Claude Opus 4.7 は、Anthropic の公式発表では「難しいソフトウェア工学タスクでの改善」「長時間タスクの厳密さと一貫性」「指示追従の精度向上」「報告前の自己検証」が主な売りです。あわせて視覚性能も強化され、UI・スライド・文書生成の品質も上がっています。Claude Code 側でも、この“長く走れる・自分で確かめる・より自律的”という性格に合わせた機能が増えています。 (Anthropic)
- 2026年4月16日時点で Claude Code の
defaultモデルは、Max / Team Premium は Opus 4.7、Pro / Team Standard / Enterprise / Anthropic API は Sonnet 4.6 です。さらに、Opus の使用量しきい値に達すると Sonnet にフォールバックすることがあります。Opus 4.7 を確実に使いたいなら、/model opusか/model claude-opus-4-7で明示的に切り替えるのが安全です。なお、Enterprise pay-as-you-go と Anthropic API の既定モデルは 2026年4月23日に Opus 4.7 へ変更予定です。 (Claude) - 大きなリポジトリや長時間セッションでは 1M context を使う価値があります。Claude Code では
opus[1m]やclaude-opus-4-7[1m]を選べます。Max / Team / Enterprise では Opus の 1M context がサブスク内、Pro は extra usage です。 (Claude) - コストと知能のバランスを取りたいなら
opusplanも有力です。これは Plan Mode では Opus、実行時は Sonnet に切り替えるハイブリッド設定です。長い設計検討だけ Opus に任せたいときに向いています。 (Claude)
- Claude Code 上の Opus 4.7 は、
low / medium / high / xhigh / maxを持ち、既定はxhighです。公式 docs でもxhighは「多くの coding / agentic tasks でベスト」と位置づけられています。maxは最難タスク向けですが、過剰思考になりやすく、現在のセッション限定です。単発で深く考えさせたいだけなら、設定を変えずにプロンプトへultrathinkを入れる方法もあります。 (Claude) - Claude Code では Opus 4.7 は常に adaptive reasoning を使います。旧来の fixed thinking budget に戻す設定は効きません。つまり、4.7 では「thinking budget を細かく調整する」より「effort をどう置くか」が重要です。 (Claude)
- 4.7 は 4.6 より effort への反応が厳密で、特に
low/mediumでは「頼まれた範囲だけをやる」傾向が強くなります。浅い推論や調査不足を感じたら、プロンプトを長くするよりhighかxhighに上げるほうが効果的です。加えて 4.7 は デフォルトで subagent を少なめに使い、tool call も減らす傾向があるため、必要なら「テストまでやる」「ブラウザでも検証する」「追加で調査する」と明示したほうが安定します。 (Claude Platform)
- Claude Code の公式 docs は、Claude Code を「読む・計画する・実装する agentic environment」と説明しています。Opus 4.7 では特に、細かく手を動かさせる pair programming より、ゴール・制約・成功条件を渡して任せるほうがハマります。 (Claude)
- 初手のプロンプトは、少なくとも 目的 / 制約 / 参照すべきファイルや既存パターン / 受け入れ条件 / 検証方法 を含めるのがよいです。Anthropic の best practices でも「より具体的な最初の指示ほど修正回数が減る」とされています。 (Claude)
- 4.7 は 以前より literal です。1つの指示を別の対象へ勝手に一般化しにくく、言っていないことは推測しません。曖昧な“いい感じに直して”は 4.6 より通りにくいので、acceptance criteria を文章で先に書く運用がかなり重要です。 (Claude Platform)
- 複数ファイルにまたがる変更や、方針を誤ると手戻りが大きい作業は、Explore → Plan → Implement の二段階に分けるのが定石です。Claude Code の docs でも Plan Mode を使ったこの流れが推奨されています。 (Claude)
- Anthropic の best practices は、Claude に自己検証の手段を与えることが最重要だとかなり強く書いています。テスト、期待出力、lint、スクリーンショット比較など、何でもよいので「通れば終わり」の基準を与えると、4.7 の強みが出やすいです。 (Claude)
- UI 作業では、期待デザインのスクリーンショットを渡し、実装後に比較・差分修正までさせる運用が相性抜群です。Claude in Chrome 拡張も公式に案内されています。 (Claude)
- 繰り返し使う検証手順や開発ルールは、
CLAUDE.mdに固定化しておくと効きます。/initでスターターのCLAUDE.mdを作れます。ここには ビルド / テスト / 型チェック / リポジトリ固有の癖 を短く入れるのが推奨です。長すぎるCLAUDE.mdは逆効果です。 (Claude) - ルールやワークフローが毎回同じなら、
