オペレーティングシステムの機能及び構造について、実際のシステムの例も挙げながら、その基礎を論じる。主な内容は、プロセス、プロセス間の同期通信、スケジューリング、メモリ管理、ファイルと入出力、トランザクション処理、セキュリティなど。
- 計算機システム概要(復習)
- プロセス管理
- プロセス間交信、スレッド
- プロセス同期、シグナル
- CPUスケジューリング
- CPUスケジューリング
- メモリ管理
- I/Oシステム
- ファイルシステム
- トランザクション
- プロテクション
- セキュリティ
試験
Silberschatz, Galvin, Gagne: Operating System Concepts, 7th Edition
開講日は4月8日(月)を予定している。
Linuxの機能を利用したプログラミングを通じて
現代のOSの利用方法を身につける。
さらにOSの基礎的な機能の実装を通じてOSの仕組みを
学び、新たなOSの機能などを構築するための基礎力を獲得する。
1回、講義のイントロダクション。UNIXのチュートリアル。
2回、シェルとは、シェルの使い方、system call について、性能測定など。
3回、シェル作成課題 その1
4回、シェル作成課題 その2
5回、シェル作成課題 その3
6回、シェル作成課題の補足、プログラミング指導
7回、socketを用いたネットワークプログラミング
8回、HTTPサーバの作成
9回、Multithread プログラミング
10回、分散並列プログラミング
11回、カーネル作成課題 その1
12回、カーネル作成課題 その2
13回、カーネル作成課題 その3
14回、カーネル作成課題 その4
15回、まとめとプログラミング指導
出席とレポート
課題ごとにプリントを配布
開講日は、4月8日(月)の予定。
有限離散の組合せ構造の諸性質を解析し、組合せ最適化を効率よく行うアルゴリズムを講究する。
- グラフ基礎
- 平面グラフ、双対平面グラフ
- 2部グラフ、Eulerグラフ、双対性
- ネットワーク、最大流問題、最大流最小カット定理
- 最大2部マッチング点被覆定理、Mengerの定理
- 線形計画法、単体法
- 双対定理、相補性定理
- 線形計画法と整数性、完全単模行列
- 最小費用流問題
- 理想グラフ
- 区間グラフ
- マトロイド、独立性、双対性
- 双対性、貪欲アルゴリズム
- グラフマイナー理論
- 離散数学まとめ
試験およびレポートで評価を行う。
試験を基本とし、レポート提出がある場合はそれを加味。
ML言語およびProlog言語を通し,関数型/論理型プログラミング言語への理解を深め, また関数型/論理型プログラミングの技能を取得する.
1.イントロダクションおよびML言語の基本的な構文
2.(ML)多相型・ユーザ定義型
3.(ML)モジュールシステム
4.(ML)モナド
5.(インタプリタ作成)簡単なインタプリタの作成
6.(インタプリタ作成)高階関数のサポート
7.(インタプリタ作成)単一化
8.(インタプリタ作成)型推論
9.(インタプリタ作成)パターンマッチング
10.(Prolog)簡単な使い方
11.(Prolog)手続的側面
12.(Prolog)論理的側面
13.まとめと最終課題の説明
出席とレポート
実験の中で指示する
計算機科学の基礎となる記号論理学と,計算可能性の理論について,入門的な講義を行う.
具体的には以下の項目について解説する.
記号論理学:
命題論理の構文論と意味論,一階述語論理の構文論と意味論,
構造帰納法による証明,極大無矛盾集合による完全性証明
計算可能性の理論:
原子帰納的関数,帰納的関数,クリーネの標準形定理,
ゲーデルの不完全性定理
計算可能性の理論についての講義(前半)、記号論理学に関する講義(後半)ののち,両方の内容について期末試験を行う.
レポート+期末試験の成績
教科書(英語)を配布する.
