効な設定を行う
  // 以下の二行の設定で、表示に関する設定を行う。
  // viewsには、HTMLに変換されるテンプレートを配置するディレクトリを、
  // view engineには、テンプレートをHTMLに変換するテンプレートエンジンを設定する。 
  app.set('views', __dirname + '/views'); // viewsに実行箇所直下の/viewsディレクトリへのパスを設定
  app.set('view engine', 'jade'); // view engineにjadeを設定

  // 以下で設定するmethodOverrideは、Connectが提供している機能。
  // hidden属性のinputタグを用いてPostメソッドの取り扱いを便利にする。
  // この操作のため、<input type="hidden" name="_method" />は予約される。
  app.use(express.bodyParser()); // bodyParserを有効化（下記methodOverrideのために必要）
  app.use(express.methodOverride()); // methodOverrideを有効化

  // app.routerを設定すると、通信の実行までに必要なマッピング処理を省略できる
  app.use(app.router); // ルーティングの機能を提供する。これはExpressでの拡張。
  // express.staticは、connect.staticの実装そのもの。
  // 詳しい機能説明 -> http://www.senchalabs.org/connect/middleware-static.html
  app.use(express.static(__dirname + '/public')); // 実行位置直下の/publicを静的ファイルの参照位置として設定する。
});

app.configure('development', function(){ // developmentというモードでサーバを起動すると有効になる設定を作成
  // 以下のexpress.errorHandlerはConnectの実装そのもの。
  // 詳しくは -> http://www.senchalabs.org/connect/errorHandler.html
  app.use(express.errorHandler({ dumpExceptions: true, showStack: true })); // 例外はDumpして、StackTraceも出す。
});

app.configure('production', function(){ // productionというモードでサーバを起動すると有効になる設定を作成
  app.use(express.errorHandler()); // 例外処理なんてなかったんや
});

// Routes
// 以下のgetはhttp.get()。
// http.request()との違いは、自動でGETメソッドとなってhttp.end()が呼ばれること。
// URLが基底パスのとき、route.indexを実行する。
app.get('/', routes.index);

// ポート番号3000で待ち受ける。
app.listen(3000);

// コンソールにログを表示する。
// ちなみに、listenが呼ばれた直後にログを表示する。
console.log("Express server listening on port %d in %s mode", app.address().port, app.settings.env);

勉強になりました！