先日 C(U)B750 のタイヤを交換しました。
この個体は2008年式・初年度登録の"極"低走行車。それゆえ、当時からタイヤが一度も交換されていなかったのです。サイドウォールの製造時期を見れば明らか。逆手に取れば、購入前にタイヤの製造時期と減り具合を確認すれば「メータ巻き戻し」でないと判別できます。
ご存知の通りタイヤはゴム製品。山はバリバリに残っていますが、経年劣化で硬化すると共にヒビ割れが生じます。このままでは危険が危険。そして乗り心地が悪い。
交換前と同じダンロップの純正タイヤを検討していましたが、知人の勧めでミシュランのROAD 5を選択。 PILOT ROAD 4の後継となるツーリングタイヤだそうです。
F. MICHELIN ROAD 5 120/70ZR17
21,970円
R. MICHELIN ROAD 5 150/70ZR17
28,788円
まあ、大型だとこんなものでしょう。
撮るのを忘れた。
取り寄せ・交換共に行きつけのバイク用品店 (ナップス横浜) にお願いしました。カブのタイヤなら自分で交換しますが、流石に大きいのとトルク管理が心配なので。トルクレンチ欲しい。
MICHELIN ROAD 5 120/70ZR17 |
MICHELIN ROAD 5 150/70ZR17 |
MICHELIN ROAD 5 150/70ZR17 |
やはり新品のタイヤだと締まって見えますね。タイヤと関係ありませんが、純正の左右二本出しマフラーが大好きです。どっしりとした安定感、そして高い静粛性。
峠で攻めたりする人間ではないので、念のため。
一言で言えば
全後輪共に、いかなる状況であっても常に道路への接地感があり、大変安心感があります。ミシュランのタイヤは他社に比べて柔らかいと聞きましたが、この自ら道路へ食いつく感覚で思わず納得。この特徴は乗り心地にも影響しており、道路からの不快な振動はほぼ無いと言って良いでしょう。
高速走行時の直進安定性についてはお墨付き。車体を下半身でしっかりとホールドしていれば、ハンドルによる進路修正は必要ありません。旋回性能もとても素直で、思った通りにハンドルが切れ込みます。簡単に例えるなら「体の一部」のような挙動。
以上が一般的な評価点ですが、全く文句の付け所がありません。そして更に驚いた点があります。
茅ヶ崎市を含め、この一帯は道路が狭く入り組んでいます。普通車2台が行き違える30km道路はまだ良い方で、少し入れば普通車1台がやっとな道路が沢山。本当に沢山。ローギアのままメータ読み10-20kmで走行する事も多いです。
もちろん私もそういった道路を走らざるを得ないのですが、この土地柄のお陰で「極低速時の安定性」に気づきました。
この230kgもある車体が、まるで自転車のように取り回せるのです。それはそれは、低速バランス技術が向上してしまったと錯覚するほど。 タイヤの接地感も活きます。例として、交差する道路の安全確認のために行う多段階停止をとりましょう。駆動力がダイレクトに伝わるため、メリハリのある運転ができるのです。
ここまで感想を長々と書きましたが、結果的に履いてよかったタイヤでした。勧めてくれたOさん、ありがとうございます。
3月22日、来てからの走行距離が1000kmに達しました。一区切りなのでオイル交換(ヤマハのプレミアムシンセティック)。ホンダ車なのにヤマハのオイルってこれまた如何に。
ホンダさん、全合成で10W-40な純正オイル作って下さい!
燃費: おおよそ20km/l