近年、多くのAIコード補助ツールが登場しており、開発効率を飛躍的に高めています。本レポートでは、代表的な6つのツール（GitHub Copilot、Cursor、Cline、Devin、Windsurf、Replit（Ghostwriter））について、公式情報に基づき比較します。それぞれの主な機能、料金プラン（2025年3月時点）、インストール方法・動作環境、利用者の声、他ツールとの比較をまとめます。
まず、各ツールの主要項目を一覧表にまとめます。
| ツール (公式サイト) | 主な機能 | 料金プラン (個人 / 法人) | 対応環境 | 対象ユーザー |
|---|---|---|---|---|
| GitHub Copilot (GitHub) |
AIによるコード補完、チャットによる質問回答・バグ検知、ターミナル/CLI補助、PR要約、自動コードレビューなど (Announcing 150M developers and a new free tier for GitHub Copilot in VS Code - The GitHub Blog) (GitHub Copilot · Your AI pair programmer · GitHub) | 個人: Copilot Free (無料、一部機能制限)、Copilot Pro $10/月 ($100/年) (Subscription plans for GitHub Copilot - GitHub Docs) 法人: Business $19/ユーザ/月、Enterprise $39/ユーザ/月 (Subscription plans for GitHub Copilot - GitHub Docs) |
各種IDE拡張 (VS Code、Visual Studio、Vim/Neovim、JetBrains、など)、クラウド (GitHub上でのチャット等) (GitHub Copilot · Your AI pair programmer · GitHub) | 個人開発者（プロ・学生・OSS貢献者は無料枠有）、チーム・企業 (数名〜大規模組織) |
| Cursor (Cursor.com) |
AI統合開発環境(コードエディタ)によるコード補完、コードベースQA、自然言語による一括編集（リファクタリング） (Cursor - The AI Code Editor) (Cursor - The AI Code Editor) | 個人: Hobbyプラン (無料、月2000補完) / Pro $20/月 ([Pricing | Cursor - The AI Code Editor](https://www.cursor.com/pricing#:~:text=%2A%20)) 法人: Business $40/ユーザ/月 ([Pricing |
Cursor - The AI Code Editor](https://www.cursor.com/pricing#:~:text=%2A%20)) |
| Cline (Cline.bot) |
オープンソースの自律型AIコーディングエージェント。計画と実行モードによる複数工程の自動コーディング、ファイル生成・編集、ターミナルコマンド実行、ブラウザ操作まで可能 ([ |
Cline - Visual Studio Marketplace
](https://marketplace.visualstudio.com/items?itemName=saoudrizwan.claude-dev#:~:text=Meet%20Cline%2C%20an%20AI%20assistant,a%20N%20d%20E%20ditor)) ([
Cline - Visual Studio Marketplace
](https://marketplace.visualstudio.com/items?itemName=saoudrizwan.claude-dev#:~:text=3,runtime%20errors%20and%20visual%20bugs)) | **個人:** ツール自体は無料（VS Code拡張）。モデル利用料は従量課金（例: Claude 3.5 Sonnet 入力100万トークンあたり$3等） ([Full-Power AI Development: Why Cline Doesn't Limit Your Model's Potential - Cline Blog](https://cline.bot/blog/the-real-economics-of-ai-development-why-clines-transparent-token-based-approach-delivers-superior-results-2#:~:text=%2A%20Free%20options%3A%20Gemini,00%2FM%20output))<br>**法人:** エンタープライズ向けにオンプレ展開やカスタム契約可能（要問い合わせ） ([Cline - AI Autonomous Coding Agent for VS Code](https://cline.bot/enterprise#:~:text=Security%20%26%20Privacy)) ([Cline - AI Autonomous Coding Agent for VS Code](https://cline.bot/enterprise#:~:text=Get%20Started%20with%20Cline%20Enterprise)) | VS Code拡張 (要APIキーまたはクレジット設定)、サーバサイド実行（クラウド/ローカル）。MCPプロトコルで複数モデル連携 ([
Cline - Visual Studio Marketplace
](https://marketplace.visualstudio.com/items?itemName=saoudrizwan.claude-dev#:~:text=Meet%20Cline%2C%20an%20AI%20assistant,a%20N%20d%20E%20ditor)) | 上級開発者、熟練エンジニアチーム（大規模コードベースで高度な自動化を求める場合） |
| Devin
(Devin.ai) | 自律型AIソフトウェアエンジニア（AIジュニアエンジニア）。マルチファイルのコード生成、タスクの自動実行、テスト・デプロイまで対応。Slack経由の音声指示、複数エージェント並行動作（MultiDevin） (Devin 1.2: Updated AI engineer enhances coding with smarter in-context reasoning, voice integration | VentureBeat) (Pricing | Devin) | チーム: $500/月（無制限ユーザ席数、ACU※月額含む） (Pricing | Devin) (Pricing | Devin)
エンタープライズ: カスタム契約（専用AIや並列Devins、VPCデプロイ等を提供） (Pricing | Devin)
※ACU: Agent Compute Unit（作業量単位） | クラウドサービス（Webアプリで提供）。Slack連携、REST API提供。IDE拡張ベータあり (More Expensive Than ChatGPT Pro! Why Does Devin AI Dare to Charge a $500 Subscription Fee?) | エンタープライズ（大規模開発組織）。高額だが大規模コードリファクタ等を自動化したいチーム向け |
| Windsurf
(Codeium) | AI搭載の統合開発環境（VS Codeベース）。従来のコード補完（Copilot的機能）と自動エージェント（Cascadeフロー）を統合。マルチファイル編集、デバッグコマンド提案、リアルタイムでユーザー操作と同期するエージェント機能 (Windsurf Editor by Codeium) (Windsurf Editor by Codeium) | 個人: Free (無料、ベースモデル無制限+プレミアムモデル月5クレジット) (Pricing | Windsurf Editor and Codeium extensions) (Pricing | Windsurf Editor and Codeium extensions); Pro $15/月 (プレミアムモデル月2000クレジット等) (Pricing | Windsurf Editor and Codeium extensions) (Pricing | Windsurf Editor and Codeium extensions); Pro Ultimate $60/月 (プレミアム無制限等) (Pricing | Windsurf Editor and Codeium extensions)
法人: Teams $35/ユーザ/月 (200ユーザまで) (Pricing | Windsurf Editor and Codeium extensions) (Pricing | Windsurf Editor and Codeium extensions); Teams Ultimate $90/ユーザ/月 (Pricing | Windsurf Editor and Codeium extensions); Enterprise（要問い合わせ） (Pricing | Windsurf Editor and Codeium extensions) | 専用エディタ (Windows/Mac/Linux対応) (Windsurf Editor by Codeium)。またはVS Code/JetBrains用Codeium拡張。MCP（Model Context Protocol）対応 (Pricing | Windsurf Editor and Codeium extensions) | 個人〜中小規模チーム（無料で開始し、高度機能が必要になれば有料プラン）。プライバシー重視のユーザ（非許可データ学習なし） |
| Replit (Ghostwriter)
(Replit) | オンラインIDE上のAIコーディング補助。「Replit Agent」によるアプリ/サイトの自動生成（プロジェクト雛形構築）と「Replit Assistant」による既存コードの編集・改良補助。コード説明、バグ修正提案、対話形式でのコーディング支援 (Agent & Assistant - Replit) (Agent & Assistant - Replit) | 個人: Starter無料（AI補助限定的）; Replit Core $25/月 (年額一括時$20) (Pricing - Replit) (Pricing - Replit)
