- 用語の定義
- 乱数(Random number)
- 乱数とは、サイコロの出目のように規則性がなく予測不能な数値のこと(http://e-words.jp/w/%E4%B9%B1%E6%95%B0.htmlより)
- 乱数列(Random number sequence)
- 乱数からなる数列のこと
- 擬似乱数(Pseudorandom number)
- 擬似乱数とは、確定的な計算によって生成した乱数のように見える数列の乱数のこと
- 一般に「乱数」というと「擬似乱数」を指す
- 乱数列 → 擬似乱数列
- 擬似乱数 ⇔ 自然乱数(真の乱数)
- 擬似乱数列(Pseudorandom number sequence)
- 擬似乱数からなる数列のこと
- 擬似乱数生成法
- 擬似乱数列を生成する方法のこと
- 「擬似乱数発生法」とも呼ばれる
- 擬似乱数生成器(Pseudorandom number generator)
- 擬似乱数発生法で擬似乱数を発生させるために用いられる機器のこと
- 今日では再現性、生成コストの観点から漸化式による擬似乱数列の生成が主流である
- seedを入力に取り疑似乱数列をリアルタイム生成する
- Seed
- 疑似乱数列を決定する際に使われる値のこと
- 擬似乱数生成器の入力値
- Seedが決まれば疑似乱数列が決まる
- 初期Seed(Initial seed), 乱数種(Random seed)とも呼ばれる
- Seedは擬似乱数ではないが、便宜上、Seedを疑似乱数列の初項(第0項)とする
- 乱数の消費(Consumption of random number)
- 新しい乱数を得ること
- ❌ フレームを消費する
- ⭕ 乱数を消費する
- あるランダムな事象Aを生じさせるために乱数が使われた際に、「事象Aが乱数を消費した」といった使い方がされている
- 乱数の位置(Index of random number)
- 乱数の位置とは、第n項にその乱数を持つ乱数列において、nの値を指す
- ある乱数列上における初期Seedから乱数までの距離と考えることもできる
- 使用例
- Seedを乱数生成器に与えて乱数を2消費した時、直前に消費した乱数の位置は2である
- フレーム(Frame)
- 動画を構成する一枚一枚の静止画(コマ)のこと
- 応答時間の最小単位
- 単位の記号は「F」
- 第三世代で描画処理1Fにつき乱数が1消費されることから、消費される乱数の個数を数える際にFを単位として用いる慣習がある
- 使用例
- 「おしえテレビ使用時は1Fあたり313F消費される」
- 乱数(Random number)
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October 1, 2016 10:02
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乱数調整関連の用語集
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乱数よりも乱数列を先に定義したほうが良いのではないかという話。
乱数とは前の値から次の値が予測不能である数列の元のことであり、乱数を考える上で先に乱数列のことを考えている。乱数は単体ではその乱数性を評価することはできず、いくつかの乱数の集合から「周期や高次元分布に着目して」[広井 誠「Algorithms with Python / 乱数」M.Hiroi's Home Page, 2007 (最終閲覧日: 2016年10月1日)より抜粋] 評価する。(つまり乱数列を考えないと乱数を評価できないということ)
このように先に乱数列を定義すれば簡潔に要点を説明できるので乱数よりも乱数列を先に定義したほうが良さそう。