C++でmksrcを使わずにKHPCを使う方法（手抜き）

persistent.hpp

#ifndef PERSISTENT_HPP_
#define PERSISTENT_HPP_

extern "C" {
#include "khpc0.h"

void persistent_default(){
	persistent_grp(256, "p-vars.pbd", "p-vars_%x.pbd", "(local)");
	return;
}

};

#define TO_STRING(v) # v

#define persistent(v) persistent_def(v, TO_STRING(v))

template<typename T>
void persistent_def(T &t, const char *id){
	persistent_def(&t, sizeof(T), 256, id);
}

#endif

mksrcでやっていたことは、
・変数名の取得（IDにするため）
・persistent_default()の生成
　persistent_defaultは永続変数の保存グループの設定と、永続変数の一括登録（persistent_def呼び出し）

mksrcを使用する場合、persistent指定した変数はpersistent_default(正確にはpersistent_default_ファイル名_c)関数によってpersistent_load(これも正確にはpersistent_noload)の初回呼び出し時に一括登録（persistent_def）される。
しかし、登録はプログラムの初めに行う必要は無い（mksrcを使わず、persistent_defを直接呼び出しての登録も許されているため）。

このため、コンパイル時の変数名の文字列取得が自動でできれば、その文字列を使ってpersistent_defを呼ぶことで、mksrcを使用した場合と同等のことができるはず。

そこで、コンパイル時の変数名取得はTO_STRINGマクロ、任意の型の変数の登録はtemplateを使いで、KHPCに追加するだけで簡単にKHPC互換のpersistent-C++ができるようにしてみた（C++用パッチ的なかんじ？）

ビルド

gcc -c khpc0.c
g++ -c test.cc
g++ -o test test.o khpc0.o

注意

persistent_loadした後に新たな変数の永続化をしようとすると、

persistent_def: setting after load: 変数名

と怒られる