法人: Teams （年額準備中・1ユーザあたり月額換算約$25?） (Pricing - Replit) (Pricing - Replit); Enterprise（カスタム契約） (Pricing - Replit) | ReplitオンラインIDE上で利用（ブラウザまたはReplitアプリ）。エディタ・実行環境・デプロイが一体化。スクリーンショットからUI構築可能 (Agent & Assistant - Replit) | 初学者～中級個人開発者（環境構築せず学習・プロトタイプ可能）。一部プロチームや教育用途、クラウド志向の企業 |
各ツールの詳細な特徴と比較は以下のとおりです。
GitHub Copilot（以下Copilot）は、OpenAIのモデルを用いたAIペアプログラマーとして、エディタ上でコードの続きをリアルタイム提案する高度なコード補完ツールです (GitHub Copilot · Your AI pair programmer · GitHub)。ユーザーがコメントや関数を書き始めると、その文脈に応じて複数行のコード提案を行います。近年は機能が拡張され、Copilot Chatによる対話型アシスタントが登場しました。Visual Studio CodeやJetBrains上でチャットウィンドウを開き、自然言語で質問すると、コードの説明やバグの原因分析、修正案の提示などを行います (Announcing 150M developers and a new free tier for GitHub Copilot in VS Code - The GitHub Blog)。また、GitHubプラットフォームと連携したPull Request要約やコードレビュー提案機能も提供され、AIがプルリクエストの変更点を要約したり、潜在的なバグや改善点を指摘してくれます (Announcing 150M developers and a new free tier for GitHub Copilot in VS Code - The GitHub Blog)。さらに、ターミナル利用者向けにCLIでのコマンド補完機能もあり、GitHub CLIを介して次のコマンド候補を提案します (GitHub Copilot · Your AI pair programmer · GitHub)。これらの機能により、Copilotは日常のコーディングからレビューまで幅広く開発を支援します。
Copilotは個人・法人向けに複数のプランが提供されています。個人向けには、限定機能の**「Copilot Free」(無料)と、全機能が使える「Copilot Pro」があります。Copilot Proは月額$10 (年額契約では$100)で、学生・教員・著名OSS開発者には無償提供されます (Subscription plans for GitHub Copilot - GitHub Docs)。法人向けには、組織管理機能等が付いた「Copilot Business」（ユーザあたり$19/月）と、大規模企業向けの「Copilot Enterprise」（ユーザあたり$39/月）があり、後者は組織全体でカスタムモデルの利用や知識ベース統合など追加機能が含まれます (Subscription plans for GitHub Copilot - GitHub Docs)。なお2024年末より、Copilot Freeが一般提供され、GitHubアカウントさえあれば月50回のチャットと2000回の補完**を無料で利用可能になりました (Announcing 150M developers and a new free tier for GitHub Copilot in VS Code - The GitHub Blog) (Announcing 150M developers and a new free tier for GitHub Copilot in VS Code - The GitHub Blog)。これにより「まずは無料で試し、本格利用は有料プランへ」といった導入がしやすくなっています。
Copilotは主要な開発環境に対応した拡張機能として提供されています (GitHub Copilot · Your AI pair programmer · GitHub)。たとえばVisual Studio Code拡張をインストールしGitHubアカウントで認証するだけで、すぐにAI補完を利用できます。他にもVisual Studio、Neovim/Vim、JetBrains系IDE、Azure Data Studio向けのプラグインが公式提供されています (GitHub Copilot · Your AI pair programmer · GitHub)。また、GitHubウェブ上でも一部機能（チャットによる質問応答やPR要約など）が利用可能で、GitHub.com上のエディタやモバイルアプリから直接Copilotと対話することもできます (GitHub Copilot · Your AI pair programmer · GitHub)。動作にインターネット接続は必要ですが、ユーザーのコードは適切に切り出されAIに送信されるため、ローカル環境を大きく変更せず導入できる点もメリットです。なお、2023年以降に追加されたCopilot CLI補助やWindows Terminal統合は、GitHub CLIおよびTerminal Canary版で利用できます (GitHub Copilot · Your AI pair programmer · GitHub)。
Copilotは正式リリース以来、多くの開発者に利用されています。ある長期ユーザーは「反復的な作業には非常に有用で、開発の生産性が大きく向上した。支払う価値があるツールだ」と評価しています (GitHub Copilot reviews: What devs are saying about it so far | Zenhub Blog)。実際、複数の開発者のレビューからは「定型的なコードを書く時間が減り、創造的な部分に集中できる」との声が聞かれ、日々のコーディング体験が効率化されたという意見が大勢を占めています (GitHub Copilot reviews: What devs are saying about it so far | Zenhub Blog) (GitHub Copilot reviews: What devs are saying about it so far | Zenhub Blog)。一方で、「万能ではない」との指摘もあります。例えば「提案が文脈と合わない場合もあり、最終的な判断や調整は人間開発者に委ねられる」といった慎重な意見も見られます (GitHub Copilot reviews: What devs are saying about it so far | Zenhub Blog) (GitHub Copilot reviews: What devs are saying about it so far | Zenhub Blog)。しかし総じて、「Copilotの提案精度は概ね高く、既に開発ワークフローに欠かせない存在」と考えるユーザーも多く、コードレビューへの活用や設計のヒント得るための会話ボットとしても重宝されているようです (GitHub Copilot reviews: What devs are saying about it so far | Zenhub Blog)。
Copilotは本比較に挙げたツールの中でも最も広く普及しており、GitHubという開発者プラットフォームとの親和性が強みです。そのため、対応IDEやエディタの幅広さや、GitHub上の開発フロー（PR作成やレビュー）との統合では他をリードしています。また提案の質についても、大規模公開リポジトリで学習したモデルを使っているため人気言語での精度が高く、特にWeb開発（JavaScript/TypeScriptなど）では評価が高いです (GitHub Copilot · Your AI pair programmer · GitHub)。一方、自律的なマルチステップ処理や大規模プロジェクト全体の理解といった点では、後発のエージェント系ツール（ClineやDevin）ほど踏み込んでいません。Copilotはあくまで人間の補佐役としての提案が主体であり、与えられた指示以上の大規模なリファクタリングを自動で計画・実行する機能は限定的です。しかしその分、安定性と低コストで勝り（Copilot Proは月額$10とリーズナブル (Subscription plans for GitHub Copilot - GitHub Docs)）、日常開発に気軽に組み込みやすいというバランスの取れた特性があります。他のツールが高度な機能を提供する一方で、Copilotは「まず導入するAIコーディング支援」として適しており、エンタープライズから個人まで幅広い層に支持されています。
Cursorは、VS Codeをベースに独自拡張したAI統合開発環境（AI Code Editor）です (Cursor - The AI Code Editor)。最大の特徴は、エディタ自体にAI支援を深く統合している点で、単なる補完に留まらずエディタ全体がAIペアプログラマーのように振る舞うことです。具体的には、カーソル位置や編集中の内容から次の編集内容（追加・変更・削除）を予測するTabキー補完機能が強力で、「まるで自分の考えを先読みしているかのよう」と評されます (Cursor - The AI Code Editor)。またプロジェクト内のファイルをクロスリファレンスして、コードベース全体に関する質問に回答したり、関連する定義やドキュメントを参照して提案を生成する機能もあります (Cursor - The AI Code Editor)。ユーザーが「この関数にバグがあるか？」と尋ねれば、コードベースを解析して回答し、必要に応じて修正案も示します。さらに、自然言語でコードを編集できる点も大きな特徴です (Cursor - The AI Code Editor)。例えば「このクラスをシングルトンパターンに書き換えて」といったプロンプトを与えると、AIが該当コードを一括変更する提案を行います。大きな変更はdiff（差分）単位で提示されるため、安全に適用可否を判断できます (Cursor - The AI Code Editor)。このようにCursorはコード補完＋対話型AIコーチ＋自動リファクタを一つの開発環境で提供し、開発者の生産性を高めます。
