8 年前から待っていた、カラー E-ink の Kindle が日本で発売されたので購入することになった
リンク: https://www.amazon.co.jp/dp/B0CX8MT2M2
- ハードの見た目は以前から所持している Kindle Paperwhite(第 11 世代)とほとんど同じ。縦横サイズがわずかに大きく、その分じゃっかん角が丸い
- 裏の Amazon のロゴが構造色で虹色に光るようになっていてかっこいい
- 待機状態からの起動速度は早い
- 「Amazon 簡単セットアップ」という機能で、すでにログイン済みのデバイスを使ってパスワード入力無しで移行ができるようになっているようだったが、うまく動かなかった。普通にパスワードでログインすることになったが、パスワードの後ろに二段階認証コードを連結して入力するという分かりづらい仕様は変わっていなかった
- とはいえログインさえすればすべての本が読めるようになり、セットアップ自体はスムーズであった
- 発色はかなり淡いが、それでも白黒とは全然印象が違う。文章中のちょっとした図や挿絵もわかりやすい。ライブラリ画面の表紙も区別しやすい
- 解像度は全く問題がない。カラー表示だと解像度が半分になっているようであるが気が付かなかった
- 色の設定を「ビビッド」に変更することができるが、ハードウェアとしての鮮やかさは変わらないので、ソフトウェア的に薄い色が補正され、真っ白や真っ黒から遠い色で表示されるという感じ。人間の血色が良くなったり、似た色相の色が区別しづらくなったりして絵の印象が変わることがある
- 画面の広い範囲が更新されたときに少し残像が残る
左: Kindle Colorsoft, 右: Chromebook (CM3001) の Kindle アプリでの表示。Colorsoft のほうはかなり淡い
- 読書画面の使い勝手は Paperwhite とまったく変わらないので特に書くことがない
今まで文字の多い本は Paperwhite で、絵の多い本はタブレット端末 (Chromebook) の Kindle アプリで読んでいた。この分け方はあまり変わらなそう。Colorsoft だと絵は本当の色がわからないので、文字メインの本だけを読むことになるだろう。
しかしほんのりでも色がついていると情報量が増えて、ほんのり嬉しいことが多い。白黒で読んでいるときにたまに感じる(ここは本当は赤色なんだろうな)という気持ちがなくなるのはありがたい。もう『三体』三部作の表紙の見分けがつかないこともない