私とwhywaitaは雀荘で出会った。という書き出しはもちろん嘘なのだけれど,何回か彼と卓を囲んだことがある。毎週のようにフリー雀荘に行ってしまう私とは違って,彼はさいきんポーカーにのめり込んでいるようで,あまり一緒に麻雀を打つ機会はなくなってしまった。彼の誘いでサイバーエージェントの麻雀部にも加入したものの,彼はぜんぜん定例戦にも参加せずポーカーばかりしている。ポーカーが楽しいのもわかる。私も何度かプレイしたことがあるからだ。けれど彼にもう一度麻雀に戻ってきてほしくて,今この文章を書いている。そんなわけで,ポーカーと麻雀を比較しながら,麻雀の優れた点をいくつか挙げてみよう。
ポーカーは52枚のトランプを使うのに対し,麻雀では136種類の牌を使う。牌というのは麻雀で使うタイルのような小道具で,なぜかカードではない。なぜか鳥が描かれていたり,なにも描かれていない真っ白のものがあったり,なぜか赤いものがあったりする。まずは牌がどの数字を表すのかを覚えるところから麻雀は始まる。
加えて用語はすべて中国語である。まずはゲームに使う用語を覚えなければなにもはじまらない。