Cursorには無料からビジネス向けまで3つのプランがあります。「Hobby（無料）」プランでは、月あたり約2000回のAIコード補完と、Pro版機能のお試しが可能な2週間のトライアルが含まれます (Pricing | Cursor - The AI Code Editor) (Pricing | Cursor - The AI Code Editor)。無料でも一定回数まではGPT-4やClaudeなどの高性能モデル（プレミアムリクエスト）を利用できます (Pricing | Cursor - The AI Code Editor) (Pricing | Cursor - The AI Code Editor)。次に「Pro」プランは月額$20で、補完回数無制限となり、高速なプレミアムリクエストが月500回まで可能です (Pricing | Cursor - The AI Code Editor) (Pricing | Cursor - The AI Code Editor)（超過後も低速モードで無制限利用可 (Pricing | Cursor - The AI Code Editor)）。最上位の「Business」プランはユーザあたり$40/月で、Proの機能に加え組織全体でのプライバシーモード強制やチーム一括課金、管理者用ダッシュボード等が追加されています (Pricing | Cursor - The AI Code Editor)。Businessプランでは企業向けにシングルサインオン（SAML/OIDC）にも対応し、大規模チームでもセキュアに導入できます (Pricing | Cursor - The AI Code Editor)。いずれのプランでも、ユーザーのコードはプライバシーモードを有効にすればクラウドに保存されず、安心して利用できます (Pricing | Cursor - The AI Code Editor) (Pricing | Cursor - The AI Code Editor)。
Cursorは専用のデスクトップアプリ（コードエディタ）として提供されています (Cursor - The AI Code Editor)。公式サイトからMac用のアプリをダウンロードでき、また「All Downloads」からWindowsやLinux版も入手可能です (Cursor - The AI Code Editor)。ベースがVS Codeのため、VS Code用の既存拡張機能やテーマ、キーバインドをワンクリックでインポートでき、普段使っている開発環境からスムーズに移行できます (Cursor - The AI Code Editor)。起動後はGitHubまたはメールでサインインし、AI機能を利用します。エディタにはChatペインが統合されており、ここで質問したり指示を出すことでAIを操作します。オフライン環境では利用できずインターネット接続が必要ですが、プライバシーモード時はコードが外部送信されないためローカルコードベースに閉じた支援も可能です (Pricing | Cursor - The AI Code Editor)。なおCursorはVS Code Marketplace上でも拡張として提供されており、既存のVS Codeにインストールして使うこともできます (Cline - AI Autonomous Coding Agent for VS Code)。これにより、「普段はVS Codeで、必要なときだけCursor拡張を起動してAI補助を得る」といった柔軟な使い方もできます。
Cursorは「Copilotよりさらに生産性が2倍向上した」という声が公式サイトに掲載されており、初期ユーザから高評価を得ています (Cursor - The AI Code Editor)。Instacart社のエンジニアは「AIペアプログラマーがチームにとって素晴らしい加速装置になっている」とコメントしています (Cursor - The AI Code Editor)。またOpenAIの開発者からは「タブ補完が魔法的で、自分がやりたいことをまさに先読みして提案してくれることがある」と驚きの声も上がっています (Cursor - The AI Code Editor)。一方、SNS上の議論では価格設定に関する話題もあります。あるRedditユーザは「Cursorは無料枠もあるが、フル機能を使うには$20/月と安くはない。しかし機能限定なく使えるメリットが大きい」と述べ、安定した月額制を評価する意見が見られます。一方で「VS Codeの派生エディタを新たに使うことに抵抗があったが、実際使うとUIが洗練され動作も速いため好印象だ」といったUI・パフォーマンス面での好評も見受けられます (Why Windsurf is the Best Free AI Code Editor You’ve Never Heard Of - DEV Community) (Why Windsurf is the Best Free AI Code Editor You’ve Never Heard Of - DEV Community)。総じて、Cursorユーザからは「無料とは思えないほど豊富な機能がある」「エディタごと乗り換える価値がある」という評価が多く、特にプライバシー重視層やCopilotでは物足りなかったユーザに刺さっているようです (Why Windsurf is the Best Free AI Code Editor You’ve Never Heard Of - DEV Community) (Why Windsurf is the Best Free AI Code Editor You’ve Never Heard Of - DEV Community)。
Cursorは機能面で見ると、Copilotと類似するインライン補完やチャット支援を備えつつ、それ以上にコードエディタ自体を再発明した点でユニークです。他のツール（CopilotやWindsurf）が既存IDEへのプラグイン形態なのに対し、Cursorは専用IDEとして作り込むことで操作体験を最適化しています。例えば、VS Code互換の拡張機能をそのまま使えるため乗り換えコストが低い一方で、UIはVS Codeよりシンプルで軽快との評価があります (Why Windsurf is the Best Free AI Code Editor You’ve Never Heard Of - DEV Community)。機能の強みとしては大規模言語モデル（GPT-4等）の活用をユーザが選択できる点や、オフライン寄りのプライバシー設定ができる点で、CopilotやWindsurfと差別化しています (Pricing | Cursor - The AI Code Editor) (Pricing | Cursor - The AI Code Editor)。一方の弱みは、完全新規のIDEを導入する必要がある点です。長年JetBrainsやVS Codeに慣れた開発者にとって、環境を変えるハードルは決して低くありません。しかしCursorはそのハードルを下げる工夫（設定のインポートなど）をしており、「IDEごと刷新してでも得たい価値」を提供できるかが普及の鍵と言えます。また料金面ではCopilot($10)やWindsurf Pro($15)に比べ月$20とやや高めですが、コミュニティでは「トークン無制限で安心して使える」「予測不能な課金がない」と定額制による安心感を評価する声もあります (Why on earth do people use Cline when it costs so much? : r/ChatGPTCoding) (Why on earth do people use Cline when it costs so much? : r/ChatGPTCoding)。総合すると、Cursorは個人開発者がより強力なAI支援を求める場合に魅力的であり、既存環境へのプラグイン型では得られない統合的な開発体験を提供しています。
ClineはオープンソースのAIコーディングアシスタントで、他のツールとは一線を画す「自律エージェント」的な能力を持ちます (Cline - AI Autonomous Coding Agent for VS Code) (Cline - AI Autonomous Coding Agent for VS Code)。VS Code拡張として動作し、チャットGPTのような対話型補助に加えて、コードの自動生成から実行・検証までを一貫して行える点が最大の特徴です ( Cline - Visual Studio Marketplace ) ( Cline - Visual Studio Marketplace )。例えばユーザが「このリポジトリに新機能Xを追加して」と指示すると、Clineはまず計画（Planモード）を立て、必要なファイルや変更箇所を洗い出します。その後、計画に沿ってコードを書き、ファイルを編集し、必要に応じて新規ファイルを作成します ( Cline - Visual Studio Marketplace ) ( Cline - Visual Studio Marketplace )。編集の過程では、コンパイルエラーやリンタエラーが出れば自律的に修正を試みます ( Cline - Visual Studio Marketplace )。さらに、Clineはターミナルコマンドを実行する権限も持ち、ユーザーの許可を得ながらテストスクリプトやビルドを実行し、その結果に応じてコードを調整することもできます ( Cline - Visual Studio Marketplace )。Web開発の場合はヘッドレスブラウザを起動してアプリをロードし、画面をクリックしたりコンソールログを解析して、UIの不具合を発見・修正することさえ可能です ( Cline - Visual Studio Marketplace )。これらの動作は全てユーザが逐一承認できる「human-in-the-loop」設計で、安全性と自律性のバランスを取っています ( Cline - Visual Studio Marketplace )。Clineは内部でAnthropicのClaudeやOpenAIのGPT-4等を用いて高度なエージェント機能を実現しており、**単なるコード補完に留まらない「AI開発パートナー」**として機能します ( Cline - Visual Studio Marketplace ) ( Cline - Visual Studio Marketplace )。
