VMware の仮想マシンをコピーして使用する方法のメモです。
- VMware ESXi 6.0.0
- VMware vSphere Client 6.0.0
コピー元の仮想マシンが起動している場合は、仮想マシンを停止します。
- VMware vSphere Client のホストの「構成」タブでコピー元のデータストアを選択し、右クリックメニューから「データストアの参照」を選択します。
- 起動したデータストアブラウザでコピー元のフォルダを選択し、ログファイル以外の5個のファイルを選択し、右クリックメニューから「コピー」を選択します。
- 続いてコピー先のデータストアを選択し、右クリックメニューから「データストアの参照」を選択します。
- 起動したデータストアブラウザで新しい仮想マシン用の新規フォルダを作成し、先程コピーした5個のファイルを貼り付けます。
- VMware vSphere Client のホストの「構成」タブで「セキュリティプロファイル」を選択し、サービスの「プロファイティ」をクリックします。
- SSH の状態を確認し、停止状態の場合は SSH を選択し、「オプション」ボタンをクリックします。
- 「手動で開始および停止」を選択し、「開始」をクリックしダイアログを閉じます。
- ターミナルからホスト OS へ接続します。
- ホスト OS へは、root アカウントでチャレンジレスポンス認証を使用してログインします。
- コピー先の仮想マシンが存在するディレクトリに移動します。
$ cd /vmfs/volumes/{DatastoreName}/{originalname}
- 下記のコマンドを実行し、仮想ディスクファイル(vmdk)の名称を新しい仮想マシン名称に変更します。
$ vmkfstools -E "originalname.vmdk" "newname.vmdk"
- 仮想ディスクファイル以外のファイルも新しい名称に変更します。
$ mv "originalname.nvram" "newname.nvram"
$ mv "originalname.vmsd" "newname.vmsd"
$ mv "originalname.vmx" "newname.vmx"
$ mv "originalname.vmxf" "newname.vmxf"
- 任意のエディタで仮想マシン構成ファイル(vmx)を編集し、下記の項目の値を変更します。
$ vi "newname.vmx"
nvram = "newname.nvram"
scsi0:0.fileName = "newname.vmdk"
displayName = "newname"
sched.swap.derivedName = "/vmfs/volumes/DatastoreUUID/newname/newname-UUID.vswp"
migrate.hostlog = "./newname-UUID.hlog"
extendedConfigFile = "newname.vmxf"
- ターミナルを終了します。
有効化した SSH サービスを無効化します。
- データストアブラウザでコピー先のフォルダの状態を更新し、ファイル名が変更されていることを確認します。
- コピー先の仮想マシン構成ファイル(vmx)を選択し、右クリックメニューから「インベントリへの追加」を選択します。
- VMware vSphere Client で対象の仮想マシンを選択し、「仮想マシン設定の編集」をクリックします。
- 「ネットワークアダプタ」を選択し、「パワーオン時に接続」のチェックを外して「OK」ボタンをクリックします。
- 仮想マシンをパワーオンします。
- 「サマリ」タブに確認メッセージが表示されているので、「コピーしました」を選択します。
(注意)コピーを選択すると、仮想マシンの UUID と MAC アドレスが変更されます。 - 仮想マシンコンソールからログインし、IP アドレスとホスト名を変更します。
- 「ネットワークアダプタ」の設定を元の状態に戻して仮想マシンを再起動します。