Web業界で働いている人にとって必要となりそうな「心構え」について共有し語れる場作りとして、2ヶ月に1回の頻度で、トークイベントを実施しています。
前回はWebディレクターの人を想定したトークイベントを実施しましたが今回はシリコンバレーで働く方などをお招きして「スタートアップ企業のリアルという」コンセプトで、トークイベントを実施しました。
これまで同様に、気軽な雰囲気のイベントにしたいので、今回はこんな食事を提供しました
食事とビールを愉しみながら、こんな感じでみなさん交流されていました
交流会の後、本編のトークイベントを行いましたが、いくつか興味深いトピックスをまとめました。
堤さんのブログなどを見てると、英語が堪能ではない状況の中で海外に飛び込まれて仕事をされていたので、正直なところ、そのような状況でも大丈夫なのか素朴な疑問があったので、お伺いしました。
堤さん曰く
- 仕事&日常生活をするうえでは、それほど問題にならない。
- それ以上の部分で、英語が出来ないことでの苦労を知る。
ということでした。
前者については、iOS向けアプリ開発者という仕事柄、コードで何とかなるとのことでした。これは堤さんに限らず、masuidriveというidで有名な増井さんもお話されていたので、開発者同士のコミュニケーションというのは最悪なんとかなるのは結構納得いく所がありました
後者についてもう少し詳細にまとめます。
堤さんが所属されている会社は、500 Startups (*1)というインキュベーター(ベンチャー企業の初期をサポートするプログラム)から支援されています。
500 Startupsは、少し前にNTTドコモと提携してますが、最近勢いがあるインキュベーターとして知られており、 コミュニティの重要性を認識し、起業家の教育・啓蒙のみならず、ネットワークづくりやなどにも注力してるそうで、彼らが支援する会社は、コワーキングスペースにて、お互い情報交換しながら切磋琢磨できる環境があるそうです。
そういう環境の中でこういうスタートアップ界隈の話題やお互いのサービスについて話し合う機会はすぐ近くにあるのですが、そういう話は当然のことながら英語でないと出来ないわけでその辺りの部分で英語が出来ない苦労というのがあるそうです
堤さんは、以前勤めていたカヤックに転職する時に、2回チャレンジしたしたり、アサインされた案件でスキルがなく仕事がなくなるという状況を経験されている堤さん
未経験でもOKというふれこみで入った会社でIT業界に入ったが、右も左もわからないまま、大手システム開発会社にいきなり派遣されて、開発業務をやるハメになった藤井さん
現在の会社に入社して半年ほど経過した頃に、「このままだとまずいね・・」と上司から指摘され、賃金も下がるような状況になった橋田さん
こういう苦い思い出というか、人によっては逃げ出したくなるような経験をされており、横でお話を聞いていて、正直心が折れそうにならなかったのかと素朴に疑問に思ったので
「みなさん正直心は折れそうにならなかったのですか?」
と聞いた所、そういうのはあまり無かったとのこと。なぜ心が折れなかったのか、何か秘訣があるのかと思って聞いたところ、みなさん口をそろえていたのが、
「退路を断った」
ということでした。
万人にとってこれが出来るかどうか正直わかりませんが、人間崖っぷちに追い込まれることで、こういう困難な状況を乗り越えることが出来るようですね。
参加いただいた方から
- どの言語を勉強すればいいのか?
- スタートアップ系の会社では特定のスキルが尖った人が欲しいか、それとも総合的に出来る人が求められるのか?
- ベンチャー/スタートアップな人は、一日が24時間ではなく気持ちの上では「48時間」分のエネルギーを仕事に対して注いでるのですか?
というような質問もいただきました。これらの回答について、知りたい方がいましたら、個別にお答えしますので、TwitterでDMいただければと思います。
Twitter ID @h5y1m141
(*1) 詳しくはNTTドコモが500 Startupsと提携しスタートアップ支援に本格参入 — インキュベーションの応募も開始の記事などを参照してください