Cline自体はオープンソースであり、拡張機能の利用は無料です (Cline - AI Autonomous Coding Agent for VS Code)。しかし、そのエージェント機能を活用するには背後の大規模言語モデル(API)へのアクセスが必要となります。Clineはトークン従量課金モデルを採用しており、ユーザーは自分でAPIキーを用意するか、Cline経由でクレジット購入を行うことで、使った分だけ費用を支払います (Full-Power AI Development: Why Cline Doesn't Limit Your Model's Potential - Cline Blog) (Full-Power AI Development: Why Cline Doesn't Limit Your Model's Potential - Cline Blog)。公式ブログによれば、利用状況によって1日あたり$5〜25程度でフル機能のClineを活用できるとの試算が示されています (Full-Power AI Development: Why Cline Doesn't Limit Your Model's Potential - Cline Blog)。具体的なモデル別料金の例として、AnthropicのClaude 3.5/3.7 Sonnetを用いる場合は入力100万トークンあたり約$3.00、出力100万トークンあたり$15.00とされています (Full-Power AI Development: Why Cline Doesn't Limit Your Model's Potential - Cline Blog)。一方、Cline独自に提供される無料モデル（Gemini-2.0など）はトークン料金$0で使えるため、小規模な補完なら費用ゼロで済むこともあります (Full-Power AI Development: Why Cline Doesn't Limit Your Model's Potential - Cline Blog)。企業向けには、社内サーバにClineをデプロイし自社保有のモデルやAPIを統合できるエンタープライズプランが用意されています (Cline - AI Autonomous Coding Agent for VS Code)。価格は個別見積りですが、オンプレミス環境でClineを利用したり、独自モデルを組み込んで社内コーディングエージェントとして運用することも可能です (Cline - AI Autonomous Coding Agent for VS Code) (Cline - AI Autonomous Coding Agent for VS Code)。
ClineはVisual Studio Codeの拡張機能として提供されています (Cline - AI Autonomous Coding Agent for VS Code)。VS Code Marketplaceで「Cline」を検索しインストールするだけで、誰でも利用開始可能です (Cline - AI Autonomous Coding Agent for VS Code)。インストール後、まずClineのアカウントを作成し、利用するAIモデルの設定を行います。AnthropicやOpenAIのAPIキーを登録することで、それらのモデルをClineのエージェントに使わせることができます（初回には無料クレジットも付与）。また、Clineは**MCP(Model Context Protocol)**という仕組みで、複数のモデルやツールを連携させられる拡張性を持ちます ( Cline - Visual Studio Marketplace )。例えば、GitHubリポジトリからコードを読み込むMCPサーバや、デプロイ環境と接続するサーバを自作して組み込むことも可能です。Cline自体がオープンソースなので、社内向けに機能をカスタマイズした拡張も作れます (Cline - AI Autonomous Coding Agent for VS Code) (Cline - AI Autonomous Coding Agent for VS Code)。動作環境はVS Codeさえ動けばOSを問いません（Windows/Mac/Linuxで1百万以上のインストール実績あり (Cline - AI Autonomous Coding Agent for VS Code)）。ターミナル実行にはVS Codeのターミナル機能を用い、ブラウザ操作にはバックグラウンドでChromeを起動します。これらに必要な依存ツールは拡張機能が自動セットアップするため、導入も比較的容易です (Cline - AI Autonomous Coding Agent for VS Code) (Cline - AI Autonomous Coding Agent for VS Code)。
Clineは高度な機能ゆえに話題となり、SNSやブログでも賛否含め様々な声が上がっています。マーケットプレイスのレビューでは「あらゆるIDEの中で最も重要な拡張機能の一つ。過去数ヶ月で開発スタイルが激変した」といった絶賛が見られ (Cline - AI Autonomous Coding Agent for VS Code)、「魔法のよう。初めて使ったAIツールでリポジトリ全体を扱えた」と驚くユーザもいました (Cline - AI Autonomous Coding Agent for VS Code)。一方、Reddit上では「Clineは強力だがモデル利用料が高くつく場合がある」との指摘もあります (Why on earth do people use Cline when it costs so much? : r/ChatGPTCoding)。あるユーザは「Claude 3.5 Sonnetを使っていたら1日で$20分のクレジットを消費した」と述べ、定額で使える他ツール(CopilotやCursor)の方が安心という意見を示しました (Why on earth do people use Cline when it costs so much? : r/ChatGPTCoding) (Why on earth do people use Cline when it costs so much? : r/ChatGPTCoding)。これに対しCline支持者は「大規模リファクタなど、他ではできない作業を短時間で終えられる価値を考えればコストに見合う」と反論しています (Why on earth do people use Cline when it costs so much? : r/ChatGPTCoding) (Why on earth do people use Cline when it costs so much? : r/ChatGPTCoding)。また「大規模コードベース（数千行ファイルなど）ではClineが苦戦することもあったが、最近のアップデートで改善した」との声もあり (Why on earth do people use Cline when it costs so much? : r/ChatGPTCoding) (Why on earth do people use Cline when it costs so much? : r/ChatGPTCoding)、頻繁なアップデートによる機能向上が注目されています。総じて、「Clineなしではもう開発できない」という熱烈なファンもおり (Cline - AI Autonomous Coding Agent for VS Code)、一方でコスト面や設定の複雑さから用途を絞って使うユーザもいるようです。
Clineは他のどのツールよりも自律性と拡張性が高いのが特徴です。CopilotやCursorが「開発者の入力に対して次を提案する」補助役であるのに対し、Clineはタスクを与えれば自ら考え実行する点で際立っています ( Cline - Visual Studio Marketplace ) ( Cline - Visual Studio Marketplace )。これはDevinと共通するコンセプトですが、Clineはオープンソースであり個人でも使える点でDevinより敷居が低く、コミュニティベースで機能拡張できる強みがあります (Cline - AI Autonomous Coding Agent for VS Code) (Cline - AI Autonomous Coding Agent for VS Code)。一方、利用コストの予測が難しいという弱みがあります。他の多くのツールが月定額なのに対し、Clineは使った分だけAPI料金が発生するため、重度に使うと月額がCopilotの数倍になるケースもあります (Why on earth do people use Cline when it costs so much? : r/ChatGPTCoding) (Why on earth do people use Cline when it costs so much? : r/ChatGPTCoding)。ただし裏を返せば、使わない月はゼロ円で済む柔軟さがあり、必要なときだけ高コストモデル（GPT-4等）を投入する運用も可能です。性能面では、短いコード補完や簡単なチャットQAであればCopilot等に軍配が上がる場合もありますが、リポジトリ全体を横断した変更や**テスト駆動開発（Red/GreenリファクタリングをAI任せ）**といった用途では唯一無二の存在です (Why on earth do people use Cline when it costs so much? : r/ChatGPTCoding) (Why on earth do people use Cline when it costs so much? : r/ChatGPTCoding)。Clineは「AIがどこまで開発を自動化できるか」の先端を行くツールであり、その分扱いも難しいですが、適切に使えば人間の10倍以上のコード生成速度も夢ではないとの声もあります (Full-Power AI Development: Why Cline Doesn't Limit Your Model's Potential - Cline Blog) (Full-Power AI Development: Why Cline Doesn't Limit Your Model's Potential - Cline Blog)。最終的には、開発スタイルや予算に応じてClineと他ツールを使い分けるユーザも多く (Why on earth do people use Cline when it costs so much? : r/ChatGPTCoding) (Why on earth do people use Cline when it costs so much? : r/ChatGPTCoding)、AI補助のポートフォリオの一角としてClineが選択されています。
