RubyKaigi 2013 – great conference, but I probably wouldn’t go next year if I was a woman の内容の概略です。認識間違ってたら訂正するので @kyanny までご連絡ください。
It is a Japanese outline text of RubyKaigi 2013 – great conference, but I probably wouldn’t go next year if I was a woman. If you find any issues, please mention to @kyanny.
- RubyKaigi 2013 のあるプレゼン中に、発表者が「おまえらが来年台湾に来るべき理由: 女の子がかわいい」という発言をした (あくまで冗談、というニュアンスで)
- その発言に対する聴衆の反応は、拍手喝采・オオウケ、という感じだった。けどこれってまずくない?というのが元ブログの趣旨
- ブログの著者は、この発表者の発言そのものを問題視しているのではない (全く問題が無いと思っているわけでもないが、個人攻撃は望んでいないのであえて名指ししていない / 訳者も同感です)
- 聴衆はざっと見た感じ 95% くらいは男性で、ブログ著者は、「そういう男性ばかりの場で、女性の容姿に関する冗談に対し、そのような反応をしているのをその場に居合わせた女性が見たら、来年もまた来たいと思うのだろうか?」と言っている
- ブログ著者は、このような反応をしてしまう「私達のコミュニティの文化・カルチャー」に問題がある、と指摘し、この出来事から我々は学ぶことができるはず、と主張している
- 背景として、日本に限らず世界中のさまざまな技術者コミュニティに同様の問題がある、ようだ。どこも男性が圧倒的に多く、少数派である女性が男性ばかりのコミュニティの文化についてどう感じるか、に対する想像力とか配慮とかが足りないのでは、という議論が行われてきた歴史があり、ついに日本で開催されたカンファレンスでも同じ問題提起がなされた、というのがイマココ
なんでこれを書いたのか: これはデリケートな問題で、たぶんまだ正解は無い (受け取り方は人それぞれ) だけど、セミ・インターナショナル・カンファレンスを自称した RubyKaigi 2013 で、海外からの参加者からこういう問題提起がなされたことを、ホストした日本の Ruby コミュニティは真摯に受け止めて、この問題についてみんなで考え、議論する必要がある、と思ったから。 RubyKaigi がこの先インターナショナル・カンファレンスを目指すのなら、この問題を避けて通ることはできないと思ったから。
個人的には、件のプレゼンの場に居合わせなかった気がする (覚えてない) けど、もしその場にいたら大多数の人と同じように笑って拍手しちゃっただろうな、と思う (これについては反省するしかない) 一方で、それは明らかにアウトなポルノとかの類とは違うので、ものすごくまずいリアクションだった、と強く主張する立場ではない。自分のなかでも答えは出ていない。
本題とそれるが、こういう話題が出てきたということは、 RubyKaigi 2013 は本当にセミ・インターナショナル・カンファレンスだったんだな、と思った。