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ClojureによるWeb開発のサーバサイドで注目度の高い(マイクロ)フレームワークとしてDuctがあります。

ちょうど1年前の2017年12月に私自身初めてDuctによる簡単なREST APIを試作してみて、その過程をAdvent Calendar記事にしたことがありました。

今回は主にClojure言語のことを知っていてWebアプリ開発に興味のある方向けに、英語も含めてドキュメントのとても少ないDuctというフレームワークがどのようなものなのか、技術的な詳細に踏み込んだ解説を試みます。

ちなみに、執筆時点で参照/動作確認した各種ライブラリのバージョンは、サンプルプロジェクト"hello-duct"のproject.cljの通りです(Duct最新安定版0.11.2のテンプレートのまま)。

Ductとは

$ cat /etc/os-release 
NAME="Linux Mint"
VERSION="20.3 (Una)"
ID=linuxmint
ID_LIKE=ubuntu

	(ns com.example.auth
	(:require [com.biffweb :as biff]
	[buddy.hashers :as hashers]
	[xtdb.api :as xt]
	[com.example.ui :as ui]
	[clojure.string :as s]))

	(defn submit-new-auth-user [ctx username password]
	(biff/submit-tx ctx
	[{:db/doc-type :biff.auth/username