Created
July 29, 2011 20:36
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subtitles: Yukihiro “Matz” Matsumoto [18M10] Pendulum, PG, and the hundred year language(35:00 - 40:00)
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使ってて気分がいいと | |
プログラミング言語が、プログラムを書いてるあなたを、 | |
Welcom = 歓迎 しているように感じる言語 | |
そういう言語がですね、生き延びる余地がですね | |
今後、100年にもあるんじゃないかなぁと、いう風に思います | |
アレ? | |
「それなんてRuby?」 | |
(拍手) | |
というわけでですね、100年経ってもRubyかなぁと | |
非常に強引なオチではありますけども | |
ただ、たぶん、新しい概念っていうのが登場すると思うんですね | |
で、例えば今だと、非常にマイナー分野と言われがちな | |
関数型言語だったり、論理型言語だったりが、もっと大きな割合を占めるようになるかもしれませんし | |
で、それと同時にですね、関数型の機能の一部をですね | |
Rubyが、どんどん取り込んでいって | |
オブジェクト指向言語なんだけど、関数型言語っぽくも書けるみたいな言語に | |
未来のRubyが進歩していくかもしれませんし、 | |
あるいは、Rubyの特徴の多くを受け継いだ新しい言語を | |
sora(福森匠大)くんあたりが創って | |
その方が、人気になっているかもしれません | |
何れにしてもですね、Rubyそのものか、あるいはRubyの機能を拡張したものか | |
あるいは、Rubyの精神を受け継いだものか | |
そのようなものがですね、100年経っても使われているんじゃないかなぁ、という風に思います | |
100年ってすごい未来のような気もしますけれども、 | |
来年、Ruby20周年なんですよね | |
あ、なんかみんなゾッとした? | |
もう20年もこんなことやってんのか、とか思うんですけども | |
20%はクリアしたので、100年のうち | |
もう、あと80年くらいなんとかできるかなぁ。とか思ったりします | |
で、だから、未来になってもですね | |
"Rubyはこういうものだからここで固まる"というわけではなくて | |
新しい概念 | |
Rubyはいま、関数型っぽいところとか、色んなものを取り込んでいきたいとか思っていたりとか | |
あるいは、parallel とか、distributed computing から | |
色んなものとってきたいとか思ってて | |
色々、考えては失敗し、考えては失敗しとかやってるんですけども | |
いつか、きっとそれを取り込みたい。そういう風に考えています | |
で、これからもですね、新しい概念を取り込んでいけるような | |
柔軟な存在でありたいという風に思いますね | |
でも、もっと大事なのは、 | |
"Rubyそのものが、新しい概念を取り込む柔軟な言語である"ということよりも | |
むしろ、私たちプログラマが、 | |
"新しい概念を取り込む柔軟な考えを持つことができるかどうか"、ということだと思うんですね | |
で、ぜひ皆さんにはですね | |
Rubyいい言語ですけど。。たぶん | |
だけど、新しい言語、新しい概念、新しいプログラミングパラダイム、 | |
新しいビヘイビア、新しいなんでしょうね。。 | |
文化をですね、創り出したり、取り込んだりしていけるような人になっていただきたい | |
で、その、いつも受け入れる新しい概念を提供する、 | |
新しい分野を提供する、ひとつの重要な源泉 = 素 としてですね | |
Rubyコミュニティは、在り続けて欲しいなと、いう風に思いますし | |
そして直接顔を合わせるこのようなカンファレンスですね | |
これが最後と言わずにですね、出会う機会としてのカンファレンスは | |
日本でもぜひ、これからも引き続き開かれて欲しいなぁと、心から期待するものであります | |
で、終わりそうな話になってきてるんですけど、まだ終わらないんでね | |
で、ただ100年先。。。私、ちょっと140(歳)超えてるんで | |
ちょっと生きていけない。。と思うので | |
まぁ、たぶん、これまで(@?@)は、来ないと思うので | |
で、一応、後継者ですね | |
私が死んだあとも | |
『まつもとが生きていたら、きっとこうするに違いない』と、思ってくださるような人をぜひ | |
今のうちから育てておこうかなと、いう風に思いますので | |
名乗りをあげていただけることを、ぜひ期待したいところであります | |
でもですね、むしろですね、それだけじゃなくて | |
我々は、ひとつの日本という蠱毒の壺の中に居るので | |
お互いに闘い合いながら切磋琢磨するとかですね | |
『ジャンプ』のバトル漫画みたいな感じで、日本は生きているので | |
「昨日の敵は今日の友」とかなんか言いながら、肩を組んで闘う(@?@)ですね | |
むしろライバルということですね | |
言語デザインとかですね、あるいは新しいライブラリ、新しい概念を | |
色々試してくれるようなですね、柔軟な、新しい発想を持つ | |
別に若くなくてもいいんですけど | |
プログラマをですね、歓迎したいなという風に思います | |
そして、そのライバルたちにはですね、 | |
(全力で潰す) | |
(拍手) | |
(笑) |
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