- 各 input-processor は、前の処理結果を受け取って次の処理に渡します
- スケーリング(倍率変更)を先に行うか、XY変換(入れ替え・反転)を先に行うかで、最終的な値や方向が変わります。
順番 | 具体例 | 結果の違い |
---|---|---|
① XY変換 → スケーリング | 1. XY軸を入れ替え・反転 2. 値をスケーリング |
変換後の方向や動きがスケーリングされて反映されます |
② スケーリング → XY変換 | 1. 値をスケーリング 2. XY軸を入れ替え・反転 |
スケーリングした後の値が変換され、動き方が異なります |
このように、同じ処理内容でも順番が違うと、スクロールの方向や速度が意図と異なる場合があります。
そのため、入力処理の順番はとても重要です。
Scaler Input Processor(スケーラー入力プロセッサ)は、特定の入力イベント(例:トラックボールやホイールの動き)の値を、指定した倍率で拡大・縮小するための仕組みです。
設定した「コード」に一致するイベントだけが処理され、それ以外は無視されます。
スケーラー
は「乗算する値」と「除算する値」の2つの正の整数
パラメータを取ります。
-
&zip_xy_scaler 2 1
→ X/Yの動きを2倍にします。 -
&zip_xy_scaler 1 3
→ 動きを1/3にして、より細かい操作ができるようにします。
注意
倍率や除数は最大16
までにしてください(それ以上だとオーバーフローの危険があります)。
参照名 | 説明 |
---|---|
&zip_xy_scaler |
X軸・Y軸の両方を同じ倍率で調整 |
&zip_x_scaler |
X軸だけを調整 |
&zip_y_scaler |
Y軸だけを調整 |
&zip_scroll_scaler |
ホイールや横ホイールの値を調整 |
- Scaler Input Processorは、入力の感度や速度を細かく調整したいときに便利です。
- X軸・Y軸・ホイールなど、個別に倍率を設定できます。