JAWS DAYS 2014 - Immutable Infrastructure時代の構成管理ツール基盤SpecInfra

2014-03-15-1500.md

Immutable Infrastructure時代の構成管理ツール基盤SpecInfra

• http://serverspec.org/

サーバ構成管理とは

• サーバの静的な状態を管理すること = インストールされているミドルウェアや設定等

構成管理ツール

• puppet
• chef
• ansible

基本原則（ウェブオペレーション 5章

• 宣言的「何をしたいかであって、どうするかではない」
  • 具体的なコマンドを書くわけでは無い
• 抽象化「貴方の代わりに面倒を見てくれる」
  • 具体的なコマンドは勝手にやってくれる
• 冪当性「必要な時だけ実行する」
• 収束化「放っておけばどうにかなる」
  • 途中で手を出さなくても良い

Immutableが与える影響

• 冪当性、収束化 -> いらないんでは？
  • 冪当性 = 状態が不定なので実行が必要かを判断する = Immutableだと不定では無い
  • 収束化 = 不定な状態を一定の状態に収束させる = Immutableだと不定では無い
• -> もっとシンプルに出来るんでは？
• -> Immutableなんだから、手動でイメージ作っとけばいいんじゃない？
• -> でも再現可能な手順は残しておきたい
  • 手順書でもいいけど、実行可能なコードのほうがいいよね
  • シェルスクリプトやDockerfileでどうよ
  • Dockerfile = コマンドを羅列している = シェルスクリプトと同じ
  • 抽象化はしたい = やっぱり構成管理ツールは必要
  • ツール自体はよりシンプルで良い（冪当性、収束化は不要

configspec

とりあえず作ってみたサンプル的なもの

syllabus

configspecよりシンプルに記述

configspec/syllabusともにコマンド実行はSpecInfra

• 実行形式の差異
• OS/ディストロの違い これらを吸収してくれるフレームワーク

require ’specinfra’
include SpecInfra::Helper::DetectOS
include SpecInfra::Helper::Exec
backend.install ‘apache2’

require ’specinfra’
require ’net/ssh'
include SpecInfra::Helper::DetectOS
include SpecInfra::Helper::SSH

SpecInfra.configuration.ssh
 = Net::SSH.start(‘example.com’, ‘root’, {{})

backend.install ‘apache2’

話が変わって

Immutableだと毎回いちから構築するから時間がかかるんじゃない？

Dockerバックエンド = configspecからDockerfileを生成

require ’specinfra’


include SpecInfra::Helper::ubuntu
include SpecInfra::Helper::Dockerfile

backend.from ‘ubuntu’
backend.install ‘apache’

Shellscriptバックエンド

require ’specinfra’
include SpecInfra::Helper::ubuntu
include SpecInfra::Helper::ShellScript
backend.install ‘apache’

今後の課題

ドキュメント整備

• serverspecを使っていれば気にしなくていい領域だった = ので整備されていない

機能の充実

• serverspec = テストするためのものなので、それようの機能は充実している = 構成管理用はいまいちたりてない

リファクタリング

テストコード整備

• serverspecとの切り分け