DevinはスタートアップCognition社が提供する**「AIジュニアエンジニア」とも言えるサービスです。個別ファイルの補完というより、プロジェクト全体を理解しタスクを自律的に遂行する点にフォーカスしています (Replit vs. Devin: Comparing AI Code Generation tools (2025))。Devinに自然言語で「このリポジトリに認証機能を追加して」と依頼すると、バックエンド・フロントエンド両面のコードを生成し、必要な設定やドキュメントまで書き上げます (More Expensive Than ChatGPT Pro! Why Does Devin AI Dare to Charge a $500 Subscription Fee?) (More Expensive Than ChatGPT Pro! Why Does Devin AI Dare to Charge a $500 Subscription Fee?)。特徴的なのは専用の開発環境(Workspace)をクラウド上に持ち、そこで自分自身のシェル、エディタ、ブラウザを使って作業することです (Pricing | Devin)。Devinは指示を受けると、自分の仮想マシン上でgit cloneして環境を構築し、ファイル編集やコンパイル、テスト実行、ウェブアプリ起動まで一通り行います (Here's What Developers Found After Testing Devin AI (Initial Reactions) : r/programming) (Here's What Developers Found After Testing Devin AI (Initial Reactions) : r/programming)。Slackと連携した音声コマンドにも対応しており、Slack上でDevinをメンションして音声メッセージを送ると、その内容に基づきタスクを遂行します (Devin 1.2: Updated AI engineer enhances coding with smarter in-context reasoning, voice integration | VentureBeat) (Devin 1.2: Updated AI engineer enhances coding with smarter in-context reasoning, voice integration | VentureBeat)。例えば「バグYを直して」と音声で頼むと、Devinは該当箇所を特定しコード修正→テストまで行い、結果をSlackに報告してきます。さらにDevinは継続学習し、使うほどそのチームのコードスタイルやドメイン知識を蓄積します (Pricing | Devin)。また、MultiDevinという機能で、複数のDevinエージェントを並行稼働させ、大量のタスクを同時処理することも可能です (Pricing | Devin)。この場合、親となる「マネージャーDevin」が子Devinたちに作業を割り振り、例えば100個のチケットを一晩で片付けるような芸当も目指しています。総じてDevinは、人間の新人エンジニアが行うような反復作業や広範囲のコード改修を自動化**し、チームの生産性を飛躍的に高めることを狙ったツールです (More Expensive Than ChatGPT Pro! Why Does Devin AI Dare to Charge a $500 Subscription Fee?) (Introducing Devin - Devin Docs)。
Devinは主に法人向けの高価格帯サービスです。基本の**「Team」プランは月額$500で、驚くべきことにユーザ数無制限で利用できます (Pricing | Devin) (More Expensive Than ChatGPT Pro! Why Does Devin AI Dare to Charge a $500 Subscription Fee?)。つまり1チーム$500で、チーム内の何人でもDevinと対話できる共同スペースを持てます。このプランではDevin標準モデル（AIエンジニア）の利用、Slack統合、無制限のタスク実行（ただし月間のACU制限あり）が含まれます (Pricing | Devin) (Pricing | Devin)。ACU(Agent Compute Unit)はDevinの作業量指標で、例えば100 ACUが1ヶ月に付与され、超過すると自動的に従量課金または調整が必要になります (Devin 1.2: Updated AI engineer enhances coding with smarter in-context reasoning, voice integration | VentureBeat)。より高度な「Enterprise」プランは価格非公開のカスタム契約です (Pricing | Devin)。Enterpriseでは、より強力な「Devin Enterpriseモデル」へのアクセスや、特定用途に微調整されたカスタムDevinの提供、複数Devinによる並行処理(MultiDevin)のフル活用が可能になります (Pricing | Devin) (Pricing | Devin)。また、企業のVPC内にDevinをデプロイしたり、Okta連携によるSSO、専属サポートチームのアサインなど大企業向けの要件にも応じます (Pricing | Devin)。なお個人開発者向けには公式サイト上に明示的なプランはありませんが、高額ながら単独開発者がTeamプランに加入するケースもあるようです。2024年末時点の報道では「Devinは月額$500で無制限利用を許可」とされており (More Expensive Than ChatGPT Pro! Why Does Devin AI Dare to Charge a $500 Subscription Fee?)、現状もその価格設定に大きな変更はないようです。非常に高価ですが、Devin導入によって数十人月のプロジェクトが数週間に短縮された**例（Nubank社の事例）もあり (Pricing | Devin)、大企業にとってはROIに見合う投資になるケースもあります。
DevinはWeb上のサービスとして提供され、インストールは不要です。利用するには公式サイトでサインアップし、専用のWebアプリ（Devin開発画面）にアクセスします (Introducing Devin - Devin Docs)。Webアプリ上ではチャットUIとターミナル風の「DevinのWorkspace」が表示され、ここでDevinとの対話と作業のモニタリングを行います (Introducing Devin - Devin Docs)。Slack連携を設定すると、Slack経由でもDevinに指示を出せます (Devin 1.2: Updated AI engineer enhances coding with smarter in-context reasoning, voice integration | VentureBeat)。また、GitHub等のリポジトリと接続するためにOAuth連携やアクセスTokenの登録も行います。Devin自身が仮想開発マシンをクラウド上に持つため、ユーザ側PCのスペックは問わず、ブラウザさえあれば利用可能です。ただし開発中のコードをクラウドにアップロードする形になるため、セキュリティ上は機密コードの取り扱いに注意が必要です（Enterpriseプランではオンプレ展開で解決可能 (Pricing | Devin)）。IDE拡張に関しては、現在**VS Code向けのDevin拡張（プレビュー版）**が提供されており、手元のVS CodeからDevinにタスクを委任したり、Slack同様にチャットで依頼することも可能です (More Expensive Than ChatGPT Pro! Why Does Devin AI Dare to Charge a $500 Subscription Fee?)。しかし基本的にはDevinのWebインターフェイス上で完結するよう設計されており、Webアプリ＋Slack＋APIという形でチームに浸透させる運用が主となっています。
