Tsukuba Mini Maker Faireでは安全ガイドラインを定めています。イベントに参加するみなさんは以下のガイドラインを遵守するように心がけてください。
当ガイドラインは、本イベントにおいて、出展者、参加者、その他関係者全員が、安全に本イベントを楽しめるようにするためのものです。 本ガイドラインには、各種法令に基づき、禁止事項として掲示しているものや、各自が参考にすべき情報がまとめてあります。 安全に完璧はありません。まずはこれらの情報に基づき出展内容を見直した上で、常に展示に危険なところはないか、見直すように心がけてください。
イベントに関わる人たちは全員が対象です。特に、ブース展示を対象とする情報が大半となっています。
本イベントでは以下の行為を禁止します。
- 火気の管理(裸火の使用、照明の設置等)
- 大型の構造物(子供の身長を超える構造物、頭上への物の設置等)
- 鋭利な物(安全管理の行われていない刃物、ピンなど尖ったもの)
以上について、消防法や建築法などに基づき、判断します。 本項目は、おって情報を追加します。
展示前日の16:00に、安全管理担当者が展示の見回りを行い、ガイドラインに基づき確認を行います。 そこで、展示の修正要求が行われた場合は、それに従う必要があります。
安全に関わる事項に気がついた場合、近くの運営スタッフに声をかけてください。全力で安全を確保するように努めます。
当ガイドラインに関する質問やお問い合わせは、以下の運営スタッフまでお願いします。
- 江渡浩一郎(@KoichiroEto)
- くとの(@chthono)
以下の改訂履歴には軽微な文言の修正は含まれません。
- 2019/07/12 TMMFに向けて新規作成
山岡潤一氏による「安全な作品を作るには:体験型作品展示の安全管理チェックリスト」を元に、下記のチェックリストを作成しました。 以下のチェックリストは、安全管理に加えて展示全般の一般的なノウハウも含まれています。 安全ガイドラインの一部としてご活用ください。
- 誤飲してしまうような、取り外せる小さな部品は無いか。(32mm以下の部品)
- 衣服が引っかかるような尖った場所はないか。
- 開閉部など指を挟むような構造になってはいないか。
- 耐荷重。板は薄すぎないか。柱は十分か。 http://rakutin.himegimi.jp/index-tawami.html
- 迷路のような体験者が長い空間を移動する作品の場合、途中で逃げ出せる非常口はあるか。
- 尖っているパーツはないか。触れる場合、丸みを帯びた設計にする。
- 展示台や展示物は不安定ではないか。床や壁に固定する必要はないか。地震時に体験者の上に倒れることはないか。
- 密封された空間ではないか。空気穴はあるか。
- 手持ち型の装置など体験者が持ち帰れるようになってないか。必要なら紐などで台と繋げる。
- 装着型の装置は、身長体重が異なったとしても付けれるような工夫がなされているか。フリーサイズあるいは、複数のサイズを用意する。
- 音や手すりなど視覚障害者のための誘導はされているか。
- 体に有害な素材ではないか。(PVC、アスベストなど)
- 化学反応によりガスが発生することはないか。
- ガラスが割れて体験者を傷つけるようなことはないか。プラスチックに替えることはできないか。
- 子供用の展示物は口に入れてしまう可能性を考えて、万が一口に入れても安全な材料を使用する(例えば塩化ビニルテープなどは使用しない)
- シャボン玉など飲み込む可能性のあるものは安全な液にするか、ポンプで作るようにする。
- 細かい粉などを扱う場合で吸引する恐れはないか。
- モータなどの回転部にカバーはあるか。指や衣服が巻き込まれることはないか。
- モータに顔が近づく場合、髪は隙間から入って絡まってしまうことがある。髪が入らないような構造にする。また緊急停止装置も用意する。
- モータを使用して、上下に重いものを上げ下げする場合は、落下防止の紐を付けているか。
- ゴムなどの張力でものを飛ばす展示は、体験者の方向に飛ばないような工夫がされているか。
- 触ってはいけない場合、届かないような柵は用意されているか。
- 振動によってネジが緩んでしまう場合がある。ゆるみ止めナットなどが使われているか。
- モータの振動が床に伝わって騒音になってないか。
- 頭部を挟むような設計になってないか。
- 何度も耐久テストを行って故障などの問題はなかったか。
