Created
October 18, 2015 07:07
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平成27年度保育士試験実技 言語表現に関する技術 3匹の子ぶた原稿 約3分
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3びきの子ぶた。 | |
あるところになかよしの三匹の子ぶたの兄弟がいました。 | |
ある日、お母さんぶたは言いました。 | |
「あなたたちももう大きくなったから、自分で家をたててくらしなさい。」 | |
お母さんぶたに言われて、子ぶたたちは考えます。 | |
「どんな家をつくろうかな…。」 | |
一番上の子ぶたは言いました。 | |
「ぼくはわらの家を作るよ。だってかんたんだもん!」 | |
一番上の子ぶたは、わらを縄で縛って家を作りました。 | |
二番目の子ぶたは言いました。 | |
「ぼくは木の家にしよう。」 | |
二番目の子ぶたは柱と板で木の家を作りました。 | |
三番目の子ぶたはいいました。 | |
「ぼくはじょうぶな家を作りたいんだ。そうだ、レンガの家を作ろう」 | |
三番目の子ぶたは重ーいレンガをつみあげて、一生懸命頑丈なレンガの家を作りました。 | |
子ぶたたちが作った家で暮らしているとはらぺこオオカミがやってきました。 | |
「うまそうな子ぶたたちだなぁ。一ぴきずつ全部食べてやろう。」 | |
おおかみは、一番上の子ぶたのわらのいえへ近づいていきました。 | |
「こんないえ、ふきとばしてやる!」 | |
おおかみはスーッと息をすいこむと、力をこめて「ふうー!」とおもいっきり息をふきかけました。 | |
すると、わらの家はふきとんでしまいました。 | |
「うわー!おおかみだよう!」 | |
一番上の子ぶたは、二番目の子ぶたの木の家に逃げ込みました。 | |
「こんな家、たいあたりでこわしてやる!」 | |
ドンドン、バリバリッ! | |
おおかみが体当たりすると、木の家も壊れてしまいました。 | |
二匹の子ぶたは、夢中でレンガの家に逃げました。 | |
「この家も壊してしまえばもう逃げばはないぞ!それ体当たりだ!」 | |
オオカミは勢いをつけてレンガのいえに体当たりをしました。 | |
ダダダダッ!ドーン! | |
しかし、じょうぶでかたいレンガのいえは、びくともしません。 | |
「それならえんとつから家の中に入ってやる!」 | |
おおかみはえんとつを目指して屋根にのぼりはじめました。 | |
子ぶたたちは急いで火をおこし、大なべに水を入れて、わかしはじめました。 | |
グラグラとおゆがわいたころ、おおかみがえんとつから降りてきてザブーンと熱湯に落ちてしまいました。 | |
「あちちちち…!」おおかみはたまらず逃げていきました。 | |
子ぶたたちはじょうぶな家の大切さを知り、じょうぶな家を作ることにしました。 | |
こわいおおかみは、それから二度とあらわれず、三びきの子ぶたはしあわせにくらしました。 |
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