大昔に書いたもの

gistfile1.txt

/*
 * understandpointer.c by Daisuke Nakamura
 * 
 * ポインタの概念をわかるためのプログラム
 * 
 * ポインタがわかりにくいのは、ポインタ関連の演算子が
 * いろんな意味で使われていて
 * ややこしいからだ。たとえば、変数の宣言で
 * int *ptr;
 * と書いたときの'*'と、文中で
 * hoge = *ptr;
 * と書いたときの'*'とでは、まったく意味が違うのにおなじ記号
 * が使われている。さらに、
 *
 * main(){
 *   int *ptr;
 *   *ptr = 100;
 *   printf( "%d\n", *ptr );
 * }
 *
 * というプログラムが偶然うまく動く(ように見える)場合がけっこう多い
 * ことで、まちがったまま納得してしまうことが多い。
 * intへのポインタ型とint型とはまったく違うのに、intへのポインタ型を
 * intのちょっとちがう版のように感じてしまうのだ。
 *
 * 
 * ということで、こんなふうにしてみるのはどうでしょう。
 * 最初の3行は難しいので、includeファイルにして隠したほうがいいと思い
 * ます。
 * 
 * 
 * 
 */


#define VALUEOF( a ) ((*a))
#define ADDRESSOF( a ) ((&a))
typedef int * memoryaddress;

int main(void)
{
	memoryaddress addr;
	int i;

	addr = ADDRESSOF( i );
	VALUEOF( addr ) = 100;
	printf( "i=%d valueof(addr)=%d\n", i, VALUEOF(addr) );

	return 0;

	
}


/*
 * ポインタの概念を教えるときによく使われる、値を交換する
 * 関数。
 */
void swapvalue( memoryaddress a, memoryaddress b )
{
	int tmp;
	
	tmp = VALUEOF( a );

	VALUEOF( a ) = VALUEOF( b );

	VALUEOF( b ) = tmp;
	
}

int main2(void)
{
	int a, b;

	a = 1;
	b = 200;

	printf( "before a=%d b=%d\n", a, b );

	swapvalue( ADDRESSOF(a) , ADDRESSOF(b) );
	
	printf( "after  a=%d b=%d\n", a, b );

	return 0;
	
	
}