マウスカーソルの動きに「加速度カーブ」機能を採用しています。
これは、トラックボールを動かす速さに応じてカーソルの移動量が変化するしくみです。
また、スクロールも加速度できるようにしてあります。
- ゆっくり動かすと、カーソルも細かくゆっくり動きます
- 速く動かすと、カーソルがより大きく遠くまで動きます
この仕組みにより、
- 精密な操作が必要なときは細かく動かせる
- 大きな移動が必要なときはすばやくカーソルを動かせるという、直感的で快適な操作感を実現しています。
加速度カーブの「しきい値」や「倍率」は、ご要望に合わせてカスタマイズ可能です。
たとえば…
- もっと細かい操作を重視したい場合
- もっと素早く大きく動かしたい場合
など、ご希望に応じて調整できます。
-
より細かい操作を重視したい場合
しきい値や倍率(accel-factors)を下げてください。
ポインターの動きがより穏やかになり、ゆっくりした小さな動きがしやすくなります。 -
よりダイナミックな動きを重視したい場合
しきい値や倍率を上げたり、段階数を増やしてください。
速くマウスを動かしたときにカーソルがより遠くまで移動し、画面全体を素早く移動できます。
これらの値は、用途やお好みに合わせてデバイスツリーで調整してください。
- 推奨設定例:
accel-thresholds = <3 7 15>; accel-factors = <1000 1300 1700 2200>; // 1.0倍, 1.3倍, 1.7倍, 2.2倍
- 解説:
低めのしきい値と適度な倍率で、ゆっくり動かすときは精密なエイム、素早く動かすときは一気に大きく振り向けます。
- 推奨設定例:
accel-thresholds = <2 4 8>; accel-factors = <1000 1150 1300 1500>; // 1.0倍, 1.15倍, 1.3倍, 1.5倍
- 解説:
とても緩やかな加速度で、細かい操作や図面の微調整がしやすく、カーソルの飛びすぎを防ぎます。
- 推奨設定例:
accel-thresholds = <2 6 16>; accel-factors = <1000 1600 2100 2700>; // 1.0倍, 1.6倍, 2.1倍, 2.7倍
- 解説:
大画面でも素早くカーソルを移動できるよう、しきい値・倍率とも高め。ゆっくり動かせば細かい操作も維持できます。