Devinは非常に高機能かつ高価なため、導入した一部企業の関係者やテックメディアから注目を集めています。VentureBeatの記事によれば、Devinユーザー企業では「コードリポジトリの構造理解が飛躍的に向上し、関連ファイルを横断した的確な修正提案が可能になった」との報告があります (Devin 1.2: Updated AI engineer enhances coding with smarter in-context reasoning, voice integration | VentureBeat) (Devin 1.2: Updated AI engineer enhances coding with smarter in-context reasoning, voice integration | VentureBeat)。特に大規模モノリスのマイクロサービス分割といったプロジェクトで、人手では数ヶ月かかる作業を数週間で完了できた例が紹介されています (Pricing | Devin)。一方、実際にDevinをテストした開発者からは辛口の意見もあります。あるReddit投稿では、「既存の大規模アプリに対しては、まだ文脈理解が不十分で苦戦する」と指摘されています (Here's What Developers Found After Testing Devin AI (Initial Reactions) : r/programming)。14分かけてもアプリへのログイン方法を理解させられず、しかもその間に推定$24分のAPI費用（約1000円相当）を消費したと報告され (Here's What Developers Found After Testing Devin AI (Initial Reactions) : r/programming)、現状では「趣味で個人が使うにはあまりに高価すぎる」との声もあります (Here's What Developers Found After Testing Devin AI (Initial Reactions) : r/programming)。ただ、そうした批評に対しては「Devinは人間と同じく要件定義や文脈共有が重要。適切な指示を与えれば非常に有用」と擁護する意見もありました (Here's What Developers Found After Testing Devin AI (Initial Reactions) : r/programming) (Here's What Developers Found After Testing Devin AI (Initial Reactions) : r/programming)。Slackでの音声操作については「新鮮で面白い」という反応が多く、手が離せない状況でも口頭で修正指示できる点は好評です (Devin 1.2: Updated AI engineer enhances coding with smarter in-context reasoning, voice integration | VentureBeat) (Devin 1.2: Updated AI engineer enhances coding with smarter in-context reasoning, voice integration | VentureBeat)。総じてDevin利用者の声としては、「ソフトウェア開発の未来を感じるが、現時点では実験的」「現場に導入するにはコストと信頼性の見極めが必要」という慎重な姿勢が読み取れます。
Devinは機能面ではClineと並び、最も高度な自律型エージェントです。他ツールが「コードを書く支援」であるのに対し、Devinは「タスクを完了する支援」を目指しており、スコープの広さで群を抜きます (Replit vs. Devin: Comparing AI Code Generation tools (2025)) (Replit vs. Devin: Comparing AI Code Generation tools (2025))。例えばCopilotやWindsurfは開発者がコードを書く瞬間の支援が得意ですが、Devinは要件を伝えればコード実装からテスト、デプロイまでまとめて遂行できます (More Expensive Than ChatGPT Pro! Why Does Devin AI Dare to Charge a $500 Subscription Fee?) (More Expensive Than ChatGPT Pro! Why Does Devin AI Dare to Charge a $500 Subscription Fee?)。特に大規模リファクタリングや複雑な移行作業では、Devinのようなエージェントが多数のファイルやモジュールにまたがる変更を行える点が強みです (Introducing Devin - Devin Docs) (Introducing Devin - Devin Docs)。その反面、コストの高さと導入ハードルも突出しています。月額$500という価格は他のツール(Copilotの50倍、Windsurf Proの33倍)に相当し、投資対効果を厳しく見極める必要があります。しかし企業規模で見れば「ユーザ数無制限」のため、10人で利用すれば一人当たり$50、100人なら$5となり、大人数で共有してこそ価値が出る料金設計と言えます (More Expensive Than ChatGPT Pro! Why Does Devin AI Dare to Charge a $500 Subscription Fee?)。比較すると、Clineはオープンソースゆえ柔軟ですが設定が煩雑で、Devinは有料SaaSゆえ手厚いサポートとエンタープライズ機能が得られる利点があります (Pricing | Devin)。例えばSOC2準拠のセキュリティや監査ログ、オンプレ利用など、大企業のニーズに応える点はDevinが勝っています (Replit vs. Devin: Comparing AI Code Generation tools (2025)) (Replit vs. Devin: Comparing AI Code Generation tools (2025))。またReplitのように開発環境一体型のAIもありますが、Replitは個人開発向けでDevinほど深い議論や大規模文脈維持はできないとされています (Replit vs. Devin: Comparing AI Code Generation tools (2025)) (Replit vs. Devin: Comparing AI Code Generation tools (2025))。Devinは「高額だが刺されば極めて大きなリターンを生む」尖ったツールであり、特に大規模プロジェクトを短期間で片付けたい企業や繰り返し発生する定型タスクを自動化したいチームに適しています。他のツールとはターゲット層が大きく異なり、まさに「AI共同開発者」をチームに迎え入れる感覚と言えるでしょう。
WindsurfはCodeium社が開発したAI対応コードエディタです。既存のVS Codeエディタをベースとしつつ、独自のAIエージェント機能「Cascade」を統合している点が特徴です (Windsurf Editor by Codeium) (Windsurf Editor by Codeium)。WindsurfではAIとの協働スタイルを「Flows」と呼び、これはCopilot的な共同作業（コーディペア）とAgent的な自律作業の融合を意味します (Windsurf Editor by Codeium)。具体的には、通常のコード補完・チャット機能に加え、Cascadeモードをオンにすると、AIがユーザの編集内容やプロジェクト状態をリアルタイムで追跡し、必要に応じて複雑なタスクを自動で遂行します (Windsurf Editor by Codeium)。例えば、ユーザが「このバグを修正して」とCascadeに依頼すると、AIは関連する複数ファイルを解析し、該当箇所を全て修正する提案を一度に行います。Cascadeは深いコンテキスト理解を備えており、大規模なプロダクションコードベースでも適切な提案を返せるよう設計されています (Windsurf Editor by Codeium)。また、エディタ上でユーザが行った操作（カーソル移動やファイル編集）を追跡し、「中断した作業の続き」を自動で把握する機能もあります (Windsurf Editor by Codeium)。さらにターミナルコマンドの提案と実行にも対応し、エラーを検知すると再コンパイルや必要なパッケージインストールの提案など、開発フロー全体をシームレスに支援します (Windsurf Editor by Codeium)。加えて、Windsurfはマルチファイルの一貫した編集に強みがあり、単一の変更要求に対し複数のファイルを整合性を保って編集することが可能です (Windsurf Editor by Codeium)。これらのAI機能はいずれも開発者のペースを乱さないUIで提供されており、「AIに作業を引き継ぐ／自分で細かく操作する」の切り替えがスムーズに行えます (Windsurf Editor by Codeium)。
Windsurf（およびCodeium拡張）の料金プランは、個人向けに無料・Pro・Pro Ultimate、組織向けにTeams・Teams Ultimate・Enterpriseが用意されています。無料プランでは、Windsurfエディタ本体とCodeium各種IDE拡張の利用が可能で、AI補完（Tabキー）の低速モードやチャット無制限、コマンド実行指示無制限といった基本機能が提供されます (Pricing | Windsurf Editor and Codeium extensions) (Pricing | Windsurf Editor and Codeium extensions)。無料プランでもお試しとしてGPT-4やClaude等の高性能モデルのクレジットが月5回分付与されます (Pricing | Windsurf Editor and Codeium extensions)が、追加購入はできず、以降はCodeium独自のベースモデル（Cascade Base）を使用する形です (Pricing | Windsurf Editor and Codeium extensions)。Proプラン（月額$15）では、毎月500回の高性能モデル質問と1500回の高性能モデルフロー実行が含まれます (Pricing | Windsurf Editor and Codeium extensions) (Pricing | Windsurf Editor and Codeium extensions)。さらに、高速補完（低レイテンシモード）や高度なコンテキスト認識、長大なファイルのインデックス拡張などプロ向け機能がアンロックされます (Pricing | Windsurf Editor and Codeium extensions)。Proユーザは必要に応じて追加クレジットを購入でき、$10で300クレジットがチャージされ翌月に繰越も可能です (Pricing | Windsurf Editor and Codeium extensions)。Pro Ultimateプラン（月額$60）では、高性能モデルのクエリ回数が無制限となり、さらに毎月3000回分のフロー実行が付与されます (Pricing | Windsurf Editor and Codeium extensions) (Pricing | Windsurf Editor and Codeium extensions)。Pro Ultimateでは追加クレジット購入単位が増え（$10で400クレジット）、優先サポートも受けられます (Pricing | Windsurf Editor and Codeium extensions)。