- 乗り物や大型の機械など万が一体験者の危険がある装置に、緊急停止ボタンは用意しているか。
- 乗って動く作品の場合、シートベルトは付けているか。ヘルメットは必要か。
- 装置などの予備は必ず用意しておく。
- 電源は接地に繋げられているか。
- 展示用の電源スイッチは体験者は触れず、スタッフのみ触れるようになっているか。
- 高電圧のケーブルは絶対に体験者に触れられないようにする。ラベルもしておく。
- 基板がむき出しで、体験者が触れれるようになってないか。
- 電気刺激などを提示する体験ではないか。同意書が必要な場合がある。
- 静電気が発生する展示で痛みを伴うものではないか。
- コードドラムは巻いたまま使用していないか。発熱するおそれがある。
- 運用中のパソコン等に来場者が触れられたりしてないか。
- リチウムイオンバッテリーを使用する場合は、爆発対策をしているか。安価なものをしようしていないか、ショートしないようになっているか。
- 熱くなるものが展示物に含まれていないか。(ホットプレートや白熱灯など)
- 室内展示で熱くなる場合は、事前に確認を取る必要がある。
- 熱源の近くに燃えやすいものはないか。
- モータなど熱を持つものはヒートシンクなどで熱対策を行う。
- 展示台内なども熱を持つことがあるので、ファンなどを設置して熱対策を行う。
- 火や熱を伴う場合は消化器を用意しているか。
- 展示中、定期的に状態を監視できるようになっているか。
- 水を使う場合は建物の管理者に事前に確認する必要がある。
- プールに浮き輪等を浮かべて、体験者が乗る場合は、溺れた場合の対策はなされているか。
- 水を使う場合、床に水が溢れないようになっているか。
- 床にビニールシートは貼られているか。
- 体験者が濡れるような展示ではないか。濡れる場合はカッパなどの対策が必要。
- 熱湯をあつかっているか。熱湯は体験者に絶対にかからないような設計になっているか。
- 水の付近に電気系統はないか。感電する恐れはないか。
- 子供が水を飲む場合を想定する。繰り返し使用する場合は消毒はされているか。
- 着衣する装置など、前の体験者が装着したものをそのまま付けてないか。
- 肌に触れるものなどは、消毒したり、付け替え可能なガーゼを間に挟む必要がある。
- 食品を提供する場合はイベント主催側と合意が取れているか。
- 市販されている未開封の食品を提供しているか。
- 手作りの食品を提供する場合は食品衛生の許可が必要な場合がある。
- ガスで調理する場合は、周りに発火するようなものがないか。電気や静電気が発生するものはないか。
- 喉に詰まるような食品ではないか。
- 腐敗してカビなどが発生する展示物ではないか。
- 腐敗して化学反応を起こして爆発しないか。(魚の腐敗物で爆発した事例あり)
- 毒のある植物や生物ではないか。
- 使用する木材等は自分たちで採取したものか。害虫等は入っていないか。
- 空間は暗すぎないか。体験者は転倒しないか。
- 暗くする場合は足元に誘導灯などを設置する必要がある。
- 暗い空間を進むような展示は、手すりや、紐などをもたせて誘導する必要がある。
- フラッシュなど明るすぎて目を痛めることはないか。
- レーザー光など体験者の目に直接入るような設計になってないか。
- 装着型の装置は子供のサイズも用意されているか。
- 展示台は高すぎないか。最適なサイズ
- 高くする場合は台を用意する必要がある。踏み台は高すぎ、あるいは横転しやすくないか。
- 身長制限が必要な展示ではないか。安全バーやシートベルトが適切に止めれる身長であるか。
- 通り抜けさせない穴は、100x157mm以下を守っているか。
- 通り抜けさせる穴は、直径230mm以上になっているか。
- 指が抜けなくなる穴や隙間(直径8mm以上25mm未満)は無いか。
- 床面に足が挟み込む隙間(30mm以上)は無いか。
- 安全領域(セーフティエリア)は確保されているか。高い場所に登れる場合は、クッション材の床などを用意したほうがいい。https://townscape.kotobuki.co.jp/sp/safetysp/standard.html
- 未就学児が参加するWSの場合、はさみは子供用のプラスチック製であると望ましい
- カッターを使用するときは、使い方を教える。カッターの先に指がないようにする。
- はんだ付けを行う際は、周囲に燃えやすいものを置かない。
- テープカッターで指を切らないようにする。
- 絵の具など汚れる画材は机にシートを被せておく