10月3日,10月5日の2日に渡り、パソナテック主催によるTwilio APIを利用したアイデアソン&ハッカソンが開催されましたのでその模様をレポートとしてお届けします
人の繋がりを通じてエンジニア・クリエイターとしての次のステージを発見する機会を提供するというコンセプトの下、今回のアイデアソン&ハッカソン開催されました。
ハッカソン経験豊富なエンジニア・クリエイターの方々が今回サポートスタッフとして参加されていましたが、彼らはパソナテック社員の個人的な ”繋がり” で今回のイベント趣旨に賛同いただき協力いただいたそうです。
こういった”人の繋がり” という所を大事にしてる辺りに今回のアイデアソン&ハッカソン開催に込められた思いを感じ取ることが出来ました。
参加者の方の大半は、Web系のエンジニアの方でしたが、データ解析をされてる方、プランナー、営業職と多種多様な方が今回のアイデアソンに参加されていました。
最初の30分は参加者同士の親睦を深める交流会という位置づけだったこともあり、時間の経過と共にお互い打ち解けて会場の空気が柔らかい雰囲気になり、その流れを受けてそのままチーム分けが実施されました。
その後は、チームに分かれて60分弱という限られた時間の中でTwilioを活用したサービス・アプリケーションについてのアイデアを出し合う作業に突入しました。
昔からの知り合いのように、にぎやかに話し合ってるチームもあれば、ホワイトボードを駆使してアイデアを出し合うチームもあったり三者三様で作業が展開され、あっという間にアイデアソン終了時刻になりました。
各チームの持ち時間1分で発表が行われました。
発表方法については、以下2項目の太文字の所について話しをするという形式にて実施されました
- これから作ろうとする 「サービス/アプリ名」 は 「どんな人」 が 「どのような状況」 で利用することを念頭においてます
- その 「サービス/アプリ名」 の実現のためにTwilio API の 「具体的な機能名」 を利用します
左上がAチーム。以下時計回りにBチーム、Cチーム、インフォバーンチーム
それぞれのチームのアプリ/サービスのコンセプトは以下のようなものでした。
例えばあるお店の口コミ情報を音声で残すことができて、気になる場合にはその人に電話することが、できるというのがコンセプトのようでした。
ニュアンスとしては、働く人たちが答える「質問ある?」スレまとめの電話相談版という印象を受けました。
電話の発信、着信の状況を色々膨らませていく中で、着信拒否は失礼になるけどうまく対応したいというのを想定して受け流すというのをコンセプトに発表されました。
当日体験取材で参加されていたインフォバーンの方々がソーシャル疲れを解消するというのをコンセプトに発表されました。
各チーム発表後、良いと思ったチーム名を個々の参加者が指定の付箋に記入して投票が行われ、集計の結果Cチームが表彰されました。
実は、Cチームの発表は、発表時間よりも、その後の質疑応答の方が長かったのですが、それだけ参加されていた方の興味・関心を引いていた証拠だったのかもしれません。
今回のハッカソンから参加された方が数名いたそうで、まずはその方たちから簡単な自己紹介がありました。福島、静岡、岐阜といった地域からわざわざ参加されている方や、学生の方も当日から参加されていました。
自己紹介の後に、アイデアソンで結成された3チームの方からアイデアソンでどのようなアイデアが出たか発表があり、その後にハッカソンのチームビルディングが行われました。
単独でアプリ開発をするという人も含め最終的に5つのチームに分かれてハッカソンが開始されました。
開始1,2時間ほどは雑談しながら作業されている感じでしたが、お昼を過ぎてからはみなさん集中して作業をされていました。
作業風景を見ていて
- アイデアを実現する核となる部分とそうでない部分を見極めながら実装を進めてる
- コードを書きながらも最後の発表用のスライドなどの資料も並行して作成
という進捗確認を意識しながら作業するのは、また違ったスキルが問われるのかなと感じました。
当日の作業は6時間程度という限られた時間しか無い状況のため、チームによっては、アプリが完成しない所もありましたが、そういう状況の中でも何らかの形でアウトプットを出すという意識が各チームあるように感じられました。
例えばですが、iOS向けにアプリ開発をしてる方が今回単独でハッカソンに臨まれていましたが、サーバーサイドの開発を行うのに、Amazon EC2を使ってAMI の作成を行い、必要なミドルウェアを導入するというアプローチではなく、Facebookの傘の下に入ったParseのような mBaaS(mobile Backend as a Service)を利用する 方法を調べたのでそれをブログにまとめていました。
ハッカソンなので、何らかのアプリを開発してそれを発表するのがベストだとは思うのですが、限られた時間の中ではそのような成果物が出来ないこともあるかと思います。
そのような時には、発想を切り替えて、ハッカソンで得た知見を違った形でアウトプットを出すというのが重要なのかと感じました。
スライドを見せながら発表するチームや、自分たちのアプリがどういう状況で使われるのかをよりアピールするために、ちょっとした芝居のようなものを交えつつデモを行うチームがいたりして、ハッカソンの発表は大変盛り上がった内容になりました。
参加者&審査員による投票の結果特別賞のTwilio賞としてキクログというアプリを作ったチームが表彰され、最優秀賞はモーニングコールのアプリを作ったチームが受賞されました
ハッカソンのようなイベントに参加されるのが今回初めてという方が大半という状況の中で、アイデアソン、ハッカソンとも一定のアウトプットが出たのはちょっと意外な気もしましたが、サポートスタッフの方の力を借りつつ参加者同士が協力して作業したことでこのような成果につながったように感じました。