- JBossは2つある
- Red Hatが出している「JBoss Enterprise Application Platform(JBoss EAP)」
- コミュニティ版(オープンソース版)である「JBoss (あるいはJBoss Application Server, JBoss AS とも呼ばれる)」、これは最近「WildFly」という名前に名称変更
- 単にJBossと言うと、アプリサーバの部分と「JBoss Web Server」と呼ばれるWebサーバの部分の両方が含まれるので、それ単体でサービスもできる
- 同様にTomcatも、「Coyote」と呼ばれるWebサーバを同梱しているので、Tomcat単体でもサービスできる。
- JBossはサーブレットコンテナを持っていない(すなわちServlet APIが使えない、例えばjavax.servlet.http.HttpServletRequestとか)ので、単体ではサーブレットが動かない。しかし、内部にTomcat相当のものを同梱しているので、これでサーブレットを動かす。「JBossは中にTomcatが入ってる」というのは、半分正しく半分誤り。正しくは、「Tomcatを魔改造したものが入っている」
- 基本的に、「JBossは重くて高機能」「Tomcatは軽くてシンプル」。マリオカートで言えばクッパとヨッシー。
- Tomcatはサーブレット/JSPコンテナ(がメイン)。JBossはアプリケーションサーバ(がメイン)。
- JBossは、EJB(Enterprise JavaBeans)が使えるのが一番のウリ。これは色んなクラスライブラリの詰め合わせで、業務ロジックをこれで書きたければJBoss必須ということになる
- JBoss
- Webサーバ(JBoss Web Server) + アプリケーションサーバ(EJBなどクラスライブラリ群) + サーブレット/JSPコンテナ(Tomcatを魔改造したもの)
- Tomcat
- Webサーバ(Coyote) + サーブレット/JSPコンテナ(Catalina + Jasper)
- TomcatとJBossの違い
- JBossとTomcatの性能比較をしてみた
- Tomcat 基本機能
- TomcatではなくJBossを選ぶ○○の理由