.claude/skills/に project skill を作るのが向いています。Claude Code の skills は、必要時だけ読み込まれる reusable workflow として設計されています。たとえば/verify-appのような skill を自作して、E2E テスト・lint・スクショ比較・PR 前チェックをまとめるのは、4.7 との相性がよい運用です。 (Claude) - 追加コンテキストは、文章で説明するより
@file参照、画像貼り付け、URL、cat error.log | claudeのようなパイプ入力を使ったほうが精度も効率も上がります。 (Claude)
- Auto mode は「Claude がコマンドを出すたびに毎回確認する」運用を減らすための研究プレビューです。別の classifier model がコマンドを審査し、scope escalation / unknown infrastructure / hostile-content-driven action をブロックします。公式には、
--dangerously-skip-permissionsのような完全バイパスより安全な中間策として位置づけられています。 (Claude) - ただし制約があります。Auto mode が使えるのは Max / Team / Enterprise / API で、Pro では使えません。また Anthropic API provider のみ対応で、Bedrock / Vertex / Foundry では不可です。さらに Max では Opus 4.7 のみ対応です。Auto mode は便利ですが、公式 docs でも “安全を保証するものではない” と明記されています。敏感な操作の最終確認の代替にはしないほうがよいです。 (Claude)
- 起動方法にも注意が必要です。古い投稿やメモでは
--enable-auto-modeが出てきますが、v2.1.111 でこの flag は削除されています。現在は Shift+Tab の mode cycle かclaude --permission-mode autoを使います。 (Claude) - Auto mode が使えない場合や、より細かく制御したい場合は
/permissionsで allowlist を作る、または/sandboxを使うのが実務的です。sandboxing はファイルシステムとネットワークの境界を OS レベルで固定し、境界内の安全な bash は自動実行できるようにする仕組みです。 (Claude)
/ultrareviewは、Claude Code on the web のインフラ上で動く deep / multi-agent code review です。各 finding を独立に再現・検証する設計で、ローカルの/reviewより深く、本当に merge 前バグを拾いたいとき向きです。ローカル端末資源を消費せず、起動後はレビューをバックグラウンドで走らせられます。 (Claude)- これは research preview で、Claude Code v2.1.86+ が必要です。
/ultrareviewは 自動では始まらず、明示的に実行したときだけ起動します。さらに Claude.ai アカウントでの認証が必要で、API key only / Bedrock / Vertex / Foundry / Zero Data Retention 環境では使えません。 (Claude) - 料金面では、Pro / Max は 3回の無料お試しがあり、その後は extra usage 扱いで、変更量によって 概ね $5〜$20 が目安です。Team / Enterprise には無料枠がありません。 (Claude)
- もっと軽い後処理なら、
/simplifyも便利です。これは recent changes を見て コード再利用・品質・効率の問題をレビューし、修正まで適用する bundled skill です。 (Claude)
/recapは、セッションに戻ったときの要約を出すための機能で、v2.1.108 で追加されました。数十分〜数時間スパンの作業ではかなり効きます。 (Claude)/focusは、最終結果中心で追いたいときの表示モードです。Claude Code の changelog では、2026年4月16日時点で focus view は独立した/focuscommand で切り替える形に変わっており、focus mode ではより自己完結した要約を書くよう改善されています。 (Claude)- セッション継続は
claude --continue/--resume、巻き戻しは/rewindが基本です。Claude Code は Claude 自身の編集に対して checkpoint を自動で取り、複雑な作業の途中でも戻れます。 (Claude) - 複雑な仕事では task list が保持され、context compaction をまたいでも残ります。さらに docs は parallel sessions を公式に推奨しており、Desktop / Web / agent teams など複数並列の流れも前提にしています。Opus 4.7 の“長く走る”性格とは相性がよいです。 (Claude)
