電書ラボ公開セミナー2016 第一回で使用したでんでんコンバーターのチュートリアル素材です。 使用した文章は月刊群雛 2015年03月号収録のゲストコラム「僕の『電子書籍元年』」の抜粋です。Kindle版の購入はこちら。
.txtと.mdファイルはでんでんマークダウンで記述しています。でんでんマークダウンの記法はこちらを参照してください。
何も加工していない素のテキストファイルです。
見出しのマークアップを加えています。RAW
ボタンを押すとマークアップが確認できます。
## はじめに ##
空行を入れて段落をp
要素として表現しています。
表外漢字にルビをふってみました。
三〇歳を過ぎても僕は自分の人生の{躓|つまづ}きを受け入れられずにいた。
とはいえ今から勉強するのも{癪|しゃく}な話だ。
グループルビ: 省力的。汎用的。
{電子出版|でんししゅっぱん}を手軽に
熟語ルビ: 親文字とルビ文字の対応関係を作れる。途中で改行できる。
{電子出版|でん|し|しゅっ|ぱん}を手軽に
強調マークアップ(em
要素)を使って圏点を表現してみました(なお原本にこの表現はありません)。
*失敗を経てプレイするのは馬鹿馬鹿しい*。
強調を圏点のレイアウトにするには、次の記述を加えたCSSをテキストファイルとともにアップロードする必要があります。
ビュレットの圏点
em {
font-style: normal;
-epub-text-emphasis-style: filled dot;
text-emphasis-style: filled dot;
}
ゴマ点の圏点
em {
font-style: normal;
-epub-text-emphasis-style: filled sesame;
text-emphasis-style: filled sesame;
}
一部の数字の表記を縦中横にしています(なお原本にこの表現はありません)。使う桁数が増えるほど、レイアウトが破綻するリスクが高まるので原則2桁、多くても3桁までにとどめるべきです。
1プレイ^50^円のゲーセンなら^300^円で半日は潰せる。
「はじめに」と「一」の間に改ページを入れています。
これから話すのは、そんな僕に訪れた「電子書籍元年」の出来事だ。実のところ「電子書籍元年」がいつを指すのかは諸説ある。一九九八年の電子書籍コンソーシアムの頃や、リブリエ、シグマブックが発売された二〇〇三〜二〇〇四年頃を指すこともある。どちらも僕の知らない過去の話だ。最近ではタブレットや電子ペーパー端末が相次いで登場した二〇一〇年を指すことが多い。まだ「電子書籍元年」は来ていないという人もいる。人それぞれの「電子書籍元年」があっていいと思う。僕の「電子書籍元年」は二〇一〇年。
==========
## 一 ##
でんでんコンバーターの設定ファイルです。書誌情報や変換オプションなどを指定しています。