組織向けのTeamsプランはユーザあたり月$35（最大200ユーザ）で、各ユーザに月300回の質問と1200回のフロー実行が付与されます (Pricing | Windsurf Editor and Codeium extensions) (Pricing | Windsurf Editor and Codeium extensions)（組織内でプール共有も可能 (Pricing | Windsurf Editor and Codeium extensions)）。Teamsでは組織管理機能やシート管理、ゼロデータリテンションの自動適用、リポジトリ横断のリモートインデックス機能などが加わります (Pricing | Windsurf Editor and Codeium extensions)。Teams Ultimate（$90/ユーザ）ではユーザごとに高性能モデル質問無制限と月2500回のフロー実行、さらなる拡張コンテキストが提供されます (Pricing | Windsurf Editor and Codeium extensions) (Pricing | Windsurf Editor and Codeium extensions)。Enterpriseプランは見積りベースで、オンプレミス設置やSSO対応、チーム分割管理、専門サポートなど大企業向け機能が含まれます (Pricing | Windsurf Editor and Codeium extensions)。Windsurfは2024年末に価格改定が行われたばかりで (Pricing | Windsurf Editor and Codeium extensions)、特に個人Proプランが$15とCopilot等より安価に設定されているのが目を引きます。
Windsurfの利用方法は2通りあります。ひとつは専用のWindsurfデスクトップアプリを使用する方法で、Windows・Mac・Linux版が公式サイトからダウンロード可能です (Windsurf Editor by Codeium)。このエディタはVS Code互換で、既存のVS Code拡張も利用できます。セットアップ時にReplitアカウントやメールでログインし、プランに応じた機能が有効になります。もうひとつは、既存のIDEでCodeium拡張を使う方法です (Pricing | Windsurf Editor and Codeium extensions)。CodeiumはWindsurfのエンジン部分のみをVS CodeやJetBrains、Vimなどで使える拡張機能として提供しており、これを導入すれば手持ちのIDE上でAI補完（Tabキー）やAIチャット、AIコマンド実行が利用できます (Why Windsurf is the Best Free AI Code Editor You’ve Never Heard Of - DEV Community)。ただし、Cascadeエージェント機能（Flows）はWindsurfエディタ上でのみフル機能を発揮します。エディタ内にはチャットウィンドウやFlow制御UIがあり、ユーザーはWriteモード（AIにコードを書かせる）とChatモード（従来型のQ&A）の切替が可能です (Why Windsurf is the Best Free AI Code Editor You’ve Never Heard Of - DEV Community)。利用にあたってインターネット接続が必要ですが、Codeium側でユーザコードを学習に利用しない設定がデフォルトとなっており（有料プランではデータ保存ゼロ設定も可）、クラウドAI利用による機密情報漏洩リスクに配慮しています (Pricing | Windsurf Editor and Codeium extensions) (Why Windsurf is the Best Free AI Code Editor You’ve Never Heard Of - DEV Community)。総じて、Windsurfは「エディタごと切り替えるか、既存IDEにAI機能を足すか」をユーザーの好みに合わせて選べる柔軟な提供形態になっています。
Windsurfは2024年後半に登場し、特にその無料プランの充実ぶりが話題になりました (Why Windsurf is the Best Free AI Code Editor You’ve Never Heard Of - DEV Community)。ある開発者ブログでは「Windsurfは無料とは思えないプロ級の機能を備えており、動作も軽快。最初に触れたとき、既存の有料競合より速く感じるほどだった」と絶賛されています (Why Windsurf is the Best Free AI Code Editor You’ve Never Heard Of - DEV Community) (Why Windsurf is the Best Free AI Code Editor You’ve Never Heard Of - DEV Community)。実際、無制限チャットや補完が無料で使える点について「CopilotではなくまずWindsurfを試してみる価値がある」という声も多数ありました。また、UIに関して「VS Code由来の親しみやすさを保ちつつ、新たなパネルやモードが直感的に操作できる」という評価があり、AI機能が増えても開発者のフローを乱さないデザインが高く評価されています (Windsurf Editor by Codeium) (Windsurf Editor by Codeium)。一方、2024年末の価格変更で無料利用に制限（プレミアムモデルクレジットの導入）が入った際には、「残念だが継続運用のためにはやむを得ない。むしろProプランが安価なので検討したい」という前向きな反応も見られました (Windsurf's New Path: Balancing Free Innovation and Premium Power) (Why Windsurf is the Best Free AI Code Editor You’ve Never Heard Of - DEV Community)。Twitter上では「WindsurfのCascadeはClineほどではないが十分強力。短いコーディングセッションならほぼ自動で目的を達成できる」との声もあり、エージェント機能にも期待が寄せられています。総合すると、Windsurf利用者の印象は「高速・軽量で実用的」という点で一致しており、特に個人ユーザには「手軽に使えるCopilotの代替」として歓迎されているようです (Why Windsurf is the Best Free AI Code Editor You’ve Never Heard Of - DEV Community) (Why Windsurf is the Best Free AI Code Editor You’ve Never Heard Of - DEV Community)。
Windsurfは機能的にCopilot/Cursor系とCline/Devin系の中間に位置します。Copilot同様に手元のコードエディタを中心に補完・チャットを提供しつつ、Cascadeによってある程度の自律エージェント動作も実現しています (Windsurf Editor by Codeium) (Windsurf Editor by Codeium)。しかしClineやDevinほど自由にコードベース上を動き回るというより、ユーザの意図を強力にサポートする拡張的エージェントという色合いです。その分、ユーザーの制御感が保たれており、安心して使えると感じる開発者も多いでしょう。価格面ではCopilot(Pro $10)より高いですがCursor($20)より安く、$15でGPT-4相当をある程度使えるコストパフォーマンスは高評価です (Pricing | Windsurf Editor and Codeium extensions)。また無償利用範囲の広さ（実質的にベースモデルの補完は無制限）も群を抜いています (Pricing | Windsurf Editor and Codeium extensions)。弱点としては、Windsurf独自のエディタにまだ慣れないユーザがいることと、2025年3月現在Cascade機能がVS Code等の他IDEでは限定的な点です。Codeium拡張でも簡易的なFlowは利用可能になる予定ですが (Pricing | Windsurf Editor and Codeium extensions)、フル機能を使うにはWindsurfアプリが必要です。逆に言えば、VS Codeユーザは既存環境＋Codeiumで補完を体験し、気に入ればWindsurf本体に移行という段階的導入もできます。Copilotとの比較では、Windsurfはプライバシーとカスタマイズ性で優れています。利用者データを学習しない方針や、企業向けにオンプレ導入可能な点は、GitHubクラウド依存のCopilotにはない利点です (Pricing | Windsurf Editor and Codeium extensions)。総じて、Windsurfは**「AIコード補助の次世代版VS Code」**とも言える位置付けで、無料から始めて強力な機能までスケールできる点で多くの開発者に魅力的な選択肢となっています。
ReplitのGhostwriterは、Replitが提供するクラウド開発環境内で動作するAIコーディング支援スイートです。2023年に大幅刷新され、「Replit Agent」と「Replit Assistant」の二本柱となりました (Agent & Assistant - Replit)。Replit Agentは、ユーザが作りたいアプリやサイトのアイデアを入力すると、ゼロからそのプロジェクトを構築してくれる機能です (Agent & Assistant - Replit)。例えば「ReactとFirebaseでToDoアプリを作って」と依頼すれば、必要なファイル構成を作り、コードを生成し、実行可能な状態にしてくれます (Agent & Assistant - Replit)。画像からUIを生成することもでき、ウェブサイトのスクリーンショットをアップロードすると、それを模したHTML/CSSコードを出力する試みも行われています (Agent & Assistant - Replit)。一方のReplit Assistantは、既存のコードに対して機能追加や修正を行う対話型支援です (Agent & Assistant - Replit)。開発者はエディタ内でAssistantに「この関数にログ出力を追加して」と頼むと、Ghostwriterがコードを直接編集して反映します。Assistantはチャットボットとしても動作し、エラーの意味を質問したり、知らないライブラリの使い方を尋ねたりすると即座に答えてくれます (Replit vs. Devin: Comparing AI Code Generation tools (2025))。さらにGhostwriterにはコード説明機能があり、難解なコードブロックを選択して「Explain Code」と指示すると、日本語でそのコードの役割を解説してくれます。テスト生成機能も強化されており、関数を右クリックして「Generate Unit Test」を選ぶとテストコードを自動生成します。Replitプラットフォームならではの特徴として、生成後すぐにクラウド上でプレビュー実行やデプロイができるため、プロトタイピングから公開までがシームレスです (Agent & Assistant - Replit) (Agent & Assistant - Replit)。総じてGhostwriterは、コーディング補助＋アプリ自動生成＋学習支援までカバーしたオールインワンのAI開発体験を提供します。
