デザインレビューとは、減点方式である。レビュアーがクライアントであれディレクターであれ代理店であれ、往々にして良いところよりも悪いところが目につき、一度ついたマイナス査定を覆すのはプラス査定をとるよりも難しかったりする。(デザインそのものの完成度とは別に)
ちょっとした手抜きやミスでつまらない指摘を受けないように、自戒を込めて。
デザインカンプは原則として全て完成した状態で見せる。ワイヤーフレームがなかったり指示が不明瞭なセクションでも、「多分こんな感じだろう」でいいのでとりあえずきちんと作る。例えそれで正解でなくても、それを元に修正の指示をもらえるので効率がいい。何より、一度不完全なものを見せてしまうと、第一印象の悪さが後々まで尾をひいてしまいやすい。
「途中でもいいので見せて」と言ってくるディレクターやクライアントがいたらできるだけ拒否する。難しければ、メールに添付し忘れたフリをする、わざとぶっ壊したZIPファイルを送るなどして時間を稼げ。