map vs inject vs each_with_object

enumberalbe

# map(collect)

### 特徴
レシーバの配列の要素、１つずつに対して処理を行う  
一つずつというのが重要で、処理前と処理後の配列のsizeは結局同じ  

### 使い所
配列→配列の場合に使う  
配列内容の要素すべてを１つずつ同様の処理を行うのに便利  
例えば  

```ruby
#要素をそれぞれ2倍する
(1..3).map{|i| i*2 }
```

# inject

### 特徴
block内の戻り値をblockの第一引数に代入しながら繰り返す

### 使い所  
blockの戻り値は初期値に反映されるので=を使用せず計算できる

```ruby
(1..3).inject(0) {|result, i| result + i }
```

ハッシュなり配列をinjectで作成しようと思うと  
ハッシュ、配列に詰める処理がblockでかかれるが  

```ruby
[:a, :b, :c].inject({}) {|h, key| h[key] += 1 ; h}

```

h[key] += 1　#=> 1  
であるため明示的に戻り値を指定する必要がある  
そこで#each_with_object  

# each_with_object

### 特徴
初期値で渡すobjectをeach毎に第２引数として使用する  
よく使うのはblock内でobjectを破壊的に変更して、結果を次のeachに適用させる方法  

### 使い所
配列⇔配列⇔ハッシュ⇔ハッシュの作成  
戻り値はblock引数のobjectになるので、そいつを破壊的に変化させればよい
　
```ruby
[:a, :b, :c].each_with_object({}) {|key, object| object[key] = 1 }
```

objectの初期値が配列やハッシュの時、ようは最終的に欲しい値がハッシュや配列の場合  
each_with_objectは火を噴く  
逆に初期値が数字や文字列の場合は、=ではレシーバを破壊できないので<<を使用したりする必要がある  
これは面倒で引っかかる可能性があるので、初期値が文字列や数値の場合はinjectを使う方がよさそう