Replitの料金体系は2024年末に再編され、Ghostwriter（Replit AI）機能はReplit Coreプラン以上でフルアクセスできます。まずStarter（無料）ではGhostwriterの一部機能（簡易補完や限定的なアシスタント応答）のみが利用可能です (Pricing - Replit)。Ghostwriterの強力なAgentやGPT-4等を用いた高度な補完は制限されています。Replit Coreプランは月額$25（年額一括払いの場合月$20）で、Ghostwriterの全機能（Agent & Assistant）が利用可能になります (Pricing - Replit) (Pricing - Replit)。加えて、毎月$25分のクラウドリソースクレジットが含まれ、これはおよそ100回分のAgent実行に相当します (Pricing - Replit)。Agent実行（プロジェクト自動生成など）にはクレジットを消費する仕組みで、上限を超えると従量課金で追加実行できます (Pricing - Replit)。Coreプランではプライベートプロジェクト無制限、優先的なClaude 3.7 & GPT-4oモデルへのアクセスなどIDEとしての制限も解除されます (Pricing - Replit) (Pricing - Replit)。Teamsプランは複数ユーザ向けで、ユーザあたり月額換算$25〜$30程度（年額予定）と見られ、各ユーザに毎月$40分のクレジットが付与されます (Pricing - Replit) (Pricing - Replit)。Teamsではチーム用の共同プロジェクトスペースや役割ベースの権限管理、プライベートデプロイメント等が含まれます (Pricing - Replit) (Pricing - Replit)。Enterpriseプランは個別見積りで、SSO対応や専任サポートが提供されます (Pricing - Replit)。旧プラン名であった「Hacker」プランはCoreに統合されており、価格も従来の$10から引き上げられましたが、その分Agentなど新機能の価値が追加されています。学生向けの割引などは現在公式には案内されていませんが、教育機関向けの問い合わせ窓口が用意されています。全体としてGhostwriterをフルに使うには有料プラン加入が必要であり、月$20〜$25という価格設定はCopilot等と比べやや高めですが、その分クラウドIDE・ホスティング込みのサービスであることを考慮する必要があります。
GhostwriterはReplit上で完結するため、追加のソフトインストールは不要です。ブラウザでReplitにログインしエディタを開けば、Ghostwriterの機能が利用可能になります。ユーザはエディタ画面右側の「✨」アイコン（AIサポートボタン）をクリックしてAssistantチャットを開いたり、コード上でショートカット (⌘/Ctrl + K など) を押してGhostwriterコマンドを呼び出したりできます。ReplitはクラウドIDEであり、ブラウザさえあればOSを問わず利用できます。インターネットに常時接続する必要がありますが、その代わりローカル環境構築や依存関係のインストールを自分で行う必要がありません (Agent & Assistant - Replit)。特にAgent機能では、新しいプロジェクトを作る際に自動でコンテナ環境が起動し、依存ライブラリのインストールや環境変数の設定まで行ってくれます (Here's What Developers Found After Testing Devin AI (Initial Reactions) : r/programming)。Replitはモバイルブラウザにも対応しており、スマートフォンから簡単な編集やAIへの質問をすることもできます（ただし本格的なコーディングはPC推奨）。GhostwriterはReplit以外のIDEでは利用できないため、VS Code等で使いたい場合は他ツールを検討する必要があります。一方で、Replitはエディタ＋実行環境＋デプロイが一体になっているため、「ローカルに開発環境を持たずすべてクラウドで完結したい」というユーザには理想的なプラットフォームです。GhostwriterのAgentで生成したアプリは、そのままReplit上で**ホスティング（デプロイ）**することもワンクリックで可能で (Agent & Assistant - Replit)、エンドツーエンドでの体験がシームレスなのが強みです。
Ghostwriter（Replit AI）の刷新は多くの開発者に驚きをもって迎えられました。特にAgent機能について「プロンプト一つで本当にアプリが動いた」とSNS上で驚嘆する声が上がっています。従来、ChatGPT等でコードを生成しても開発者自身が環境を整えて実行する必要がありましたが、Ghostwriterはそこまで自動化されている点が革新的です。「Web開発未経験の友人がAgentを使って簡単なWebサイトを作れた」というエピソードも共有されており、ノンコーダーにも扉を開いたツールとの見方もあります (Agent & Assistant - Replit)。一方、経験豊富な開発者からは「Agentで生成されたコードは学習教材として面白いが、そのまま商用品質にはならない」との指摘もあります。Assistantについては、「コードの説明機能がわかりやすく、Rubber Duck Debugging（ゴム製アヒルに説明する手法）の強化版だ」という好意的な評価があります。またCopilotユーザから乗り換えた人の感想として「IDEとホスティングが一体なので、ChatGPT＋GitHub＋Herokuの組み合わせを1つにまとめたようだ」という声もあります。否定的な意見としては、「ローカル環境で使えないので企業プロジェクトには導入しにくい」「Emacs/Vim派には恩恵が少ない」など、プラットフォーム依存ゆえの制約を挙げるものがありました。総合すると、Ghostwriter利用者からは**「初心者やアイデア実現に最適」、「上級者には補助的」といった評価が目立ちます。特に開発学習用途**では「何もないところから完成形までを見ることで勉強になる」という声もあり、Replitコミュニティを中心にGhostwriterは確かな支持を得ています。
Ghostwriterは他ツールとは提供形態が大きく異なります。CopilotやCursorが既存IDEのプラグインであるのに対し、Ghostwriterは開発プラットフォームそのものです。そのため、エディタ機能や実行環境がAI機能と切り離せない一体感があり、Agentがプロジェクトを生成したら即座に実行・共有できる点はGhostwriter独自の強みです (Agent & Assistant - Replit)。一方、VS CodeなどローカルIDEでの開発を前提とする現場ではGhostwriterを直接活用しづらく、その場合CopilotやCursorの方が現実的でしょう。機能面の比較では、GhostwriterのAgentはDevinの簡易版とも言え、シンプルなアプリの自動構築に長けますが、Devinほど大規模で複雑なコードベースの改変には向きません (Replit vs. Devin: Comparing AI Code Generation tools (2025)) (Replit vs. Devin: Comparing AI Code Generation tools (2025))。またClineのような高度なエージェント機能（テスト駆動の反復開発等）もGhostwriter単独では難しく、自動化の深さでは専用エージェントに譲ります。しかしGhostwriterの狙いは幅広いユーザへの包括的な利便性にあり、AI補完精度自体はCopilot等と同水準を維持しつつ、学習支援やホスティング統合で差別化しています。価格面では、単純比較すると月$25は割高ですが、その中にクラウド開発環境とホスティング費用が含まれる点を考慮する必要があります。他サービスで同等の環境を揃えると結局似たコストになるケースも多く、特にプロジェクト数無制限なのは大きな利点です (Pricing - Replit) (Pricing - Replit)。要するに、Ghostwriterは**「クラウドで完結する開発」に価値を見出すユーザ向け**であり、そのようなユーザにとっては他に代替がない魅力的な選択肢です。逆にローカル中心の開発者には補完AI部分以外の価値を享受しづらいため、従来型のCopilot等を併用するケースもあるでしょう。総じてGhostwriterは、開発からデプロイまで一貫してAIにサポートしてほしい個人・教育ユーザにとって非常に強力で、他のAIコーディング支援ツールとは一味違うポジションを築いています。
まとめ: 各ツールはそれぞれ特色が異なり、用途や予算に応じて使い分けることが重要です。個人開発で手軽さを求めるならGitHub CopilotやWindsurf、より高度な補完やプライバシー重視ならCursor、自動化の極致を体験したいならCline、企業規模で反復作業を削減するならDevin、クラウド上で学習しながら作りたいならReplit Ghostwriterといったように、自身のニーズに合った「AIペアプログラマー」を選定すると良いでしょう。本レポートが、読者の皆様が最適な開発支援ツールを見つける一助になれば幸いです。