exercise1_Rintro.Rmd

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title: "Exercise1: Rの基本操作"
output: html_notebook
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このノートブックでは、Rの基本的な使い方について説明します

## データ型
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あらゆるプログラミング言語において、データには型があります

例えば、Rのコンソール画面で1と打つと1と出力されますが

```{r}
1
```

isという関数を使うと、これは"numeric"という型を持ち、また長さ1のvector（後述）でもあることがわかります

```{r}
is(1)
```

整数ではなく、小数点以下の数字も含んだ値（不動小数点数）もnumericです

```{r}
is(2.1)
```

ただし1Lと打つと、これはinteger（整数）としての1を定義したことになります

```{r}
is(1L)
```

数値データは様々な計算ができます

```{r}
1 + 1 # 足し算
```

```{r}
3 - 1 # 引き算
```

```{r}
6 * 2 # 掛け算
```

```{r}
4 / 2 # 割り算
```

```{r}
2^5 # 2の5乗
```

```{r}
log10(5) # 5の常用対数値
```

ダブルクオーテーション"で文字列をくくると、これはcharacterというデータ型になります

```{r}
"SAKIGAKE"
```

```{r}
is("SAKIGAKE")
```

```{r}
is(1) # 1は数値
```

```{r}
is("1") # ""で囲むと文字列
```

numericとcharacter同士は計算することができません

ただし例外的に、paste関数では文字列も数値も扱えます

このようにデータの型の違いによって、関数の挙動が異なるので、注意が必要です

```{r}
try(1 + "1") # 数値と文字列を足すことはできない
```

```{r}
paste0("SAKIGAKE", "5") # 文字列同士を連結することはできる
```

```{r}
paste0("SAKIGAKE", 5) # paste0関数の仕様で、文字列と数値を連結することはできる
```

論理値TRUE/FALSEはlogicalというデータ型になります

```{r}
TRUE
```

```{r}
is(TRUE)
```

```{r}
FALSE
```

```{r}
is(FALSE)
```

数値や文字列が等しい（==）場合、TRUEを返します


```{r}
1 == 1 # これはTRUE（==は同じという意味）
```

逆に等しくない場合はFALSEを返します

```{r}
1 == 2 # これはFALSE
```

```{r}
"SAKIGAKE" == "SAKIGAKE" # これはTRUE
```

```{r}
"SAKIGAKE" == "CREST" # これはFALSE
```

!=（等しく無い）と書く事でTRUE/FALSEを反転させた結果を得ることができます

```{r}
"SAKIGAKE" != "CREST" # これはTRUE（!=は違うという意味）
```

最後に、factor（因子）というデータ型を説明します

これは、以下のように同じ値が複数回出てくるベクトル（後述）の表現としてよく使われます

```{r}
JST <- factor(c("SAKIGAKE", "SAKIGAKE",
	"CREST", "CREST", "CREST",
	"ACT-X", "ACT-X", "ACT-X"))
```

nlevels関数で、3種類の値が含まれていることがわかります

```{r}
nlevels(JST) # 3つある
```

その三種類の値は具体的に以下のようなものだとわかります

```{r}
levels(JST) # SAKIGAKE, CREST, ACT-Xがある
```

因子を使う上で注意する必要がある点は、as.numericで数値になってしまう点です

文字列が数値化された場合と異なり、ただの通し番号1,2,3...として数値化されるので注意したいです