Created
July 27, 2011 09:06
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subtitles: Yukihiro “Matz” Matsumoto [18M10] Pendulum, PG, and the hundred year language(15:00-20:00)
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毎度ありがとうございます | |
いっぱい売れました | |
はい、えーと。 | |
いっぱいサインもしました | |
あの、まだ、買ったけど、まだサイン貰ってないって人はですね | |
あとで来てください | |
喜んでしますんで | |
はい、で、割とカジュアルな感じね | |
数学的に厳密だとか | |
ドキュメンテーションとしの正確性よりも | |
こう、楽しむ、楽しんで概要を学ぶという感じの本ですけれども | |
えーと、「JavaからRubyへ」を書いた、Bruce Tateさんが、 | |
それぞれの言語の雰囲気をですね、割と短めに感じてもらう | |
と、いう風な本でしたけれども | |
あの、各言語にですね | |
映画に例えてるんですけれども | |
映画のセリフとかですね | |
あと、それに基づいたジョークとかいっぱいあってですね | |
そういう意味では、翻訳は死ぬほど大変でしたけれども | |
あの、翻訳の田和さん、すごい頑張ってくださいまして、ありがとうございます | |
で、本来、こういう言語本ていうのは売れないので、 | |
あんまり売れないので | |
本来、部数が出るような本じゃないんですけども | |
で、えー、一昨日、サイン会ありましたけども | |
なんか、すごい並んでですね | |
このRubyKaigiの売れ行きはちょっと異常だと | |
現実がちょっと歪曲してるんじゃないかなぁと | |
いう風に思うんですけども | |
ただ、こういうその言語っぽい本で | |
学校の教科書でもないし | |
エンジニアのための本、っていうか | |
エンジニアのための、その、「技術技術」っていう本ではなくて | |
割とカジュアルに、その言語を学ぶっていう本が | |
言語。。。なんだろ | |
仕事のために学ぶんじゃなくて、趣味として言語を学ぶような本がですね | |
たくさん出る国っていうのは | |
日本以外には、ちょっとないんじゃないかなぁ。っていう風に思いますね | |
そういう意味ではですね、日本っていうのは | |
昔言われたように、「黄金の国」に近いところがあるんじゃないかなぁと | |
まぁ、敢えて言うならですね、「言語の国ジャパン」みたいな感じですね | |
で、プログラミング言語が異常に注目されている傾向があって | |
まぁ、私、英語のブログちょっと読んで | |
日本語のブログ読むくらいですけども | |
プログラミング言語に対して関心がある人って | |
非常に多いんじゃないかなぁ。という風に思います | |
たとえばの例としては、毎年開かれている | |
LLイベントですね | |
"Lightweight Language"... | |
今年は何でしたっけ? | |
"Planet"でしたっけ | |
8月に行われますけれども | |
あれ、毎年、毎年行われてますよね | |
法林さん、どうもご苦労様です | |
で、アメリカで始まったのが最初なんです | |
2001年にたしか、MITでやったのが最初だと思うんですけども | |
MITで最初の年 | |
2001年に "LL1" を行って | |
2002年に "LL"... 2002年? "LL2"をやって | |
そこには、僕ちょっと発表しにいきましたけども | |
Rubyのこと | |
その次の年もたしかあったハズですけども | |
そこでもう、みんな力尽きちゃって | |
もう、言語はいいよ。と | |
RubyならRuby | |
PythonならPythonのことやろうよ | |
と、いうことになって | |
バラバラになってしまったんですね | |
でもですね、日本では | |
あそこにいっても、たとえば | |
Rubyのことだけを学ぶことはできないわけですよね | |
色んな言語をつまみ食いするし | |
その言語全部仕事に使う人は居ないわけですよ | |
たぶん | |
で、にも関わらず、みんな喜んで行くわけですよね | |
で、そういう言語好きの国である、というのはですね | |
もっと自覚されていいんじゃないかなぁ | |
という風に思います | |
また、ですね | |
カジュアルな言語実装本が複数あるのも日本の特徴だと思います | |
あの、"Dragon book" とか | |
"Tiger book"とか | |
そういうこう、学術的っていうんですかね | |
情報量のたくさんある本っていうのは | |
海外にもありますし、 | |
それはそれで、すごくいい本なんですけども | |
なんでしょうね。えーと | |
「よくわかる、ナントカの言語のつくりかた」みたいな本っていうのは | |
これ、日本に特有なものじゃないかなぁ | |
で、去年だけでも「インタプリタをつくろう」とかいう本が | |
3冊か4冊くらい出てて | |
で、なんか、まぁまぁ、デキは色々ですけど | |
でも、「言語つくろ!」みたいな感じの本が | |
そんなに出る国って | |
まぁ、元々ね | |
言語。。。あの、IT出版マーケットそのものが | |
日本は、すごい小さいハズなのに | |
そういう、こう英語では見ないような本が | |
いっぱい出ちゃうっていうのはですね | |
日本人どんだけ言語好きなのよ | |
って感じですけども | |
で、あと私もう何年も | |
「アンダー20 プログラミングコンテスト」の審査員やってるんですけども | |
で、毎年、100件近く応募があるんですけども | |
全国の高校生と高専生、それから、 | |
専門学校生、大学1、2年生 | |
で、そういう人たちから応募がある中で | |
まぁ、ゲームが多いんですけども。若いから | |
で、中にはですね | |
プログラミング言語作ってくることか、いるんですね | |
大体、箸にも棒にもかからないものもあるんですけども | |
私は、自分が高校生のときに | |
プログラミング言語作りたいな、と思ったんですけども | |
で、能力もなかったし | |
知識もなかったし | |
プログラミング言語作れなかったんですね | |
でも、彼らは、一応 | |
動くプログラミング言語を持って | |
コンテストに応募してくるわけですよ | |
確かに、"Hello world." くらい動くんですよね | |
それ以上どこまで動くのか、っていうのは | |
またちょっとナイショですけど | |
で、そうすると | |
少なくとも高校生の時点では | |
彼は、彼らは、私よりも優れている | |
これから先、10年、20年たったら | |
どんだけ凄いプログラマになるのかと思うと楽しみな。。。 | |
まぁ、挫折するかもしれませんけども | |
で、中にはですね | |
日本語でプログラムが書けるプログラミング言語があったりするわけですね | |
私、メールをもらいました | |
『あなたは日本人で、プログラミング言語をデザインしているけども | |
日本の、日本語で動くプログラミング言語って聞いたことないけど | |
そんなもの作ってみる気は、作ってみるなんてことはないの?』 |
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