西荻窪にあるオルガンで食事の予定があったので向かったのだが早めについてしまった。一旦、きたみちを戻って、ちょっと気になった古本屋によってみた。
盛林堂書房の外においてある文庫本は1冊100円なので名前が気になったらなにか買っちゃおう、という気持ちで眺めていたら、面白いタイトルの本があったので、それを手に取り購入した。
オルガンの食事はとても美味しくて満足。「毒の話」はバッグの中に入れたまま持ち帰り積ん読の一つになった。
この本を実際に読むことになったのは熱海の古民家への旅行。ダラダラするのが目的だったので、かるい文庫本を持っていくことにして、この本を手にとった。
この本は毒の科学的な話がメインではなくて、「毒」によって人々の生活がどう変わっていったか。歴史的な出来事に「毒」がどのように関わっていたのかを紹介している。
餅のカビの話などもあるのでお正月が近づいた今読むのも楽しい。
不穏なタイトルとは裏腹に、すらすらと読める。
毒への対処法を考えてくれた先人に思いを馳せつつ読むのも良い。