開発環境のデファクトスタンダードとしてDockerが普及して久しいですが、Dockerはいまなお便利になり続けています。そこで新しい機能や流行(の兆し)についてちょっとまとめてみましょう。
Dockerでは大抵rootユーザーが使われていますが、これを利用した特権昇格が可能です。 [^7] これはセキュリティにも非常にまずいということは容易に想像できます。そこでnon-rootユーザーでDockerを実行しようというのがrootlessモードのようです。雑な理解だとdocker-daemonをログインユーザーで動かすことで問題を回避しているようです。v19.03以降で利用できて、v20.10以降は正式な機能として利用できるようになったようです。
導入は非常に簡単なのでちょっとやってみましょう。ではDockerをインストールするのと同時に dockerd-rootless-setuptool.sh
もインストールされているようです。なければ curl -fsSL https://get.docker.com/rootless | sh
でrootlessモードのDockerをインストールできます。