- Opus 4.7 は、Anthropic API docs でも 最初の high-resolution image support 対応モデル とされており、長辺 2576px まで扱えます。従来の 1568px より高精細で、computer use / screenshot understanding / document analysis に向きます。 (Claude Platform)
- Claude Code 側の best practices でも、画像をそのまま貼り付けて使うことが推奨されています。UI 修正・デザイン一致・ドキュメント確認は、4.7 で特に恩恵が大きい領域です。 (Claude)
- ただし API 側では、フル解像度画像は 従来比で最大約3倍の image tokens を使います。スクショ主体のワークフローをコードや自動化に組み込むなら、コスト見積もりは見直したほうがよいです。 (Claude Platform)
- Claude Code には bundled な
/claude-apiskill があり、Anthropic の公式 migration guide でも/claude-api migrate this project to claude-opus-4-7が案内されています。Opus 4.7 への移行コード変更を Claude Code にやらせるなら、まずここから始めるのが正攻法です。 (Claude Platform) - API の breaking changes はわりと多いです。主なものは、model 名を
claude-opus-4-7へ更新、temperature/top_p/top_kの非デフォルト指定は 400、thinking: {type: "enabled", budget_tokens: N}は 400 なのでthinking: {type: "adaptive"}+effortへ移行、assistant prefill も不可、という点です。 (Claude Platform) - さらに、thinking content はデフォルトでは omitted になり、tokenizer も変わってテキスト処理時の token 数が 4.6 比で約 1.0〜1.35 倍になる可能性があります。
xhigh/maxで回すなら、migration guide はmax_tokensをまず 64k 以上で見直すことを推奨しています。 (Claude Platform) - 重要な違いとして、API の Opus 4.7 は adaptive thinking がデフォルトでは ON ではありません。
thinking: {type: "adaptive"}を明示する必要があります。一方で Claude Code 上の Opus 4.7 は常に adaptive reasoning です。Claude Code の感覚で API 実装をそのまま組むと、thinking 周りでズレます。 (Claude Platform) - リリース告知で触れられている task budgets は、Claude Code では launch 時点で未対応です。これは Messages API の Opus 4.7 向け beta と理解しておくのが正確です。 (Claude Platform)
- まず
/model opus、大きいコードベースなら/model opus[1m]。設計だけ Opus にしたいならopusplan。 (Claude) - 次に
/effort xhighを基本にし、最難タスクだけmax。単発で深掘りしたいときはultrathinkをプロンプトへ。 (Claude) - 最初の1ターンで ゴール、制約、対象ファイル、acceptance criteria、検証手順 をまとめて渡す。4.7 はこの前提整理があるほど強いです。 (Claude)
- あいまいで広い作業は Plan Mode に入ってから設計し、長く走らせるなら Auto mode、使えない plan なら
/permissions+/sandboxを組み合わせる。 (Claude) CLAUDE.mdに 起動方法、テスト方法、lint、型チェック、環境のクセ を入れる。繰り返す検証は skill 化する。 (Claude)- merge 前に
/ultrareview、長い作業には/recap//focus/--continue//rewindを使う。 (Claude)
- Anthropic News: Introducing Claude Opus 4.7。 (Anthropic)
- Claude Code Docs: Model configuration。 (Claude)
- Claude Code Docs: Choose a permission mode。 (Claude)
- Anthropic Engineering: Claude Code auto mode: a safer way to skip permissions。 (Anthropic)
- Claude Code Docs: Best Practices for Claude Code / How Claude Code works。 (Claude)
- Claude Code Docs: Find bugs with ultrareview / Commands / Changelog。 (Claude)
- Claude API Docs: Migration guide / What’s new in Claude Opus 4.7 / Adaptive thinking / Task budgets / Vision。 (Claude Platform)