- 家庭用アイロン
- 耐熱テープ(カプトンテープ)
- 耐熱シリコンシート(切って使う)
- アイロンの温度を測定できる温度計
- ヒートシンク(熱いから早く冷ましたい)
- 木の板(机が焼ける)
昇華転写は含侵印刷です。専用の用紙に、専用のインクで印刷し転写用紙を作成します。その転写用紙に印刷されたものを対象に転写します。対象物はポリエステルが多いです。 PBTにも移ったのでやっているけどなんでPBTにもできるのかはよくわかりません。ABSにも色は移りますが、転写温度がABSの融点よりも高いため変形します。
圧力をかけながら180℃で加熱すると、インクが対象物に染み込みます。加熱時間は30秒から60秒程度であることが多いです。器具によるので何度か試して条件を出してください。
カプトンテープで転写シートを対象物へ固定します。このとき、圧を掛けたときに紙が対象物へ密着するようにしてください。浮くとボケの原因になります。
対象物が平らでない場合は、冶具で埋める必要があります。今回はDSAで、DSAは天面が大体12x12mm程度で中央が1mm程度低くなっています。 そのまま鉄板を押し付けると低い部分に必要な圧がかからないので、圧がかかるようにします。このとき熱も伝わる必要があります。 一般的には、シリコンシートが入手が容易です。耐熱シリコンだとなおよいですが、短時間しか加熱しないため消耗品と割り切れば適当なシリコンで問題ありません。
事前に条件だしした方法で、事前に条件だしした時間だけ加圧加熱してください。
転写用紙をできる限り早く剥がしてください。温度が高いまま貼られていると、浮いた状態で再転写が起こる場合があり、ボケる可能性があります。 対象物をヒートシンクの上に置いて、風を当てると早く冷めると思います。
転写は完了です。ボケたりした場合は条件を見直してください。