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MH1210W マニュアル

温度調節器 MH1210W「非公式」マニュアル

MH1210W_front01

概要

MH1210Wは、高機能 省エネ 温度コントローラスイッチです。 設定した制御温度で、暖房器具や冷却機器の 電源をON/OFFすることで、装置の温度コントロールができます。 各種設定はメモリーに記憶され、停電時も保持されます。

MH1210W is a Microcomputer Temperature Controller. Intelligent temperature controller, Energy-saving and practicality. It suits most users in different environments for automatic intelligent control system of many kinds of refrigeration, heating equipment. Refrigeration and heating mode could be set through the menu, the procedure has been set the power outage permanent memory function.

使用準備

MH1210W_Connection02

供給電力電線、制御機器の電線、温度センサーを正しく接続します。 温度調節器の構造は、供給電源を、センサーの情報にしたがって、出力電源を内部リレーでON/OFFするようになっています。

  • 機種によって、ボタン名称、ボタン位置、ピン番号、機能が異なることがあるので注意してください。
  • 高周波による干渉を防ぐため、温度センサーの電線と、電源ケーブルは離して設置してください。
  • 安定した電力を供給するようにしてください。
  • 温度調節器は、水中、高齢者や幼児などが触れる可能性がある場所には設置しないでください。
  • 不慮の事故を防ぐため、正しく結線してください。
  • 接続する機器が、温度調節器と同じ電圧仕様であることを確認してください。
  • 裸電線を直接接続せず、圧着端子を使うようにしてください。

使用方法

正常に結線されると、LEDには、 温度計で測られた現在の周囲温度が表示されます。

制御温度の設定

制御温度を変更するには、 [S]を短押して、制御温度を表示し、[△]または[▽]で値を変更します。 [Θ]を短押しで、制御温度変更を終了できます。 値を大きく変更するには、[△]または[▽]を長押しします。

パラメータの変更

[S]ボタン長押しで、パラメータ変更モードに入ります。パラメータ変更モード中は、画面の "Set"LEDが点灯します。

パラメータ変更モードで、[△]または[▽]を押すと、以下のようにパラメータが切り替わります。

HC - CP - LA - HA - PU - CA

各パラメータの値を変更する場合は、 項目が表示されているときに [S]ボタンを短押しし、 [△]または[▽]で値を変更します。 [Θ]ボタン短押しでパラメータ変更モードを終了できます。

設定パラメータ

Code Ex Unit Description Range Default
HC H Heating / Cooling H/C H
CP 2 Hysteresis 1 - 30 2
LA -40 Low Limit -40 -40
HA 120 High Limit 120 120
PU 0 min Pull Up Delay 0 - 10 2
CA 0 Calibration ±10 0
  • Ex は設定例

HC : Heating / Cooling - 温度制御方法

加熱器を使うか、冷却器を使うかの設定です。

  • 加熱器モード H: 温度が低くなればスイッチONして温める!
  • 冷却器モード C: 温度が高くなればスイッチONして冷やす!

CP : Hysteresis - 転回温度差

hysteresis (履歴) / slewing (転回)機能です。 器具を頻繁にON/OFFしないようにしたり、保温効果を活用するときなどに利用します。

暖房の場合、周囲温度が、制御温度よりCPで設定した温度分だけ下がるまでは暖房をONしない、という設定です。

具体的に、制御温度を15℃、CPを2℃に設定して、オイルヒータを使用する例で説明します。

  1. 周囲温度15℃を越えると、オイルヒータの電源がOFFになります。
  2. オイルヒータなので、電源切っても温度を保温します。とは言っても、保温できなくなると、だんだんオイルヒータが冷えてきます。
  3. 制御温度の15℃を下回った時には、すぐには電源ONにはしません。
  4. 温度が下がってきて、CPで設定した 2℃分 13℃まで下がったところで、オイルヒータの電源ON!
  5. また温まりはじめます。

MH1210W_Hysteresis01

LA : Low Limit - 下限温度

温度調節器の下限温度を設定します。 下限温度に達した場合、表示が "LLL" となり、接続された機器の電源がOFFされます。 温度調節器の動作範囲を設定するためのもので、温度コントロールを調整するものではありません。

HA : High Limit - 上限温度

温度調節器の上限温度を設定します。

上限温度に達した場合、表示が "HHH" となり、接続された機器の電源がOFFされます。 温度調節器の動作範囲を設定するためのもので、温度コントロールを調整するものではありません。

PU : Pull Up Delay - 遅延時間

出力をONするタイミングを指定時間分遅らせたいときに使用します。 コンプレッサーを使用する機器の動作失敗や、異音を発生させないようにする目的などに利用できます。

CA : Calibration - 温度補正

計測温度に誤差がある場合、温度を補正できます。

初期化

[△]を長押しして、画面が点滅すると、全てのパラメータが工場出荷の値にリセットされます。

パラメータロック

[▽]を長押しして "OFF"表示が出た場合、設定したパラメータは固定され、 パラメータ変更モードで値は変更できず、値を確認のみができます。 [▽]を長押しして "ON"表示が出た場合、設定したパラメータは変更可能になります。

使用例

加熱器の場合

  • HC(温度制御方法)を、Hに設定します。
  • 周囲が温まると(周囲温度 ≥ 制御温度)、加熱器の電源をOFFします。
  • 周囲が冷えた後(周囲温度 < (制御温度 - CP 転回温度))、PU時間待ってから、加熱器の電源をONします。 温度調節器が、加熱器の電源をONしているときは 画面の"Work"LEDが点灯します。

冷却器の場合

  • HC(温度制御方法)を、Lに設定します。
  • 周囲が冷えると(周囲温度 ≤ 制御温度)、冷却器の電源をOFFします。
  • 周囲が温まると(周囲温度 < (制御温度 + CP 転回温度))、PU時間待ってから、冷却器の電源をONします。 温度調節器が、冷却器の電源をONしているときは 画面の"Work"LEDが点灯します。

仕様

項目 Unit
定格電流 10 A
消費電力 ≤ 3 W
動作電圧 AC 90 〜 250 ± 10 % V
測定範囲 -40 〜 120
測定精度 0.1
測定誤差 ± 0.3
制御精度 0.1
転回温度 1 〜 30
動作環境
   温度 -20 〜 70
   湿度 < 90% 結露無いこと RH
温度センサー NTC 25 ℃ = 10KΩ B3435
   ケーブル長さ 1 m
商品寸法 8.5 x 7.5 x 3.5 cm
重さ 100 g

その他

  • 大きく明るいLEDディスプレイ
  • Work LED: 接続機器に電源供給中点灯
  • Set LED: パラメータ変更中点灯
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