ゲームをやるグループで、1人ひとりが登場人物の設定を受け持ち、その設定に従って演技します。一番上手に演技できた人が勝利します。
- ゲームを始める前に、1人ひとり「なりきり登場人物」(後述)の設定を選びます。自由に選んでもいいし、サイコロなどで選ぶのも面白いでしょう。
- 選んだら、その人物になりきって、ゲームへの意気込みを一言で話してください。
- 例) 設定が「きびしい」「先生」「眠れない」だったら、「(眠そうな目で)おまえらしっかりやれよ!」と言う
- 例) 設定が「遊び好きな」「マネージャー」「出会いがあった」だったら、「楽しくやろう!いいことあるかもよ!」と言う
- そこからは元のルールに従ってゲームを進めます
- ゲーム中、状況に対して全員が発言して、「平和を乱す役」の人がコメントを言いボードを更新した後で、全員(平和を乱す役の人もいっしょに)で、いまの一周の中で誰が一番登場人物になりきって演技できたか、判定します。1人1票で投票してください。それぞれの人が自分の獲得した票数をおぼえておきます。ポーカーチップなどを使うといいでしょう。
- 票数はゲーム全体で通算します。いちばん票を多く獲得した人の勝ちです。
- 最初からなりきり登場人物を設定して遊ぶのもいいでしょう。その場合は、ふりかえりのとき、登場人物がどういう反応をしたらチーム全体の心理的安全性がよりよくなるか、考えてみてください。
- 最初は登場人物の設定なしで遊んでみて、ふりかえりをしたあと、こんどは登場人物を設定して遊んでみてください。どんな違いがあるでしょうか。
- 本来の自分とはまったく違った登場人物を選んでもいいし、自分自身を表現した登場人物になるのもいいです。
- われわれは大人ですし、登場人物もだいたい大人です。登場人物になりきったうえで、チームの心理的安全性に寄与するよう、多少は自分を抑えて反応するとしたら、どんな反応、発言ができるでしょうか。
以下の3つの項目「性格」「立場」「最近(あったこと)」から、要素を1つずつ選んで組み合わせます。
- 性格
- きびしい
- こわい
- 孤高の
- やさしい
- 陽気な
- 真剣な
- 遊び好きな
- 夢想家の
- 自信みなぎる
- 立場
- 先生
- 子ども
- おかあさん
- おとうさん
- 友だち
- 先輩
- プログラマー
- マネージャー
- 若者
- 営業
- 老人
- 学生
- 最近
- 歯が痛い
- 浮わついている
- 切羽詰まっている
- 眠れない
- 落とし物をした
- 元気
- 出会いがあった
- マンガにはまっている
要素は自分たちで増やしてもいいでしょう。