トランプ関税の影響もあって発送が遅れていた Light Phone Ⅲ がようやく届いたので感想を記録する
- 意図的に少ない機能のみを持つように設計された携帯電話のひとつ。2019 年に出た前モデルの Light Phone Ⅱ から性能が強化されたが機能は最小限
- こういうジャンルの携帯電話を smartphone に対比して dumb phone(アホの電話)と呼ぶらしい。アメリカではデジタルデトックスをしたい若者に人気があるらしいが嘘だと思う
- インターネットは嘘ばかり
- インターネットやめろ
- なんか 4,500 円代引きで徴収された
- "light" と刻印のある謎の鉄の箱に入っていた
- 本体はほぼ直方体
- 実測 142g。軽くて持ちやすい(公式サイトの spec よりは重い)
- 画面はつや消しで、斜めからでも見やすく、指紋もつきにくいようになっている。ただマット加工が荒すぎるのか、画面を白くすると虹色にぎらついて見えてしまう。黒背景前提なら気にならないか
- 裏にシリアルナンバーや認証マーク等が書いてあるシールが貼ってあるが、これはきれいに剥がせる
- 起動して Wi-Fi につなぐと Light Account なるものを作らされた。設定自体はスムーズ
- まず当然日本語入力ができない。絵文字は入力できる
- 初期状態だと電話、アラーム、カメラ、アルバムしかない
- 物理シャッターボタンがあってカメラをすぐ起動できるようになっている。ただし撮った写真を外に取り出す方法が不明。あとシャッター音が鳴らない
- Light Dashboard という web サイトから先程作った Light Account でログインし、機能を開放できるようになっている
- 現時点で実装されているのは、電卓、カレンダー、タイマー、メモ (Notes)、場所検索 (Directory)、交通案内 (Direction)、音楽、ポッドキャスト、テザリング
- メモはボイスメモも記録できる。Dashboard からメモをダウンロード可能
- 地図が Directory という検索機能と Direction というナビ機能に分かれている。Directory は Google Places API を、Direction は HERE のサービスを使っているらしい。日本の地図のカバレッジがどの程度か、ナビとして果たして使えるのかどうかは未知数。少なくとも画面に表示される地図(のようなもの)は雰囲気しかわからず、道を正確に調べるのには使えない
- 音楽・ポッドキャストは、リストの作成や設定はすべて Dashboard で行い、本体は聞くだけ
- それぞれのツールはメニューから選択すると瞬時に使えて、それぞれ単機能だけに着目するとスマホのアプリを立ち上げるより良いこともあるのでは
- それなりに厚みがある割にバッテリーが 1800mAh しかなく、結構電池の減りが早い気がする。一日外にいたら持つんだろうか? と心配になるレベル
- 基本的には、英語を話し、SMS を利用し、HERE のカバー範囲に住み、強い通貨を使うアメリカ人向けの製品だろう
- Dashboard でいろいろ設定をやらないといけないので、電子機器疎い人向けというわけではない
- 電池が持つなら、写真・ビデオ・ボイスメモを撮/録る用にカメラとして持ち歩くのはよいのではないか?
- @xl1 は、これを持って町や山や海へ出かけるべきである