Function.prototype.bind は引数束縛、またはthis 値を束縛した関数を生成しますが、次の制限があります。
this値を束縛しなければ、引数束縛できない- 引数束縛はインデックスの若い番号から順番に束縛する事しか出来ない (例:
arguments[1]を束縛するには、arguments[0]も束縛しなければならない)
bind-from-function.js はこれらの欠点を克服します。
this値を束縛せず、引数束縛のみ実施した関数を生成できる- 任意のインデックスの引数のみを束縛できる (例:
arguments[0]は束縛せず、arguments[1]のみ束縛できる)
- 現行版では、第二引数で iterator を指定できません (ToDo:
Array.from)
第一引数に指定した関数を、第二引数で指定した引数(配列)に束縛し、束縛した関数を返します。
const args = [,10]; // 第二引数に 10 を指定する (第一引数は束縛しない)
console.log(parseInt('0xFF')); // 255
console.log(parseInt('0xFF', 10)); // 0
console.log(bindFromFunction(parseInt, args)('0xFF')); // 0第三引数で this 値を指定できます(オプション)。
console.log(Array.prototype.slice.bind([1,2,3])(1)); // [2, 3]
console.log(bindFromFunction(Array.prototype.slice, [], [1,2,3])(1)); // [2, 3](※比較のために併記しましたが、Function.prototype.bind で実装可能な場合は、あえて bindFromFunction()` を使用する必要はありません。)