ぼっち・ざ・ろっくの結束バンドのメンバーが江戸時代にタイムスリップしてしまったら

ぼっち・ざ・ろっくの結束バンドのメンバーが江戸時代にタイムスリップしてしまったら

以下が小説のあらすじです。

「ぼっち・ざ・ろっく！」は、人見知りで友達がいない高校生・後藤ひとりが、バンド活動に憧れて結成した「結束バンド」のメンバーとの日常を描いた4コマ漫画です。メンバーは、ひとりの幼なじみで天真爛漫な伊地知虹夏、ひとりに惚れているツンデレな山田リョウ、そして結束バンドのリーダーでありながら音楽に無関心な喜多郁代です。彼女たちは、音楽や学校生活を通して仲良くなっていきます。

ある日、結束バンドは文化祭でライブをすることになります。しかし、その前日に不思議な時計を見つけたひとりは、それを触ってしまいます。すると、時計が発光し、ひとりは気を失ってしまいます。目覚めたひとりは、自分が江戸時代にタイムスリップしてしまったことに気付きます。そこで出会ったのは、中津藩のお姫様・小笠原千代子でした。千代子はひとりに瓜二つで、彼女もまた人見知りで友達がいませんでした。

千代子はひとりを自分の身代わりにしようと考えます。しかし、そのころ中津藩では反乱が起きようとしていました。反乱軍の首領・海北友倩は千代子をさらおうと企んでいました。友倩は元禄初期に描かれた大涅槃図の作者でもありましたが、その絵に隠された秘密を知る者でもありました。

一方、現代では他のメンバーも時計に触れて江戸時代に飛ばされてしまいます。彼女たちはそれぞれ別々の場所や立場に迷い込みます。虹夏は浄安寺で僧侶修行をすることになります。リョウは鎖国政策下の長崎港でオランダ商人からギターを手に入れます。郁代は寛永寺で将軍家光から側室候補にされてしまいます。

果たして結束バンドは無事現代に帰ることができるのか？江戸時代ではどんな冒険や恋愛が待っているのか？そして大涅槃図の秘密とは何なのか？これらの謎や騒動が織り成すコメディタッチの歴史ファンタジー小説です。