Created
December 29, 2011 02:33
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スパルタンVimの序文
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スパルタンVim(以下、本書)は最近はあまり見かけなくなった質実剛健(スパルタン)な | |
Vimユーザを目指す読者を対象に書かれています。本書はVimどころかコンピュータを利 | |
用する際に、一切の甘え、妥協を許しません。Vimを含めツールの過度な機能に頼った | |
り、CPUの速度や潤沢なメモリに甘えたりすることは禁忌としています。そう、コン | |
ピュータ利用の際に隠蔽されているあらゆる詳細を意識することを強要します。 | |
本書が目指すのはVimを使うことを通じてユーザの革新、ユーザ自身が持つハードウェア | |
(脳を含めた肉体)の最適化です。いわばニュータイプです。「ツールが人間に合わせ | |
る」など愚の骨頂、「人間がツールに極限まで適応する」のです。なぜならば人間が合 | |
わせたほうが速いから。ツールが人間に合わせるには修正のために少なからず時間がか | |
かります。しかし人間の脳の可塑性、柔軟さ、適応力は非常に高く、ツールが人に合わ | |
せるよりも遙かに速く、現場でできます。またVimを正しく理解し本書が目指すレベルで | |
使いこなすならば、作業時間そのものは「ツールが人間に合わせる」場合に比べても、 | |
遜色ないかより短くなります。 | |
というわけで本書はただでさえ急なVimの学習曲線を絶望的なほどに高くします。あまり | |
に過激でスパルタンな内容のために、読者によっては動悸や息切れ、場合によっては命 | |
に危険が及ぶ可能性が懸念されます。読み進めるにあたっては健康状態その他に気をつ | |
けてください。 |
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