記者: Tamara Lazic (2024/11/21)
私たちはアーティスト R・O・N に彼のソロプロジェクトである、STEREO DIVE FOUNDATION についてインタビューする機会を得ることができました。 有名なミュージシャンであり作曲家である彼は、英語で歓迎しソロプロジェクトの STEREO DIVE FOUNDATION についてすべての質問を丁寧に答えてくれました。 言葉に詰まったときは日本語を交えて通訳に頼っていました。私たちのインタビューの理由は、新しくリリースするアルバム「STEREO DIVE 03」についてでした。
私たちのやり取りで最初から彼が音楽を日常の延長として見ていることは明らかでした。
ソロプロジェクトを始めたいと思ったのはいつですか?
「10 年前にレーベルの元プロデューサーが『境界の彼方』のために曲を作って欲しいと頼んで来たんです。それが STEREO DIVE FOUNDATION の始まりです。」
彼は以前に SDF という名前を古いブログから取ったそうで、それに決めるのは時間はかからなかったと語っています。
Q: アニメ「境界の彼方」について特別なことやこの作品に関わりたいと思わせた理由は何でしょうか?
A: すでにたくさんのアニソンを作っていたので特別な感情はありませんでした。
Q: あなたのキャリアにおいて自然なステップアップでしたか?
A: ええ、そうですね。
Q: あなたの音楽のスタイルを 3 つの言葉で表すと?
A: [約 30 秒考える] アニソン、ミクスチャー、ハッピー
Q: 曲作りで使うお気に入りの楽器や音源はありますか?
A: ボーカルチョップ
Q: 他のアーティストのために R・O・N として曲を作ることと (K)NoW_NAME や STEREO DIVE FOUNDATION として曲を作ることの違いはありますか、時々別の存在と感じることはありますか?
A: ほとんど同じだと思いますが、他と違う点としては SDF に対して責任があるということです。それが違いだと言えます。
Q: 音楽を作ることの中で最も楽しんでいることは何ですか?
A: [少し考える] アレンジが完全に終わった瞬間ですね。
Q: 音楽を作ることにおいて特に難しいと感じたことはありますか?
A: 何も感じたことはないですね! 楽しみながら曲を作ってますよ。
Q: 音楽を作る平均的な 1 日はどんな感じですか?朝と夜ではどちらがクリエイティブと感じますか?
A: スタジオでの平均的な 1 日はこんな感じですね。
[カメラを回してスタジオ全体のセットを見せる]
起きたらここに座ってギターやピアノを弾きます。時間は特に決まってません。
今日は午後 1 時に起きましたね。でも、明日は午後の 3 時か 4 時に起きるかもしれませんね。寝る時間次第です。
Q: つまり起きたらすぐに曲を作り始めるんですね。何があなたをインスパイアさせますか?
A: 映画を見るのが好きですね。多くの影響を与えました。
あと読書も好きです。本を読んでるときは音がないですよね?でも、私の頭の中では何かの音楽が流れています。
Q: 好きなミュージシャンはいますか?本のジャンルについて教えてください
A: ハンス・ジマーが好きです。本については、もっとリアルな物が好きだと思います。
Q: 暇なときにアニメを見ることはありますか? 良く聴いていたアニソンはありますか?
A: 最近は仕事以外でアニメを見ていないです。
アニソン?そうですね...ドラゴンボール Z とガンダム...とても古いけどアニメの曲全般。
Q: 主にアニメに焦点を当てているお気に入りのアーティストはいますか?
A: 影山ヒロノブさんです。影山ヒロノブさん知ってますか? JAM Projectの人ですよ。
注釈: 影山ヒロノブはドラゴンボールシリーズで特に知られているアーティストです。
Q: いつか曲を作りたいと思っている作品のジャンルはありますか?
A: ゲームの曲を書きたいです。ゲームをするのが好きでゲームのための BGM のサウンドトラックを作りたいです。ロボットが出てくるような物ですね、メタルギアソリッドみたいな奴。
Q: これまでに SDF で作曲した物の中でお気に入りの曲と過小評価されていると思う曲は何でしょうか?
A: お気に入りの曲は STORYSEEKER (転生したらスライムだった件 第2期 ED)
過小評価されていると思う曲は、アニメとのタイアップがない曲です。
Q: 私の同僚の一人は「Daisy」が一番のお気に入りの曲です。この曲がどのように作られたのか少し教えていただけますか? SDF として最初の曲でしたが、振り返ってどう感じますか?
A: サビを 2、3 回書き直しました。歌詞も 2、3 回書き直しました。
あとたくさんのリテイクもありましたね。
Q: 最近にポーランドのアニメイベント「HIKARI Festival 2024」のテーマソングを作りましたよね。もう少し詳しく教えていただけますか?
A: 素晴らしかったですね。「HIKARI」を簡単なサビで作りました。
たった 6 音の「ラララ・ラララ」だからみんなが簡単に繰り返せました。観客全員...いや、みんながとても大きな声で歌ってましたよ。私のパフォーマンスを見に来てくれた人の数に驚きと幸せが込み上げました。
Q: 海外にいるファンの数に驚いていますか? Spotify のようなプラットフォームで海外の人々が曲聴いてるのがわかったりしますか?
A: ここで Spotify を使っていますよ。
[PC の画面で何かを開く]
国を見てください。
リスナーのほとんどが海外からであることに驚いています。なぜこんなに多くの人が私の曲を聴いてるのかわかりませんね。
とても不思議な気持ちですけど、同時に嬉しいですね。
Q: アルバム「STEREO DIVE 03」で素晴らしいアニメのテーマソングがいくつか含まれていますが、何を期待できますか?
A: アルバムに新曲が 2 曲だけというのは珍しいと思います。しかし、今回はコンセプトが異なります。アニメと結び付いた多くの曲を収録してお届けします。新曲の「#03」はデビューから 10 周年を祝うためのものです。最後にデビュー曲の「Daisy」のフレーズを加えて「一緒に進んで行こう」という気持ちを表現しました。私たちの「始まり」に対する敬意を込めて作った曲です。
新曲の「TITAN」は『ティタノマキア』のイメージソングです。戦いの始まりを思い起こさせるような、非常に重厚感のあるサウンドで作り上げました。このアルバムにはこれまでにリリースされた多くのアニメテーマソングが含まれているので、ベストオブコンピレーションのイメージで楽しんでくれればと思います。
Q: STEREO DIVE FOUNDATION は 10 年の歴史を持っていますが、これまでの成果を踏まえて今後の 10 年で何を期待し、何をしたいと思っていますか?
A: 何をしたいかですか? 誰かが曲を作るために呼んでくれたら何でもやります。すべてをやりますよ。
クリエイティブな活動に関わる人々に興味があるので、機会があれば国内外のクリエイターやアーティスト、企業、イベントとコラボレーションしたいです。私の音楽を様々な角度から体験できる方法を見つけるために、チームと一緒に働きたいですね。
Q: 海外のファンへ何か伝えたいことはありますか?
A: 11 月 22 日に STEREO DIVE 03 がリリースされます。そして、多くのアニメソングが含まれていますので是非聴いて楽しんでください。
そして、いつかあなたの国へ行って、皆さんのためにパフォーマンスができることを願っています。待っててくださいね。