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Created July 5, 2025 14:50
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旅行記 202507

旅行記 202507

2025/7/4〜7/5 にかけて、福井に旅行に行った

忘却の地

6 月中旬に Twitter のフォロワーのあいだで、何も見ずに日本地図を描くのが流行っていたので描いてみたところ、唯一存在を忘れていたのが福井県であった。二度と忘れないために実際に行くことになった

計画

福井県って原子力発電所と東尋坊以外に何があるのか知らないので調べる。恐竜の化石が掘れたので恐竜を推しているらしい。恐竜・東尋坊・原発って全部死まで 2 ホップくらいのところにあっておもしろい

とりあえず東尋坊には行くことにして、県の北側で公共交通機関で行ける場所を見繕う。敦賀のほうには今回は行かない。結果として観光サイトの一番スタンダードなモデルコースの順番が違うだけみたいな感じになってしまったが、まあいいだろう

飛行機

初手で石川県小松空港までの飛行機をとってしまったのだが、福井は 2024 年に北陸新幹線が開通していてそんなに時間も値段も変わらないことが後からわかった。北陸新幹線乗ったことないので乗ればよかったかも

芦原温泉駅

小松駅から電車で芦原温泉(あわらおんせん)駅へ移動した。この駅、新幹線停車駅で美しい駅舎が建っているのに、駅前に何もない。道路も綺麗で、ただ雪国特有の赤錆に覆われている。少し離れたところに「あわら湯のまち」という私鉄駅があり、こちらのほうが街らしい感じになっている

芦原温泉駅はバスの始点・終点になっていて、今回の旅の拠点となることになった(3 回来ることになる)

永平寺

駅から寺へ向かうバスは最初から最後まで他の客が誰もおらず、タクシーだった可能性がある

永平寺はもっと山奥にあるのかと思っていたけど、外も中もかなり観光地として整備されていた。転ばないように木の階段の一段一段に全部滑り止めがついているのとかオモテナシすぎる

壁に画が吊るしてあったり壺が置いてあったりする部屋で、でかいモニターで流れる映像をみんなで見つめている時間があり、宗教施設みたいだと思ったが宗教施設であった。全体的に、仏のパワーというよりは僧の働きというのを感じた

聖宝閣という建物がミニ博物館みたいになっていて、古い書物とか鐘とかが展示されていてよかったけど、順路から外れていたので見ている人が少なくてもったいないと思う

恐竜博物館

その後バスと電車で恐竜博物館へ。途中の勝山駅でカイリューグッズが売られていて、そういえば福井県コラボがあったのを思い出した(ガチゴラスやアマルルガの立場はどうなるんだ)

まず建物がめちゃくちゃ綺麗。最初にエスカレーターで地底に誘(いざな)われるという印象的な作りになっている。化石や恐竜に限らず、地球科学に関わるいろいろな展示があり見るところが多い。ただ恐竜がいかにして絶滅したかという話だけが出てこず(地球年表みたいなやつに「恐竜の絶滅?」とあったくらい)、絶滅していないという立場の可能性がある

物価

永平寺の近くで昼食を食べたとき 1,200 円くらい出して 300 円くらいの分量しか出てこなかったので、観光地価格なんだろうと思っていた。しかし、旅行中の食事が全部想定より二回りくらい高くて、そもそも福井の物価が壊れている可能性を疑った

ちょうど先週に公表されていた 2024 年の小売物価統計調査によると、たしかに福井は食品が高く、沖縄・東京に次ぐ全国第 3 位であることがわかる。ほかに家具と教育も高い

東尋坊

二日目に東尋坊に行くことにした。観光客が多かったが、あんまり先っぽの方まで来る人はいなくて写真は撮りやすかった。岩が写真を撮りたくなる造形をしていると思う。メインの崖から少し外れると、誰も客がいなくてアジサイが咲いているだけの道があり、結構あの世感は出ていた

自殺防止で有名な人の店ですという看板があったり、団体客に「崖より有名かもしれません笑」と〈救いの電話〉を説明しているガイドがいたりして、もう自殺を防ぐことが癖になっちゃってるじゃんと思った

東尋坊タワーという目立つ建物があり、そんなに高くないのに展望台のエレベーターの上昇がめちゃ遅いために高く感じる仕組みになっている

ゆあぽ〜と

時間が余っていたので直接駅に戻らず付近を散歩することにして、海沿いを徒歩で南下。東尋坊三国(みくに)温泉ゆあぽ~とという温泉施設を発見したので、汗だくの身体を洗うことにする

出浴後、お爺お婆が演歌とか往年の流行歌? を延々カラオケしているのを聞かされる

コマツ

電車やバスの本数が少ないので、うっかり飛行機に間に合わなくなる可能性があると考えて早く小松駅に戻ってきたが、若干早すぎて駅周辺を散策していた。駅前にコマツ(小松製作所)のでかい工場と、それに隣接する「こまつの杜」という施設があり、建物レベルにでかい重機が展示されていた

それ以外の駅周辺も歩いていたが、クルマ前提の社会になっていて、男性が一人で歩いているのは異常だったかもしれない。駅前は道路が広く(そして赤く)、なぜかレンガ調の建物が立ち並ぶ場所があったり、きれいな観光案内図があったりと、大量の金が動いた痕跡があった。企業城下町に新幹線が開通するということの意味

その他

  • カイリューがピカチュウを抑えて使用率 1 位の環境であり、自販機やマンホールにも使われていた。交番にも描かれていると思ったがよく見たら別人だった
  • 一日目、携帯の電池がなくなってレンタルバッテリー (ChargeSPOT) を借りようとしたが、福井駅周辺以外に全然進出していなかった
  • Twitter のみなさんが世界滅亡の話をしているときにホテルの火災報知器が鳴り響いて、一足お先! と思ったが誤作動だったらしい
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