今まで何でEmacs使ってたんだろう…と遠い目をしながら書いてます。
なんかEmacsを使うことって、暗黙の前提になってますよね。ぼくも一人暮らしをし始めたとき、何の逡巡もなくEmacsを購入してしまいました。確か15MBくらいする牛印のいい感じのヤツです。
でもですね、2年くらい前にEmacsをやめて、Vimにしたんですよ。妻が夜な夜なiPhoneで情報収集をしていたところ、突如Vimに惹かれたらしく、いつの間にか$EDITORにVimが鎮座していました。
(ウガンダには募金しました。)
こいつを手に入れてからというもの、Emacsは完全にお蔵入りです。Emacs 24で互換性が壊れたので、サーバ移設のタイミングで削除してしまいました。今思うと、なぜEmacsでコードを書いていたのか、小一時間問いただしたい気分です。
Vimは早い!
まず、VimはEmacsより早く立ち上がるですよ。LISP式のEmacsって、立ち上げるまでに一時間弱かかりますよね。CUIモードを使っても40分くらい。Vimですと、概ね0.3秒あればふんわりと立ち上げるんですよ。
開き方も超簡単で、
- まずは静かな気持ちでvim の後にファイル名を入れてEnterを押します。
- すると5秒くらいウガンダの恵まれない子供たちに援助を求められるので、送金して8分放置。
- 8分経ったら10〜15分程度蒸らして、ほらもうスクリーンセーバが起動しています。
3ステップで超簡単です、ホント。予約機能とかはありませんが、朝起きてから立ち上げても十分仕事に間に合うかと。
ここは気のせいかもしれませんが、Vimの方が開いたコードが美しく保存される感じがします。ちなみに夜開いたファイルを保存して、翌日の朝・昼に開いてUndoバッファは消えません(set undofileした場合ですが)。
Emacsよりサイズも小さいので、めったに使わない場合でもVimごとコンテナに突っ込んでおくこともできます。コンテナに入れると大きくなりそうですが、dockerでbuildしてもごく普通に小さいのが不思議です。Emacsのelcのようなディスク浪費ははありません。
そして!Vimですと、男のロマンともいうべきvimrcがいじれます。もっとも、vimrcを配布するのはけっこう面倒いいんですが…。とにかく、Vimがあればvimrcに凝れます。最近は「Vim互換Emacs」ともいえるEvilが出ているようですが、そんなもの使う必要はないのです。
ここまで読んで、きっとみなさんもVimが欲しくなってきたことでしょう。最後に駄目押し、VimはEmacsよりコストが低いんです!
我が家はこのVimを使っているんですが、なんと2,700KB。通常のEmacsより全然安いわけですよ。ホント、なぜEmacsを立ち上げてしまったんだろう…。
いや本当にVimはいいものなんですって。Emacs派のみなさんはぜひ一度お試しあれ。Emacs使わなくなりますよ。うちは終盤、Emacsはnavi2ch専門のビューワとなっておりました(2chだけはEmacsが楽なんです)。
元記事:
http://www.ikedahayato.com/20150107/18864680.html
http://konoyono.hateblo.jp/entry/why_Mac