目標: 使っていないノートPCにArchLinuxを入れる。
1. 日本のミラーサイトからISOをダウンロード。こちらがミラーサイト一覧
2. 適当なUSBフラッシュメモリにISOを焼く。手元にLinux機があったので以下で行った。
# dd bs=4M if=/path/to/archlinux.iso of=/dev/sdx status=progress && sync
1. BIOS設定から起動順序をUSBとして、メニュー選択で「Arch Linux Boot」を選択。
2. 日本語キーボードに変更 loadkeys jp106
を実行。
3. 現在のパーティションの確認 fdisk -l
を実行。「/dev/sda1、sda2,sda5」があり各々487M、446G、446Gで用意されていた。これをどのようにパーティショニングするのかよくわからない。こちらArchLinuxのインストール(3つのブート方式ごとの設定)を参照した。
partedというコマンドを用いる。
自分の場合、
- sda1をブート領域(200M)
- sda2をスワップ領域(4G)
- sda3をArchLinuxのルート(145G)
とした。350Gほど余っているが、別のLinuxを入れたくなることもあろうかと思って残してある。
# parted /dev/sda
(parted)mklabel msdos
(parted)mkpart primary ext4 1MiB 200MiB
(parted)mkpart primary linux-swap 200MiB 4GiB
(parted)mkpart primary ext4 4GiB 150GiB
(parted)q
途中で「Ignore/Cancel」と聞かれた場合、すべてIgnoreとする。
# fdisk -l
/dev/sda1 199MB Linux
/dev/sda2 3.9GB Linux swap
/dev/sda3 146G Linux
となった。パーティション反映させるため、ここで再起動をかける。
# reboot
同様に上記サイト手順に従う。
mkfs.ext4 /dev/sda1
mkswap /dev/sda2
swapon /dev/sda2
mkfs.ext4 /dev/sda3
「yes/No」きかれた"yes"と答える。
mount /dev/sda3 /mnt
mkdir /mnt/boot
mount /dev/sda1 /mnt/boot
lsblk
で各々以下の通りマウントされていることを確認する。
- sda1 -> /mnt/boot
- sda2 -> [SWAP]
- sda3 -> /mnt
1. wifi-menu
でアクセスポイントにつなぐ。WPSなど対応してないのでキーを入れる必要がある。
2. ping archlinux.org
で帰ってくることを確認
-
timedatectl set-ntp true
-
vimでリポジトリサーバーリストの編集。Japanサーバーを一番上に持ってくる。全部で4つほどある。
# vim /etc/pacman.d/mirrorlist
pacstrap /mnt base base-devel
でベースシステムインストール。時間がかかるので放っておく。
genfstab -U /mnt >> /mnt/etc/fstab
arch-chroot /mnt
で/mntをルートとする。
-
ln -sf /usr/share/zoneinfo/Asia/Tokyo /etc/localtime
でタイムゾーンを設定 -
hwclock --systohc --utc
でUTCに設定 -
ロケール設定の下準備として
/etc/locale.gen
を編集。en_US.UTF-8 UTF-8
とja_JP.UTF-8 UTF-8
をアンコメント。 -
ロケールとキーマップ設定のため以下のコマンドを実行する。
# locale-gen
# echo LANG=ja_JP.UTF-8 > /etc/locale.conf
# echo KEYMAP=jp106 > /etc/vconsole.conf
# echo papamouse > /etc/hostname
とし、/etc/hosts
にも次のエントリを追加。
127.0.0.1 papamouse.localdomain papamouse
こちらのワイヤレス設定を参照する。
-
lspci -k
でワイヤレスのドライバがロードされているか確認。 -
ip link
を実行してどのI/Fでワイヤレスが起動しているか調べる。自分の場合は以下で設定されていた。
3: wlp2s0 <BROADCAST,MULTICAST> ...
netct
を用いて、設定プロファイルを作成する。
# netctl edit fujiwara
/usr/bin/netctl: line 181: exec: vim: not found
# pacman -S vim
# cp /etc/netctl/examples/wireless-wpa /etc/netctl/fujiwara
# vi /etc/netctl/fujiwara
:
(SSIDとパスワードを書き換え)
# netctl list
Running in chroot, ignoring request: status
+ fujiwara
- chrootしている状態だと進められないようなので
reboot
する。その前にwifi-menu
が動くようにする。
# wifi-menu
Please install 'dialog' to use wifi-menu
# pacman -S dialog
:
# wifi-menu
Scanning for networks... You need to install 'wpa_supplicant'
failed
No networks found
# pacman -S wpa_supplicant
# wifi-menu
(設定メニューが表示されることを確認、ただしchroot
下ではプロファイルの書き換えなど行えない。
6. reboot
する。
# exit --> chrootから抜ける
# reboot