小野寛晰:情報科学における論理(日本評論社)
鹿島亮:C言語による計算の理論(サイエンス社)
高橋正子:計算論(近代科学社)
萩谷昌己,西崎真也:論理と計算のしくみ(岩波書店)
今年度も計算可能性を先に扱う予定。
プログラムをコンピュータで実行するための言語処理系について、特にプログラムを機械語コードに翻訳するコンパイラを中心に学ぶ。
第1回 導入:言語処理系の種類と構成
第2回 字句解析
第3回 下向き構文解析
第4回 LR構文解析(1)
第5回 LR構文解析(2)
第6回 意味解析
第7回 インタプリタ
第8回 中間試験
第9回 実行時環境
第10回 中間コード生成
第11回 機械語コード生成
第12回 レジスタ割り当て
第13回 プログラム解析とコード最適化
第14回 その他(ガベージコレクション、二村射影など)
第15回 期末試験
ただし、上記講義スケジュールはあくまで予定で
変更する可能性がある。期末試験は試験期間中に行う可能性あり
出席、講義中の演習、試験により総合的に評価する
Andrew A. Appel, Modern Compiler Implementation in ML, Cambridge University Press, ISBN 0-521-60764-7
「Compilers - Principles, Techniques, & Tools 2nd Edition」、A. V. Aho, M. S. Lam, R. Sethi, J. D. Ullman、Addison Wesley 、ISBN-0-321-48681-1
論理回路構成法の体得およびハードウェア記述言語による設計法を身につけることと、基本的ハードウェア実験技術の習得。
ハードウェアに関する基礎実験。
1回 初回説明 実験のための基礎知識
2回 論理回路と電子信号
3回 汎用ロジックICによる論理回路:単純な回路
4回 汎用ロジックICによる論理回路:複雑な回路
5回 FPGA入門
6回 ハードウェア記述言語入門
7回 ハードウェア記述言語演習:シミュレータ
8回 ハードウェア記述言語による高度な論理回路: 振る舞いの記述と検証
9回 ハードウェア記述言語による高度な論理回路: 論理合成と動作確認
10回 シリアル通信(1)
11回 シリアル通信(2)
12回 AXI4 プロトコルの利用(1)
13回 AXI4 プロトコルの利用(2)
出席とレポート
課題ごとに資料を配布
FPGAの原理と構成 天野英晴編 オーム社 ISBN978-4-274-21864-4
FPGAプログラミング大全 Xilinx編 小林優著 秀和システム ISBN978-4-7980-4753-9
SystemVerilog設計スタートアップ Design Wave Magazine 編集部 編 ISBN978-4789836197
関連web pageは講義が開講時に公開予定
http://www.cp.is.s.u-tokyo.ac.jp/lecture/hardwarelab2019/
計算機アーキテクチャの基礎、計算機の設計方式、計算機高速化方式、性能評価。
4月5日開講
以下のトピックスに関して、講義を行う。レポートも課す可能性有り。
1)コンピュータアーキテクチャ入門
2)データの流れと制御の流れ
3)命令セットアーキテクチャ
4)パイプライン処理
5)キャッシュ
6)仮想記憶
7)命令レベル並列処理
8)アウトオブオーダー処理
9)入出力と周辺装置
10)コンピュータアーキテクチャの最近の話題
試験 出席率 レポート
坂井 修一 コンピュータ アーキテクチャ 電子情報通信学会編 (コロナ社)(4月5日までに購入し、授業に持参すること)
参考書:Computer Architecture: A Quantitative Approach, Sixth Edition (TheMorgan Kaufmann Series in Computer Architecture and Design) by John L.Hennessy ,David A. Patterson
馬場 敬信 コンピュータ アーキテクチャ 改訂4版 (オーム社)
http://webpark1927.sakura.ne.jp/nakata-lecture.html
離散数学の演習,情報論理の演習.
離散数学に対応する演習と情報論理に対応する演習を,ほぼ交替に行う.
発表とレポート,出席によって評価する.
離散数学,情報論理に準ずる.
離散数学,情報論理に準ずる.
履修に関しての質問などは、下記のアドレスへ.
[email protected]
レポートの提出先は,講義中に指示する.
関連ホームページも、講義中に指示する.